子どもの行動から大人が学ぶべきこと。
大人が、子どもよりも優っていることって何があるだろう?
と時々思う。
そりゃ、チカラもあるし、漢字も読めるし、車や自転車も運転できる。
野菜のみじん切りも手早くできたり、高いところにも手が届く。
でも、そんな物理的なことばかり。
ある日の夕食…
外食をして帰ってきて、食べ足りなくて「ちょっと小腹が空いたなぁ〜」と思いながら鶏ガラ卵スープを飲んでいたら、娘が寄ってきた。
「私も飲みたい」と言うので、少しあげようと小さい器にいれてあげたらお代わりが止まらない。
私はお椀に一杯飲んだら満足したけど、結局 大きめのお鍋に入っていたスープが空っぽになった。
もう寝てもいい時間だったけど、外食した先ではあまり食べなかったから良しとした。
娘は外では餃子をあまり食べない。
親は食べているのに、せいぜい1個か、食べても2個。
でも、家でつくった餃子はその倍なんてもんじゃない。
本当にカラダが欲しているもの・カラダに入れてもいいものを子どもはちゃんと理解している。
大人は、
出身地が一緒とか、
高校が一緒とか、
お互いの旦那が同じ会社で働いているとか、
お互いの子どもが同じ幼稚園に通っているとか、
同じセミナーを受講したからとか、
何かしら自分との共通点がないと話しかけないし、馴染めない。
でも、子どもは違う。
そこにいるから一緒に遊ぶ。
ただそれだけ。
中には人見知りの子もいるけど、最初は距離があったのにいつの間にか仲良くなっているというパターンはよくある。
そして、子ども同士が遊んでいるから親同士も声をかけ合うというパターンもよくある。
大人のあいだを子どもがつないでくれている。
「親の言うことを聞きなさい」なんて言う人もいるけど、大人はどれほどのことがわかっていてできているつもりなのだろう?
大人は子どもよりできることはたくさんあるかもしれないけど、子どもは、大人がどうがんばってもできないことをいとも簡単にやってのける。
大人がもうすっかり忘れてしまった本能もしっかりと持っている。
感情を表に出すことも得意。
好きなものも嫌いなものも全身で表現できる。
さて、大人はどうだろう?
周りの目を気にし、嫌いなものを「嫌い」とも言えず、好きなものを人に伝えることもできない。
人は大声で泣いて生まれてくるのに、いつの間にか声を殺し、涙を隠す。
何が楽しいのかもわからず、相手にどう思われるかばかりが気がかりで、やりたいこともできずにいる。
大人より、子どものほうがずっとずっと生きる勇気を持っている。
本能に対する素直さが違う。
大人が子どもに教えてあげられることより、子どもから学ぶことのほうがはるかに多く、そして本能がくすぐられる。
大人が子どもにできることは、子どもの成長を妨げず、困ったときはすぐに手を差し伸べられる距離にいることなのかもしれない。
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