楽しみだったシングル生活の現実〜孤食を考える〜

夏休みということもあり、夫と娘が泊まりで海に遊びに行っていました。

 

私は先約があったので同行を断念。

 

そのため、3日間ほどシングル生活をしました。

 

 

 

 

もともと自立心が強く、義務教育を受けていた頃から早く親元を離れたいと思っていた私。

 

一人暮らしが長かったので、つかの間でもあの伸び伸びとした時間が不意にできたことが嬉しくてウキウキしていました。

 

 

 

 

ただ一つ、心配だったのが自分の食事。

 

 

 

常々、食べてくれる人がいるからつくる楽しみがあると思っているので、1日3食 用意ができるのか不安がありました。

 

 

 

そこで思いついたのが、写真を撮るという方法

 

 

写真に残すとなると幾分「ちゃんとつくろう」という意識が芽生えるのでは?と思いました。

 

 

 

朝ごはん

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前夜の残りもののローストビーフや、なめこのお味噌汁をかき玉味噌汁にしたものなど。

 

 

お昼はランチの約束があって写真なし。

 

 

夕飯

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またまたローストビーフや茄子とオクラの揚げ浸しや、こちら(コテコテ・ギトギトとはもう無縁!夏のスジ肉料理はコレに決まり!! - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」)で紹介した、すじポンなど。

 

新たにつくったのは長芋の梅しそ和えくらいで、残りものが多い食卓です^^;

 

ちなみに、飲みものはレモンを搾った炭酸水。

ノンアルでした。

 

 

 

翌朝はこんな感じ。

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鶏ハムも含め、これまた残りもので埋め尽くされました。

 

 

 

幸いなことに、シングル生活中はランチのお誘いが入っていたので1日3食すべてをおうちごはんで賄うことはありませんでしたが、こんな感じで、常備菜のチカラを借りながらもなんとかそれなりの品数を揃えることができました。

 

 

ですが、お察しのとおり、なにぶん1人なので同じ常備菜が何食も続くという状態。

 

それでも飽きずに食べられるのはおうちごはんの真骨頂です。

 

これが市販のお惣菜ではこうはいきません。

 

きっとすぐに飽きがくるはず。

 

味が濃いのと、化学調味料を使っているせいで単調な味になってしまうからです。

 

 

 

 

そんなおうちごはんでさえ、「美味しい!」と言ってくれる人がいるからこそ「つくろう!」と思うもの。

 

 

そして、「美味しい!」と言ってくれる人がいるからこそ、食卓が和み、つくった人間の達成感も得られ、「またつくろう!」と思うもの。

 

 

 

 

 

一人暮らしを始めて間もなく、私はど貧血になりました(ど貧血経験者だからこそ言える、「つくって食べる」意義 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」

 

それはそれはひどい食生活でした。

 

貧血が回復した後の食生活もさほど変わらず…

 

 

食がカラダやメンタルに及ぼす影響を知ったのは結婚後。

 

知識がなかったとはいえ、それまでは外食もコンビニ食も多かったと記憶しています。

 

 

休みの日に自炊をしたとしても1人でご飯を食べるのが寂しくて、目の前に鏡を置いて食べると人の気配を感じられて幾分和らいだこともありました。

 

 

 

自分でつくったものであっても、1人で食べるのは寂しいものです。

 

よくスーパーで見かけるお年寄りのカゴの中がお惣菜だらけでも批判はできません。

 

だって、もしかしたら1人で食べているかもしれないから。

 

 

共働きの家庭で、学校から帰ってきたらテーブルに置かれたお金で食べものを買い、1人で夕食を済ませる子どももいます。

 

 

今や孤食とは、田舎も都会も若者も高齢者も関係ありません。

 

 

食事の内容はさておき、せめて誰かと楽しく食べられたら胃腸への負担もずいぶんと違ってきます。

 

わずかな栄養だって吸収できる可能性もあります。

 

 

 

 

シーンと静かな空間で食べるごはんは何とも味気ないもの。

 

さすがの私もテンポにこそ気をつけましたが(音楽で栄養の吸収が変わる?!〜自律神経と消化活動の関係〜 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」)、音楽を聴きながらいただきました。

 

「ごはんの時にはテレビは消そうね」

という言葉は、一緒に食べてくれる誰かがいてくれるから言える言葉なのです。

 

 

 

 

ごはんが楽しく食べられる

 

これは、誰しもに与えられたことではありません。

 

残念ですが、それが現実。

 

 

誰だって1人で食事をしなければいけない日がやってくる可能性を秘めています。

 

 

もしかしたら明日かもしれない。

 

来月かもしれない。

 

今夜かもしれない。

 

 

 

だから、スーパーでお惣菜やインスタント食品を買っている人に「こんなもの買って…」なんて思わないでください。

 

「どうか、この食事が楽しいものでありますように」と優しく見守って欲しい。

 

 

もし、隣近所だけでもいいから孤食をなくせる機会があれば大いに動いて欲しい。

 

 

そして何より、あなたが今、楽しく食事ができているなら、思いっきり楽しんでください。

 

 

 

ごはんを食べるって楽しいね!

世界の誰もがそう実感できる日がやってくることを心から願っています。

 

 

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