「食」がもたらす普遍の強さで争わなくても良い社会を。

昨日は、久しぶりに京都で『手づくりベーコンの会』でした。

f:id:y_naomix:20171021100151j:image

 

今回は、珍しくベーコンとサラミの仕込みも加え、さらに、最近レシピをリニューアルしたために再受講者も募集。

 

 

14名の方にご参加いただけました。

 

 

 

座学が終わり、試食に移ると、必ず場が盛り上がります。

 

 

これは、どの講座でも感じることです。

 

 

それまでシーーーンとしていた会場内が、「いただきます」の声とともにザワザワザワザワ話し声が聞こえてくるのです。

 

 

隣に座っている人も、同じテーブルに座っている人も、今日 初めて会った人たちばかりなのに。

 

 

 

いつの間にか、笑い声も聞こえるほど盛り上がります。

 

 

 

昨日もそうでした。

 

 

あちらこちらから塊肉の扱い方の話だったり、日々のごはんづくりに関する話だったり、子育てに関する話だったり、子どもの幼稚園や学校の話だったり…

 

 

 

ほんの数分前にはよそよそしく座っていたのに。

 

 

 

そんな、空気の変化を真近で感じながら私はいつも思うのです。

 

 

 

これが「食」のチカラだ!と。

 

 

 

それまでろくに会話もしていなかった見ず知らずの人たちと、ほんの数分で、グッと距離が縮むことって他に何かあるでしょうか?

 

 

 

かなり非日常的で特別なことです。

 

 

 

一つの食卓を囲むということは、それほどまでに人と人との結びつきを生む行為なのです。

 

 

心が通い合う行為なのです。

 

 

赤の他人ですら、笑い合えるようになるのですから。

 

 

 

 

「食べる」という行為は、生きるために必要な欲求を満たすだけではありません。

 

人とつながり、相手を認め、自分を知り、生きていることを感じる時間。

 

 

 

「私たちが『食』から受け取っているものはこんなにも素晴らしい!!」

と、いつも思う瞬間です。

 

 

 

 

 

 そして、その後の仕込み体験では、お腹も満ち足りたこともあって本当に和やかで楽しい雰囲気のまま、和気あいあいと仕込みをしている参加者さんたちを見て、かつての実家の風景が蘇りました。

f:id:y_naomix:20171021010020j:image

f:id:y_naomix:20171021010102j:image

 

 

秋頃のお味噌づくり

年末のお餅つき

お正月の祝宴とお盆のご先祖を敬う会

 

実家には隣近所や親戚のおばちゃんたちが集まって、みんなで手分けしてお味噌をつくり、お餅をつき、宴で出す料理をつくり。。。

 

 

ワイワイとしゃべりながら作業をしていました。

 

 

 

今となっては再現不可能な景色です。

 

 

 

 

でも、この広い世界の、日本という国の中の、京都という土地のたった1ヶ所で、「美味しい加工肉が食べたい!つくりたい!」という1つのことにアンテナが立っている人たちの集まりは昨日たしかに存在しました。

 

 

きっとその集団の想いは、世界規模・全国規模で見てもまだまだまだまだ極小で、「関西」や「京都」という枠で見てもまだまだまだまだ点にもならないけど、でも、その小さなコミュニティーが生み出すものはなんとも輝かしく、温かく、優しいものだと信じてやみません。

 

 

 

昔、数人の女性たちが近況報告などをしながら、神にお供えし、家族や親族の空腹を満たす食事をつくっていたあの光景と昨日の光景は、どちらも女性たちがとても生き生きとして、楽しそうで、優しさに満ちあふれ、神々しいほどでした。

 

 

 

こういう女性がつくったものを食べた人には、確実にその愛が伝わっていくのだと思います。

 

 

 

『あぁ…  なんてステキな世界なんだ♡』

と思いながら、参加者さんよりひと足遅れてベーコンをいただきました。

f:id:y_naomix:20171021073745j:image

 

 

 

 

 

先日、FBFの方が

『戦争もやむを得ないと思っている人はどれだけいますか?』

と投稿されていました。

 

 

 

その投稿を見て、自分なりにいろいろ考えました。

 

 

「戦争には反対。できれば起きて欲しくない。でも、隣国の状況を見ていると、「日本を守りたい!守らなければ!」と強く思う。その結果が戦争になるなら悲しいけれど」

という内容のコメントをしたのだけど、その方とやりとりをしていくうちに

「政府に丸投げせずに、個人が学んで強くなることはとっても大切。そのために何をするか?どう生きて、どう在るか?が問われている時代ですね」

 との結論に至りました。

 

 

 

以前ここ(自殺者をなくすご飯 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」)にも書いたように、私は、おうちごはんを通じて人の在り方を伝えています。

 

 

 

どこかの国が核やミサイルで国の存在を主張するなら、私にとってのそれはおうちごはんです。

 

 

 

核やミサイルを使って自分の国の平穏と安泰と繁栄を得ようとするなら、私は、お出汁の会・5つの魔法の調味料講座・手づくりベーコンの会をはじめとする各講座やイベントを手に、日本の平穏と安泰を守り抜き、さらなる繁栄を目指そうとしています。

 

 

 

核やミサイルなどのようにインパクトも迫力も派手さもないけれど、これまでの経験によって、地道に続けていくことの強さとしなやかさと確かさを知っています。

 

 

わざわざ各地に出向いていく大切さも必要性も感じています。

 

 

 

無理なダイエットをすると大幅にリバウンドしたり、忘れた頃にダメージがやってくるように、一気に変えようとすれば、いずれどこかしらにそのしわ寄せがきます。

 

 

 

だから、地道にやっていくことが1番の近道なのです。

 

 

 

私のコミュニティーはまだまだ小さい。

 

 

政治家さんに物申せる立場でもない。

 

 

 

でも、今、日本中を走っているどの選挙カーの叫びよりも強く、熱く、日本を守りとおす気持ちがあります。

 

 

 

…って書くと胡散臭くなるな(^_^;)

ちょっと選挙演説みたいにもなったけど 笑

 

 

 

 

 

投票日を明日に控えた今、SNSでは、やれ どの党に一票入れるべき!誰に入れるべき!安倍政権続投反対!とザワついていますが、投票することと同じくらい…   もしくはそれ以上に、

 

『5年後の日本を豊かにするために、あなたは昨日 何をしましたか?今日は何をするつもりですか?』

 

との自分に向けた問いかけが必要な気がします。

 

 

 

「昨日は子どもといっぱい遊びました」

「今日も仕事に行ってきます!」

「明日は地域のボランティアに参加します」

 

それぞれに思う未来の日本に向けた活動にどんな可能性があるかわからない。

 

 

 

でも、『未来の日本のため』と思っていれば、きっとそうなるはずです。

 

 

 

 

日本人として生まれてきたことを誇りに思うからこその個人の活動。

 

 

 

私は今後も講座やイベントで自分の道を極めていきます!

 

 

リクエストなどがあればご遠慮なく。

 

実現できるかわかりませんが、実現できるようにさらに進化していきます☆