本物の旨味がわかる大人になりましょう!
先日8/21福岡で「お出汁の会」と「お母さんの味方☆5つの魔法の調味料講座」を開催いたしました。
こういう講座は、参加者が多ければ多いほど盛り上がるし、テンションも上がる
でも、少なければ少ないぶん、濃厚な時間が過ごせます。
今回の福岡は、少しこじんまりとしていましたが、講師と参加者、または参加者同士の距離が近くて親密度が増しました。
特にお出汁の会は、前回3月に行った「ベーコンの会」と「5つの魔法の調味料講座」の参加者さんも来てくださって、顔見知りの方がチラホラといらっしゃったので安心感もありました。
そこで、今回の『お出汁の会』に参加してくださった方から嬉しい感想メッセージをいただきましたので、ご本人の承諾を得てシェアします。
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お疲れ様です(^^)
今日は有難うございました
お出汁の会最高でした!
お出汁だけであんなに美味しく飲めることにびっくりしました!
娘が最近ご飯を食べたり食べなかったりで悩んでいたのですが、今日なおみさんの煮浸しを美味しそうに食べて、お出汁も全部飲み干していたのを見てこれにもびっくりしたんです。
味噌汁は毎日作っているのですが、他にもお出汁を使った料理を作ります☆
なおみさんの講座を受ける度に料理に対する苦手意識が薄れてきます(^^)
魔法の調味料とお出汁で、また料理の幅が広がりそうです☆
それと、子供連れの参加をOKして下さり有難うございました。
今日は参加して本当に良かったです♪
またお会いできる日を楽しみにしています☆
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たかがお出汁
されどお出汁
濃い味で慣れてきている私たち大人でさえも唸る本物の旨味
化学調味料でいろんなものが誤魔化されてきているけど、本物の旨味は全然違うんです。
濃い味つけに加え、化学調味料でズレた味覚を正してくれるのがお出汁です。
味覚は積み重ねでできあがります。
私たち大人は、長年積み重ねてきた人工的に添加された単調かつ、強すぎる旨味を「美味しい」と錯覚しています。
だから、複雑な旨味を感知できにくくなっています。
それを証拠に、「お出汁の会」で用意する濃いお出汁を飲むと、ほぼ全員の方が唸るのです。
濃いお出汁を美味しいと感じるうちは、濃いお出汁を飲んでもらうように伝えるのですが、本来なら、そこまで濃くせずとも十分な旨味を感じるはずなのです。
しかし、これまでの経験上、一口目でガツン!と感じる旨味がないと「美味しい」と思えなくなってきている私たち現代人の味覚には、濃いお出汁がちょうどいいのかもしれません。
濃いお出汁からどんどん薄くしていくという方法をとることで、薄くてもしっかりとした旨味を感じる味覚になるように訓練するのです。
長年培われてきた今の味覚を整えるためには、これまでと同じくらいの長い時間をかけてリセットする
そのためにお出汁を使うのは確実な方法だと思います。
意識しなければ、どんどん濃い味に慣れていってしまう時代
健康云々以外でも、大いにお出汁を活用して欲しいものです。