意外と知られていない「切れる包丁」のメリット4つ
私は毎月1回の包丁のメンテナンスを行います。
…と言っても自分で研ぐだけですが。
家にある包丁という包丁をすべて研ぎます。
最近は出刃包丁を手にする機会もないけれど、出刃包丁も研ぎます。
研ぐたびに「使わないとなぁ・・・」と反省しますが^^;
包丁の切れ味だけで変わることはたくさんあります。
あまり知られていないようなので、包丁が切れるとどんな利点があるか4つほど挙げてみます。
まず1つめは、素材の味
野菜にしろ肉や魚にしろ、繊維があります。
その繊維を潰すか潰さないかで味は変わります。
何度も押し引きを繰り返して切ったものと、1度押しただけ・引いただけでスパッと切れたものとでは、舌触りは雲泥の差です。
2つめは、見た目のキレイさ
わかりやすいのが柔らかい素材です。
スパッと切られたトマトや魚の切り身は角がハッキリしていてとてもキレイです。
お店で食べるお造りも、使っている包丁が切れるか切れないか割とすぐにわかるものですよ。
そして3つめは、野菜からの刺激
わかりやすいのが玉ねぎ。
切れない包丁で研ぐと、必ず涙を流すハメになります。
玉ねぎを切ると硫化アリルが発生し、それをカラダが感知すると鼻水や涙を流して防御してくれるのですが、これは、細胞が潰れれば潰れるほど涙が出るのです。
よく研いだ包丁で切ると、玉ねぎの細胞を壊すことが少なくなるので、涙を流すことなく切れます。
わざわざゴーグルをつけたりする必要もありません。
鼻水ズルズルにもなりません。
たったこれだけでもごはんづくりに対するストレスが軽減されます。
最後4つめは、肩こりしない
スーッと切れるので、無駄に力を入れることなく調理が終わります。
腕も肩もガチガチになりません。
私は仕事上、自分の家以外で調理する機会が多いのですが、My包丁は持って行かず、で先に備え付けの包丁で調理をします。
今までいろんな施設・いろんな家庭の包丁で調理をしてきましたが、包丁の手入れまでされているところはあまりありません。
レンタルキッチンや市町村の調理室ならそこまで管理できないのは理解できますが、一般家庭の包丁が切れないと、お節介にもお母さんのカラダへの負担を考えてしまいます。
包丁が切れるとホントにカラダがずいぶん楽ですから。
とまぁ、こんな感じで包丁が切れるとかなりのメリットが得られます。
やっっっっっっすいステンレスの包丁であっても、研ぐとやっぱり切れるようになります。
個人的には、美味しく楽しい食卓づくりの第一歩として、道具の手入れは必要だと思っているので、
「包丁を研ぎが気になっている」
「包丁研がなきゃなぁ…」
「包丁が研げるようになれたらいいなぁ…」
という人がいるなら今からでもいいのでチャレンジされることをオススメします。
週に一度、たった10回でもシャカシャカするとずいぶん変わるし、私は精神集中にもなる点でも好きな作業です。
とはいえ、研ぎ方を知らなければ包丁をダメにすることにもなるので、近所に研いでくれるお店があれば定期的にお願いしてもいいと思います。
いつか包丁研ぎの講座もやりたいなぁ・・と思ってはいるのですが、とりあえず今のところは10/6 横浜で行う肉フェス〜牛肉解体〜の講座のみです。
まさに日常的に使っている包丁を持ってきてもらい、お肉を解体する前に研ぐのですが、家に帰っても研げるようにしたいので一方的に教えるだけでなく、もちろん研いでもらいます。
切れない包丁と切れる包丁の見分け方や、研げたかどうか目安の見方もお教えします。
初めての試みですが、もう何年もやり続けていることなので一般家庭の主婦でも続けられる方法をお伝えします♪
どんなに良いことも続けられなければ意味がありませんからね!
よく切れる包丁で調理する楽しさ・楽チンさ・気持ち良さを味わって欲しいし、「包丁を研ぐ」という単純なことにより、またさらに毎日のごはんづくりを楽しくできる人が増えるならやらない手はありません。
子どもにも伝えていける技を身につけながら、酸化していないお肉料理を超絶カンタンな調理法でつくってワイワイ食べる。
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