何はなくともお出汁があれば人は元気になっていく

先日 完全クローズドで、子育てママたちのためにお昼ご飯をつくりに静岡まで行ってきました

 

 

だし巻きやら唐揚げやらフォーなどのリクエストがあったので、最初は鶏づくしにしようかと思ったり、

「まぁそんなのは関係なしで調達できた食材で適当につくるか!」

とか思ったりしてましたが、途中で、参加メンバーのほとんどが妊婦さんだということが判明し、いろんなお出汁を味わってもらう時間にしようと決めました

 

 

 

昆布と鰹節のお出汁と鶏がらスープの他に、子牛のスネ肉を輪切りにした骨つきも使って。

 

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 野菜もたっぷり!

 

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 骨から簡単に外れるくらいホロホロに。

 

 

 

なぜお出汁か?というと、

 

それは、

栄養の吸収が良いから。

 

 

 

お肉やお魚や野菜から抽出された成分は、とても分子が細かく、胃腸にも負担が少ない

 

 

胃腸への負担が少ないということは、カラダに吸収されやすい状態だということ。

 

 

吸収されやすい状態ということは、吸収された栄養がカラダをつくる材料になりやすい、もしくは、炎症などの修復にも回りやすいということ。

 

 

 

 

小麦ものが多い現代

咀嚼力が弱い人が多い現代

胃酸過少な人が多い現代

 

「人は、食べたものでつくられている」

とは言えなくなってきています

 

 

 

 

「人は、消化されたものでつくられている」

と言ったほうが、現代にはしっくりくるでしょう

 

 

 

それほど、消化吸収とは大切なプロセスなのです

 

 

 

 

しかし、胃腸に負担がかかる食事内容や食事の仕方をしていると、消化吸収能力はどんどん落ちてきます

 

 

 

日本人でしっかり胃酸が出ている人なんて一握りじゃないかと思うくらい少ないのに、

「胃がもたれる」

「油っこいものが食べられない」

と言うと、胃酸抑制剤が処方されてしまったり、市販のサプリメントにも何の目的なんだか同様の作用があるものが入っていたりする

 

 

 

ただでさえ野菜の栄養価が低くなってきている時代なのに、人間のカラダという受け皿の機能が低下していては、吸収できる栄養の量も種類も、そしてそれを合成するチカラも減って当然

 

年齢性別問わず、あらゆる不調が出てきて当然

 

 

だからこそ、お出汁なのです

 

 

 

「昆布と鰹節で引くお出汁が美味しくない」

と感じる人は、とりあえず、いつもより量を多めに入れてみてください

 

 

「鰹節が魚臭くて苦手」

という人は、昆布と干し椎茸だけでもいいし、

 

 

「鶏がらスープをとりたいけど、鶏がらが手に入らない」

という人は、手羽先でいい

 

 

豚のスペアリブでも、牛こまでも、とにかく何でもいいから鍋にぶち込んで水を入れてコトコトやってください

 

 

冷蔵庫に余っている野菜があればそれも入れてコトコトやってください

 

 

それなりに美味しいお出汁ができるはずです

 

 

そのお出汁を使う

 

利用法がわからなかったら、塩を入れて飲んでください

 

 

ココロが緩んでいくのがわかると思います

 

 

ちゃんと呼吸ができているかもわからないくらい毎日毎日がんばって、頭もフル回転させているとカラダはガチガチなはず

 

 

カラダがガチガチだと、栄養もうまく入っていきませんから。

 

 

 

 

そういう理由もあって、静岡でのごはん会はお出汁メインの内容にしました。

 

赤ちゃんにも栄養がどんどん取られていくからね!

 

 

 

 

よく、野菜嫌いのお子さんを心配するお母さんがいますが、スープにいろんな野菜を入れて飲ませれば、それだけで野菜の栄養は入っていってますから、そんなに悩むことでもないし、野菜をバクバク食べる子を羨んだりする必要もない

 

「食べなさい!!」って怖い顔をしてたら、それこそ子どものお腹は固くなりますよ

 

 

 

子どものカラダや旦那さんのカラダを心配する前に、まずはお母さんのカラダを整えること

 

 

お母さんがゆとりを持つためにも、

お母さん自身がお出汁を飲んでくださいね!