私が子ども向けの栄養学講座をやろうと思った経緯と、現時点での計画。

昨日、Facebookでこんな投稿をしました。

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完全な思いつきです。

 

 

 

それなのに、異例なくらいの反響があってビックリしています。

 

 

まぁ、背景を赤にしてるから多少なりとも目立つとはいえ、こんな投稿がシェアまでされるとは思わず、本当にビックリです。

 

 

 

 

この思いつきに至った経緯を書きますと…

 

 

 

実は先日、2/16に娘が熱を出しました。

 

まさかの事態。

 

私は窮地に立たされました。

 

 

なぜかというと、その日は、私の講座の日だったからです。

 

 

熱を計ったら37.8度。

 

 

娘の平熱を考えたら、少し高いくらい。

 

 

その日に向けていろいろ準備はしてきたし、当日も早起きしてアレコレ支度をしていた私。

 

講座を楽しみにしてくださっている方もいる。

 

 

 

一瞬だけ…  

本当にほんの一瞬だけ、連れて行こうかと思いました。

 

 

そう思っていたら、本人が「歩くとクラクラする」と言い出し、見る見る顔も赤らんできたので、

「よし、今日はやめよう!」

と決断しました。

 

 

史上初の講座キャンセル。

 

 

 

急いで参加者さんにメールをし、Facebookでつながっている方やアカウントがわかる方にはメッセージでも連絡し…

 

 

それでも、時すでに遅し。

 

早くに家を出てらっしゃった方も、会場に着いてからメールをご覧になった方もいらっしゃって、本当にご迷惑をおかけしてしまいました。

 

この場を借りて、改めてお詫び申し上げます。

 

 

 

 

 

 

その日は必要な方との連絡だけに絞って娘の看病に専念しました。

 

 

不幸中の幸いか、講座で使おうと思っていた濃いお出汁があったので、それを使ってお出汁を引いて飲ませたり、ビタミンCを多めに飲ませたり…

 

 

 

今流行りのインフルエンザか?!

と一瞬 不安がよぎりましたが、おかげさまで熱は1日で快復。

 

インフルエンザには感染していなかったので一安心。

 

 

 

普段は元気にしゃべって動いてチャキチャキしている子どもがグッタリしていると、

「この後、何か感染症にかかるんじゃないか?」とか

「このまま数日 熱が下がらなかったらどうしよう…」などと良からぬ妄想が働いてしまうもの。

 

 

 

そんないろいろな不安もあったため、

はぁ…良かった…

と安堵したものの、ふと見ると、膝や脇を掻きだした娘。

 

 

 

それを見て、

「熱が出るとカラダの栄養たちが熱を下げるためにいっぱいいっぱい働いてくれるのよ。だから、あなたのカラダにはまだまだ栄養たちが足りてないのかもね」

とボソッと言うと、

 

「じゃあ、甘いものもみかんもジュースも飲まずにご飯をいっぱい食べなあかんな!…あ!パスタもパンもあかんな!」

と娘が言いました。

 

 

 

私が子ども向けの栄養学講座をしようと思ったのは、この時です。

 

 

 

私は以前、「子ども向けの料理教室はしない」と公言していました。

それは、家庭の料理こそ、親から子へ受け継がれていくものだと思っているからです。


でも、栄養学講座は別。

 

 

 

 

小さな子どもの頭にいろいろと詰め込むのは良くないという意見があるのは知っています。

 

 

思うがまま、自由奔放に、ハツラツと過ごすことが子どもらしいとも思います。

 

 

 

ですが、今や英会話教室やピアノ教室をはじめとする子ども向けの塾などが当たり前にある時代。

 

 

カラダのこと・栄養のことを勉強する場があってもいいのでは?と思うのです。

英語もピアノも体操も栄養がないと身につかないから、何よりも先だと思ったり…。

 

 

 

 

娘個人のことを言えば、幼稚園生活もすでに折り返し、小学校生活が近づいてきて、今まで以上にいろんな世界を知ることになるでしょう。

 

 

心配だからといつまでも親がつきまとっていては、子どもの成長にも良くありません。

 

 

子どもは子どもの頭で考え、様々な判断をし、選択していかなければいけません。

 

 

 

 

私は普段から、無人島で1人になっても堂々と生きていける人間をつくることを頭に入れて生きているし、各講座でもベースにある思いはそれです。

 

 

家族に対しても同じ。

 

 

 

 

これからどんどん1人での選択を強いられることになる子どもが、基本となる知識を持っていなければどうなることでしょう?

 

 

常に国や地域や親や兄弟が守ってくれるわけではありません。

 

 

自分のカラダは自分で守っていく必要がある。

 

 

目の前にあるものを何も考えず、ただ欲望のまま口にしたことで数分後、もしくは数日後、もしくは数年後のカラダに異変が起きて辛い思いをする。

 

あるいは、余計な医療費がかかる。

 

そこに少しの情報があれば防げたことかもしれないのに…。

 

 

 

 

 

おかげさまで、娘は栄養の大切さをほんのり理解しているようです。

 

女の子にとって血が大切なことも知っています。

 

お菓子やジュースやパンはカラダの材料にならないことも知っています。 

 

コーヒー好きな夫に「鉄がなくなるから飲まないで。男の人も鉄は大事やで」と忠告したりします。

 

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「頭でっかちな子どもはかわいくない」という声もあるでしょうが、教育は環境です。

 

 

 

娘を見ていると、子どもが理解できないことはないと思うことが多々あります。

 

 

 

 

我が家は、幸い 私が栄養の勉強をしていたからこんな娘になりました。

 

 

 

  

だからと言って、決して娘を理想的とは思いません。

 

 

 

ただ、こうして自分で考えられる子が増えてきたら、また未来は明るいのではないかと思ったのです。

 

 

 

中には、親が言っても聞かない子どももいるでしょう。

 

 

私の言葉が身内に届かないように、子どもに伝わらず悲しい思いをしているお母さんがいるかもしれないと思ったのです。

 

 

子どもが賢くなれば、子どもに隠れて甘いものを食べているお父さん・お母さんや、「孫が喜ぶから」という安易な気持ちで、まるで餌付けのようにお菓子を与え続けるおじいちゃん・おばあちゃんにも刺激になるはずです。

 

 

 

一つ勘違いして欲しくないのは、お菓子や甘いものを毛嫌いし、敵対視する子を増やすつもりはありません。

 

 

 

「食べるならどうするか?」を考えられる子を増やす。

 

自分で自分を守れる子を増やす。

 

 

この講座の目的はそこです。

 

 

 

 

 

今のところ、幼稚園児以上から小学校低学年くらいの子を対象にするつもりです。

 

 

 

対象が対象なので、退屈させない工夫も考えています。

 

 

甘さの実験

小麦粉の実験

牛乳の実験

など。

 

全部できるかわかりませんが。

 

 

 

 

 

講座が終わったあとも、講座の内容を忘れずにいられるようなツールもつくりたいと思っています。

 

 

 

そして、できれば、小学校高学年〜中学生向け、高校生向けの講座をつくりたい!

 

 

 

 

 

情報格差=経済格差=健康格差

 

今でも顕著に現れていますが、これからはますます二極化していくでしょう。

 

 

ココロもカラダも健全な女性はココロもカラダも健全な男性を選び、

ココロもカラダも健全な男性はココロもカラダも健全な女性を選ぶ。

 

そうやって少しずつ差が開いてくるのだと思われます。

 

 

 

今の子どもたちが人の親になったとき、せめて現代より自殺者の少ない世の中になっていますように。

 

せめて家族間の殺し合いが少なくなった世の中になっていますように。

 

 

 

そんな願いを込めて、実現に向けて案を練ります。

 

 

講座の告知はSNSかブログで行いますので、お楽しみに。

 

 

 

 

★★★講座のお知らせ★★★

 

▼2/20 『誰も教えてくれない、本当の離乳食の話』in京都
2/20京都離乳食セミナー

 

▼2/24 『手づくりベーコンの会』in広島
2/25『オカンのための栄養学講座』in広島
2月広島講座

 

▼3/17『誰も教えてくれない、本当の離乳食の話』in東京
誰も教えてくれない、本当の離乳食の話in東京


▼4/28「オカンのための栄養学講座」in福岡
4月28日 オカンのための栄養学講座(福岡県)

4/29「牛肉解体」in福岡

4月29日 やもりなおみさんの肉フェス〜牛肉解体 in 福岡(福岡県)