完母神話よ、さようなら!完母のデメリット

先日、東京での

『誰も教えてくれない、本当の離乳食の話』

を無事に終了いたしました。

 

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前回(巷の離乳食情報に惑わされるママを救え! - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」)同様、分子整合栄養健康診断士のふじもとひろみさん(Gordonママのひとりごと | 《女性の健やかな一生をサポートする食のアドバイザー》ふじもとひろみ)とのコラボセミナーで、でも、前回よりもさらにグレードアップした内容でした。

 

 

ひろみさんの座学もみっちり2時間!

その後のわたくしの離乳食デモンストレーションも、離乳食から大人の食事へのリメイク術まで行い、とてもとても内容の濃い時間となりました。

 

 

ご参加くださった方からも高評価をいただき、講師冥利に尽きます。

 

 

 

 

私個人の意見を言わせてもらうなら、ただ盲目的に生後半年から離乳食を始めるのは絶対に反対です。

 

 

赤ちゃんの状態を見ずして、やれ重湯だ、やれ果汁だと進めていくのは後々トラブルになりかねない。

しかも、自治体がやってる母親学級でも、なんで赤子に果汁を勧めるのかホントに謎…  まったく、どんな神経してんだか…

 

 

 

かと言って、これまた盲目的に1歳前後まで離乳食を始めないのも反対です。

 

 

特に「欲しがるから」「出てるから」「あげないと泣くから」というだけの理由で完母を続けるのは、母親にとっても子どもにとってもリスクが大きい。

 

 

でも、その事実はそんなに知られていないのが現状。

 

 

 

完母のデメリットなんぞ言おうものなら、完母推奨派の人たちから「人でなし」呼ばわりされそうな雰囲気すらある。

 

 

 

 

未だに、

餅を食べれば母乳が出る

母乳を出すなら米を食え

というヘンテコリンな昔話を言い続けている人には信じ難い話かもしれないけれど、

 

母乳は血液でできている。

 

 

 

 

そう考えると、1歳前後まで母乳でしか子どもを育てないということは、母親のカラダには血液をつくるための材料が死ぬほど必要なわけです。

 

 

朝は、おにぎりとお味噌汁と納豆と目玉焼き

お昼は、ペランペランのベーコンが10枚程度入ったパスタと野菜スープ

夜は、150〜200gのハンバーグ一個とほうれん草のおひたしとワカメとシラスの酢の物とご飯

 

とか、そんな食事では絶対にまかないきれません。

 

 

 

というより、そんな食事すらしていないママもいるから困りもの…

 

 

 

1日5〜6回 365日 母乳を与え続けるには、朝から晩まで、おやつを含めて毎食分厚いステーキを食べてやっと母親の分として栄養がまわるかな?と思うくらい。

 

 

でも、そんな食事ができる産後の女性はゼロと言っても過言ではないはず。

 

 

 

産後じゃなくても無理じゃないかな…

 

消化能力が追いつかないもんね…

 

むしろ、体調不良になる人のほうが多いかもね…

 

 

 

 

まぁ、そんなレベルです。

 

 

 

 

でも、なぜか根強い母乳神話…

 

 

子どもは母乳で育てるほうが経済的!

スキンシップも図れて最高!

母親の免疫も移行して強い子になる!

 

なんて、母乳信者の方々は疑いもなく言い続けているのでしょう。

 

 

 

 

母乳のメリットはたしかにあります。

 

 

おっぱいを咥えている赤子の姿も本当にカワイイ!

 

 

子育てしてる感もある!

 

 

 

でもね、毎日大量の血液を子どもに与えているんですよ。

 

 

 

血液って、水分さえ取っていればできるものでもないし、念ずればつくられるものでもない。

 

 

 

材料が要るのです。

 

 

 

もし、母親のカラダにその材料がなければ、子どもに与えている血液はどれほどの栄養が含まれているのでしょうか。

 

 

 

もし、本当に栄養満点の母乳が与えられていたとしたら、なぜ乳児湿疹になり、なぜ生後2~3ヶ月でRSウイルスにかかり、なぜ便秘になり、なぜ夜泣きをするのでしょうか。

 

 

 

そして、なぜ母親はイライラし、髪の毛も抜け、顔色も悪くなるのでしょうか。

 

 

 

生後数ヶ月で月経が再開したら、どれほどの栄養が子どもにいき、どれほどの栄養が母体に残るのでしょうか。

 

 

 

そこまでして母乳を与え続ける意味は何なのでしょうか。

 

 

 

完母こそ母親のあるべき姿

いつからそんなことを言われるようになったのでしょうね…

 

 

それによって苦しむお母さんがたくさんいることを、完母推奨派の方はどう捉えているのでしょう。

 

 

 

 

 

私の友達は、「母親が子どもに最初に与える添加物は人工乳だ」と言われ、完母を続けたと言います。

 

 

そんな言葉で苦しむお母さんがまた増える。

 

 

 

添加物のことを気にして、栄養のない母乳を与え続け、母も子も、カラダもメンタルもボロボロになるのが理想なんて、理不尽としか思えません。

 

 

添加物のことを気にして、ネットでいろいろ調べて海外のバカ高いミルクを買って、もったいなくて少しずつしか飲ませられないなんて本末転倒じゃありません?

 

 

 

 

私は片方のおっぱいしか出なかったので、産後、まだ入院しているときからミルクを与えていました。

 

 

だから、ミルクに対して何の抵抗もありません。

 

 

そりゃ、内容のいろいろは気にはなりましたが、赤ちゃんに必要な栄養が吸収率のいい状態でつくられていることは知っていたので、それを優先させました。

 

 

 

そして、とにかく夜にぐっすり寝たい!と思っていたので、「おっぱいをやめる!」と決めてからは、ただただ授乳のことを気にせずに眠れる快適さにワクワクしました。

 

 

娘に対する罪悪感なんて1ミリもなかった。

 

 

 

 

なぜ、母乳で育てないと愛情が薄いとか言われるのでしょう。

 

なぜ、母親のカラダを第一優先にしてはいけないのでしょう。

 

「母親は家族の中で一番辛抱する人」という呪縛はいつまで続くのでしょう。

 

 

 

子どもが泣いてたら、家族の誰かがあやしてくれる。

そんな時代は終わりました。

 

 

親子孫3代で暮らしている家が格段に少なくなったからです。

 

 

子育ての情報のほとんどを家族から教わる機会も減りました。

 

今やネット検索するママが大半だからです。

 

 

だからこそ、人工乳反対・完母信者になりやすいのでしょうね。

 

 

 

 

でも、お母さんが元気でなければ家族は元気になれません。

 

 

そのために、ミルクを使う選択肢があるのは当然です。

 

 

そのために、早めに離乳食を始めるのも一つの手です。

(もちろん、子どもの様子を見ながらですが)

 

 

2人目・3人目なら尚更その選択が優秀だと思います。

 

 

子どもたちの年が近ければ近いほど、またさらにその選択が優秀でしょう。

 

 

 

そんなに頑なに母乳を与え続ける必要はありません。

 

 

 

 

 

そんな思いを根底に持ちながら、ひろみさんとお話していましたら、

「次の離乳食セミナーはまたさらにグレードアップさせよう!」

という結論に至りました。

 

 

 

ひろみさんの座学はもちろん、離乳食のデモンストレーションもさらにさらにバージョンアップします!!

 

 

 

おっぱいだけに頼らなくても立派に子育てできることを知って欲しい!

 

これが強いメッセージです。

 

 

 

産後のカラダの不調もなく、メンタルも安定している母子を増やすためのセミナー。

 

 

今のところ、次回開催予定地は愛知が候補にあがっています。

 

 

ひろみさんもわたくしも、基本的にはオファーをいただかないと講座は開講しません。

 

 

その他の地域でも「やって欲しい!」との声があれば参ります。

 

お気軽にお声がけくださいませ。

 

 

 

時代に合わせた子育てができる母子を増やしたい!

 

 

ぜひあなたの地域でも。

 

 

 

★★★講座のお知らせ★★★

 

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4月29日 やもりなおみさんの肉フェス〜牛肉解体 in 福岡(福岡県)