性教育を侮るなかれ!〜性犯罪の影に家庭での性教育あり〜
あなたは、『性教育』という言葉にどんなイメージを持っていますか?
学校で習うこと?
家で教えてもらうこと?
思春期に入ってから始めること?
小学生からでも早くない?
先日、SNSで、「娘が『今夜は1人で早く寝るから子づくりして』と言ってきた」風な投稿をしました。
我が娘は、男性器と女性器がどうなったら子どもができるか知っています。
子どもがどこからどうやって生まれ出てくるかも知っています。
子どもが生まれてくる方法には2種類の方法があることも知っています。
5歳ですが理解しています。
これは、早熟でもなんでもなく、彼女が質問してきたときに、恥ずかしがることもなく、言葉を濁すこともなく、事実だけを伝えてきた結果です。
それが家の中であっても、外であっても、質問してきたその時が一番吸収するときだから。
この前は信号待ちのときに
今度お父さんのおちんちんがお母さんのお股に入ってくるときはいつなん?
と聞いてきました。
自転車に乗っていたので、降りて説明しました。
「わかった!じゃあお父さんに言ってみる!」
と納得して、その夜、夫に頼んでいたようですが。
子どもが自分のカラダの特徴を知ることはとても大切だと思っています。
自分とは違う性の人が持つカラダの特徴を知ることもまた同じだけ大切だと思っています。
そして、それは早ければ早いほど知っておいたほうがいいとも思っています。
なぜかと言うと、思春期の、『性』に芽生えたときに知ろうとした場合、ネットで何もかも調べられる今、まともな情報にたどり着ける確率が圧倒的に低いからです。
…となると、どうなるでしょう?
すべての女は男に無理やりされることが喜びだと思い、
異性の親と関係を持つのも当然だと思い、
学校の先生や知らない人に写真を撮られるのも普通のことだと思い、
若い男の子が成人男性から言い寄られても抵抗しないことが当たり前だと思い、
それらがどんなに辛くて悲しくて苦しいことでも1人で耐え抜いていくのが当然だと思う。
そんな感覚を持つ子には育って欲しくないからです。
私は、数年前、お友達だった都智華子さん(https://m.facebook.com/chikako.miyako?tsid=0.7531573277084681&source=result)から子どもの性教育についての話を聞き、驚くとともに納得することばかりでした。
たとえば、
男の子が無意識に下半身を触っているのを見たお母さんからの「恥ずかしいからやめなさい!」「汚いからやめなさい!」という言葉がどれだけ本人にとって深く傷つく言葉なのか。
厳格な親を持つ子は性被害に遭っても声を出しにくいこと。
学校教育の中での性教育はずっとずっと後回しの項目で、場合によっては本を1冊渡されて「読んでおいてね」だけの指導で終わることもある。
出産のときのお母さんの話を聞いて、「生まれてきてよかった!私も早く赤ちゃんが欲しい!」と思うのか「生まれてこなければよかった。私は赤ちゃんは生まない」と思うのかが分かれること。
帝王切開の跡を子どもに見せるときの言葉一つで、子ども自身の生きるモチベーションが変わること。
初潮を迎えたときの母親のリアクション次第で、その後の月経の捉え方がまったく変わり、月経がないことを喜びとする女性になってしまうこともある。
そんなお話をたくさん聴き、この話はこのまま埋もらせておくわけにはいかない!と思い、すぐに『赤ちゃんからの性教育』というお話し会を開催しました。
大きな理由となったのは、私自身が親から性教育の「せ」の字すら教わった記憶がないからです。
テレビでラブシーンが出てきたら、家中の空気が固まって父が無言でチャンネルを変える家でした。
なんとな〜くブラジャーを買ってもらい、なんとな〜く生理用品を与えられ…
初潮のときは、月経血がついていることを気づかずに下着を洗濯物に入れていたら、翌朝 母親に大声で呼ばれて、
「こんなもの、弟が見たら何て思うかとか考えてないの!?なんてことするの!!」
と怒鳴られました。
自分のカラダに起きた変化に追いついていなかったことと、いつでもどこでも「男が大事!弟が大事!」と育てられてきたので「こんなときまで弟優先なの?!」というショックで、「え?」とも言えませんでした。
黙って下着を受け取って洗いました。
それから母親からは何も言われず、私からも話しかけることもなく、夕飯にお赤飯が出てきたのを不思議に思った弟がなぜかと聞いて、「なおみねぇちゃんが大人のカラダになったから」と母親が言って。
弟に対する説明もそれだけ…
そんなことを言われても私のショックは消えることなく…
ただただ
私が女の子の母親になるときがあれば、思いっきり喜んで「よかったねー!」って抱きしめて、家族みんなで心の底からお祝いしよう!
と決意するばかりでした。
そして私は女の子の母親になりました。
むかし、自分がやって欲しかったことを娘にしてあげるチャンスに恵まれました。
私が彼女に男女のカラダの違いを話すことは、幼き自分の想いを成仏させるためでもあります。
でも、娘だけが真っ当なことを知っていても、世の中の性犯罪は減りません。
他の女の子も自分のカラダを大切にして欲しいし、
男の子にも自分のカラダを大切にして欲しい。
自分のカラダの特徴を知り、異なる性を持つ人のカラダの特徴も知ることで、人様に安易に見せてはいけない部分があることを理解したり、たとえ身近な存在であってもイヤなことをされたら大きな声を出して抵抗することも学んでいけます。
それは、近い将来 必ず目に触れるであろうたくさんの性情報を取捨選択するための第一歩だと信じています。
情報を選ぶセンスを磨くのです。
性教育とは、命を守るための教え。
自分の命も、人の命も。
それが、現代の学校教育では後回しにされている。
親として、のほほんと見ているだけではいけないと思うのです。
立派な肩書きを持つ人であっても性犯罪を犯す時代。
親でも、先生でも。
男女問わず。
私たちが目にするニュースは、被害者が声をあげた場合です。
被害者が声をあげなければニュースにもならないし、ニュースになったとしても、被害者の名前だけが公になってしまう…
なんとも理不尽な状況です。
だけど、性犯罪の加害者とて被害者だったりするのです。
性犯罪の加害者の多くは、大人になっても母親からの愛情を求めている場合が多いとのこと。
つまり、お母さんの何気ない「恥ずかしいからやめなさい!」「汚いからやめなさい!」という一言だったり、おっぱいを触ろうとしたときに言われた「イヤ!!」だけの言葉だったり…
幼いときからのお母さんへの欲が、見ず知らずの女の子や男の子に向いてしまう。
智華子さんは、性犯罪やわが子を思うばかりに悲しむ人が1人でも少なくなれば…との思いで、いろんなところに出向いて『いのちのお話』をされています。
中学や高校にも外部講師として行かれていますが、早くも「赤ちゃんを産みたくない」と言う子もいるとか。
その気持ちは、お母さんには言わず、外部講師の智華子さんに打ち明ける。
それが親を思う子の健気な気持ちだったりするのです。
昨年、久しぶりに開催した『赤ちゃんからの性教育』のお話し会をFacebookのオンライン講座にしたところ、
帝王切開で産んだことを後悔していましたが、お話を伺って自信が持てました!これからはこの痕跡を自分の勲章として子どもに見せて話をしてあげたいと思います!
女性に生まれたことを嬉しいと思ったことはありませんでした。お母さんが私を産んだときの話をしている顔が辛そうだったからです。でも、女性って素晴らしいですね!これからは女性である自分を少しずつ好きになれそうな気がしました!
息子に対するカラダの説明をずっと戸惑っていました。自分にはない部分だし、これから思春期を迎えてさらに経験のないカラダの変化をどう話せばいいのか?夫よりも接する時間が長い私が小さい頃から話せることができればと思って参加しましたが、とっても有意義な時間でした!自信が持てました!
などという声をたくさんいただきました。
私は、SNSの投稿に対する皆さんの反応を見て、「これはもう一度オンライン講座を始めなければ!」と思いに至りました。
どうやったら赤ちゃんができるか?という謎は、5歳くらいでも知っていたほうが良いと思ったからです。
これが、これからのスタンダードになれば嬉しい!
それに、子どもへのアプローチのように見えて、実はお母さん自身が一番癒されるお話だから。
▼オンライン講座受講条件▼
・ご自身のFacebookアカウントを持っている方
・講師のプライバシーに関わる深い話もされていますので、男性はわたくしとFBFになっている方のみ。
・女性は、未婚既婚、年齢不問。どなたでも歓迎です。
▼受講期間▼
Facebookグループにメンバー追加された後、2ヶ月。
▼受講費▼
8,500円
▼受付〆切▼
5/31 17:00まで
お話し会のオンライン講座をご希望の方はわたくしのFacebook(https://m.facebook.com/nao.yamo313?ref=bookmarks)までメッセージをお願いします。
振込先をご案内いたします。
なお、受講は、振込確認後からスタートとなります。
たくさんの受講をお待ちしております。