私がなぜ10分でご飯をつくったのか?
昨日ね、夫が出かける用事があったらしく、帰ってくるなり
「10分でご飯できる?」
と言うんですよ
「早めに電話でもしてくれたらそれなりに準備してたのにぃ〜〜」
とかなんとかブツブツ言いながらも台所に向かって…
「無理やったら帰ってきてから食べるから」
って言ってくれたのだけど、頭の中でシミュレーションしてみたらできそうだったから
「できると思うよ」
と言って準備にかかったわけです
準備し始めてすぐ
夫「今日は何?」
私「ローストビーフ」
夫「ローストビーフ丼がいいなー」
私「ええ!!そのまま出そうと思ってたけど…」
夫「手間やったらええで。時間もかかることやし」
私「まぁ手間やけど、できると思うし待ってて」
ということで、予想外の展開になったわけです
普段、平日のほとんどは私と娘の2人だけで夕食を済ませます
週末でも、夫の都合によっては女2人だけで済ませることもある
だから、いつも思うんですよ
「家族3人でご飯が食べたいなぁ…」
って。
夫もそう思ってるところがあって、食事の準備ができたとき、それでも私がキッチンで片付けやら細々とやっていると
「先に食べてて」と言っても、
「それ、食べてからにしたら?一緒に食べよう」
と言ってくれるときがあります
平日や週末でさえも家族3人で食卓を囲むことが難しいからこそ、用事があるからとはいえ、夫が早く帰宅したときは一緒に「いただきます」をしたい
「あと10分でつくって」
と言われてOKしたら、当然、あと10分でできるものを考えて支度を始めます
だから、スープの具材を火の通りやすいものに変更したり、レタスも用意する予定だったけど水菜だけにしたり、だし巻きをつくる予定だったけどやめたり、、、
とかとか、いろいろ工夫をするわけです
1分でも1秒でも家族と一緒に食べるご飯を味わいたい
そのためなら、レタスやだし巻きは明日にまわせばいい
でも、家族3人で食べる夕食の時間は、明日は来ないかもしれない
レタスで彩りを加えることより、
だし巻きでボリュームを上げることより、
「今、家族と一緒にご飯を食べたい!!」
その気持ちがはるかに上回るのです
今朝、娘が言いました
「昨日、お父さんとお母さんと一緒にご飯食べたなぁ… 美味しかったなぁ…」
と。
幼稚園に行った日(平日)に、お父さんと一緒にご飯が食べられることが、彼女にとっては特別なのです
私も平日なのに夫が早く帰ってきたら嬉しい
昨日みたいに、
「用事があるから早く帰ってきた」って場合はやっぱり凹むけど(^_^;)
だから、「10分でできる?」と言われてつくったのは夫の分だけではなく、娘の分も私の分もつくりました
いつかは必ず
「お父さんともお母さんともご飯を食べない日」
がやってくるのですから。
私も、いつかは必ず
「夫とも娘ともご飯を食べない日」
がやってくるのですから。
それを想うと悲しいし、寂しくなるけど、それが
『今日、家族で食卓を囲むためにちょっとがんばるエネルギー』
になるのです
明日は来るとは限らない
「今」しか時間はないのです