「乳腺炎になったらお肉はダメ!」という指導を減らすために。

昨日は友達のお宅へ、産後ママの食事サポートに伺いました。

 

 

以前から、妊婦さんや産後ママの食事サポートはしていたのですが、我が家に料理を取りに来れるご近所さんのみ受け付けていました

 

でも、今回はお宅訪問

 

 

友達のお宅のキッチンや調味料、その時にあるお野菜などを使ってつくるのですが、お肉類と、お肉をミンチにするミンサーという機械と、乾物を含む少しのお野菜、鶏がらスープなどを自宅から運びました

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お料理をするのが好きな友達なので、鶏肉を唐揚げ用に下味をつけておいたり、ミンチ肉を大量に冷凍するなど、すぐに調理できるまでの状態にして、その日のうちに食べるものを数品用意。

 

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「つくったものを夕飯に一緒に食べましょう」と友達が提案してくれたので、お言葉に甘えて夕飯をご一緒させてもらいました。

 

 

 

 

友達のお宅のベビちゃんは生後2ヶ月

2人目ちゃんです

 

 

1人目の出産においても、産後の床上げに3ヶ月は必要だと言われています

 

つまり、その3ヶ月のあいだはなるべく動かない

 

産後ママに課せられた任務は、

授乳

食べること

ココロとカラダを休めること

 

それだけ。

 

 

でも、現代において、3ヶ月も家事もせず寝て暮らせる女性なんて、ほんのひと握りいるかいないかじゃないかと思う

 

 

いや、現代だけじゃないかも…

 

 

実際、私の母は産後、寝て過ごせたのは1ヶ月もなかったと話していたことがある

 

曽祖母、祖父や祖母、叔父や叔母までも1つ屋根の下で暮らしていたので、ろくに我が子を抱く時間はなくてもご飯ごしらえは母の仕事だったらしい

 

 

おそらく、ずっと前から産後ママへのケアの必要性なんてあまり考えてもらえず、産後であろうと妊婦であろうと

「女は家族のために働くものだ」

という固定概念のもとで生きてきた女性たちがいるからこそ、今でも

「あら!私は3人産んでるけど家事もやってたわよ〜」

なんて義理の親から言われてストレスを抱える若きママが減らないんだろうな…と思う

 

 

妊婦は、つわりやお腹の張りなどで辛いときがあるし、

産後は産後で、人を1人生み出すだけで体力・気力を使い果たしてボロボロの状態なのだ

 

 

産後なんて、アドレナリンを大量放出してまでもがんばろうとしているお母さんたちは世の中にいっぱいいる

 

 

それがどういうことなのか?

後々、どんな状態を生み出すのかもわからずに、ひたすらがんばろうとしている

 

 

 

親にとっても子にとっても、生まれて2〜3ヶ月の過ごし方が数年…  

いや、数十年と影響してくることを、医療従事者さえ知らなかったりする

 

 

それを証拠に、今の日本では、妊婦サポートはもちろん、産後ママのサポートなんてまだまだまだまだ全然 充実していない

 

 

帝王切開で産んだお母さんに、傷口のケアを伝えている医療機関はどれほどあるだろうか?

 

妊婦さん向けに、産後の食事指導をしている自治体はどれだけあるのだろうか?

 

 

 

赤ちゃんのケアは全国にそれなりにあるけれど、私としては、赤ちゃんのケアよりお母さんのケアの方が最優先だと思う

 

赤ちゃんを満たすのはお母さんだから。

 

 

 

私は、妊婦健診も出産も同じ病院でした

 

娘を産んだのは4年前

 

妊婦健診の際に、産後の食事指導なんて受けた記憶はない

 

 

それどころか、産後の入院中の食事は本当に悲惨だった

 

 

パン

牛乳

ウインナー 2本

ゼリー

のような食事のときもあった

 

 

「産院のリサーチが足りなかったからだ」

「栄養のある食事を出してくれるところもある」

とかいう意見もあって然りだとは思うけど、これはそういう問題ではない

 

 

「出されたものに文句を言うなんてけしからん!!」

なんて意見も、妊婦期や産後においては論外だ

 

 

 

 

世の中の、人間が生まれてくるためにあるすべての医療機関が、栄養のある食事を用意できていないことが大問題だと思う

 

 

なぜそれができていないかというと、この日本という国全体が、

「人がこの世に誕生する」

という奇跡に対する認識の甘さや緩さが現状をつくっているのだ

 

 

女性のカラダの仕組み

ホルモンバランスの乱れ方

それがカラダやメンタルに及ぼす影響

そして、さらにそれがどう子どもに伝わっていくか?

そんなことをすべて踏まえた産後に必要な栄養のこと

などなど、机上の空論でモノが言える医師や看護師は多いかもしれないけれど、一人ひとりの個体差などで十分なアドバイスやケアができる人たちはかなり少ないと感じる

 

 

だって、未だに

「お肉を食べるから乳腺炎になるんだ」

「良いお乳を出すには米を食べろ」

と言っている医療従事者がいるのだから。

 

 

 

 

 

妊婦ケア

産後ママケア

今の日本では未熟すぎる

 

 

 

マタニティーブルー

早産・死産

切迫

低体重児

産後うつ

乳腺炎

セックスレス

など、女性の妊婦・出産・授乳期における様々な問題を、これ以上増やすわけにはいかない

 

 

でも、いつまでも「ない!ない!」と愚痴ばかり言っていても何も進まない

 

ないものはつくる!

 

 

 

幸い、私の友人に、妊婦ケア・産後ケア・男女の性などに関する知識と経験に長けた人、都智華子さん(https://m.facebook.com/profile.php?id=100002981970297)がいる

 

 

人に必要な栄養の知識は、私よりももっともっと熟知しているお友達もいる

 

 

そういう方々の貴重なお力を借りて、妊婦ケア・産後ママケアを充実させていきたい!

 

 

いつか、日本全国どの医療機関に駆け込んでも、同じレベルのケアが受けられる世の中になるように…

 

私ができることをやるのみです!