おせち料理の黒豆は買う派です!〜私が考える、現代のおせち料理の捉え方〜
先日、facebookのフレンド限定投稿で、今年のおせち教室の出張予約を募ったところ、現段階で京都・石川・鳥取・横浜の手が上がっています。
このおせち教室は、『お母さんの味方☆5つの魔法の調味料講座』の受講者限定講座です。
したがって、本講座で出張に行った地域が対象となるのですが、意外にも東京からの挙手がなくてちょっと驚き。
東京では2回くらい開講しているし、去年facebookで投稿したおせち教室レポでは東京開講希望の声もあったのに。
今回、「10人集まれば行きます」とアナウンスしたからだとは思いますが。
まぁ、それはいいとして…。
去年 京都で開講したおせち教室の模様
これから私のおせち教室を受講しようと思っている人もこのブログを読んでくださっていると思いますので、ここでおせち教室に対する私の考えに触れておきます。
まだ日程が未定の地域もありますが、以下の内容を踏まえて参加・不参加を本格的に決めていただければと思っています。
おせち教室に関わらず、私の全講座のコンセプトは、とにかく
「お母さんが楽チンすること」
です。
だから、市販品に頼れるなら頼ったらいいやん!と思います。
これは何も講座だからということではなく、我が家でこしらえるおせち料理に対しても同じです。
過去の我が家のおせちを見てもわかるように、市販品は必ず何か入ってます。
私は食べなくても家族が好きで食べたいものはだいたい買って入れてます。
できることはやればいい。
できないことは無理しない。
ついつい家族のため…子どものため…と張り切るお母さん。
普段の生活の中でもキャパ以上になってしまいがち。
「年の瀬」と聞くだけで無駄にセカセカしてしまいそうな時期にアレコレできますか?
おせちは特別なお料理だと思うのは、ある意味良いことだと思います。
「お正月」というそのものが、新しい年を迎える大事な儀式だと知らず知らずのうちに私たち日本人のDNAに深く刻み込まれているからだと思うのです。
その気持ち・心構えは私としても本当に大切に受け継いでいきたいところ。
ただ、その気持ちや心構えが大きすぎるがために、
とんでもなく手の込んだものを作らなきゃいけない。
何から何までぜーーーーんぶ手づくりしなきゃいけない。
いつの間にかそうインプットされてしまっていて、ただでさえ忙しい年末に、さらに自分に鞭を打って張り切ってしまう。
昔のように3世帯同居が当たり前の時代なら、じいちゃんばあちゃんに子守りをお願いして嫁がおせち作りに専念することも可能だったでしょう。
しかし、時代が違います。
核家族が主流の今、重詰めするお料理全部を手づくりするなんて不可能だと思いませんか?
今はもうかなり早い時期からおせちの予約が始まります。
商品として販売されているキレイなおせちを目にする機会もあるから、なおさら主婦の中でのおせちのハードルが高くなっているのもあるんでしょうけど、あのキレイなおせちだって、すべてのお料理たちを、加工品を一切使わずイチから手づくりしているお店は全国で何店舗あるでしょうか。
ほんの一握り… もないかもしれません。
もっと言えば、お重に詰める必要もないと思っています。
確かにお重に詰める意味はちゃんとありますよ。
でも、それを理解した上でお皿に盛り付ける選択肢だってありますよね。
「おせちは大変そう」
いつの間にか刷り込まれたその常識は、
「おせちをつくっていたお母さんが大変そうだったから」
「売っているおせちはものすごい品数でキレイだから」
「何をどうつくっていいのかわからないから想像もつかないし、なんとなく大変そう」
その人が今まで仕入れたいろんな情報によって作り上げられてきているはずです。
私から言わせると、全部つくろうと思うからしんどくなるんやろ?って話。
ごまめ(田作り)
黒豆
焼き海老
これくらいあればもう十分「お正月」な感じがしませんか?
チラシでもネット検索でもいいです。
市販のおせちを見てみてください。
「これ、別におせちに入れなくてもいいよね?」
と思うものも結構入っています。
海老が入ってるからロブスターはいらんよね?
とか
甘い栗はいる?
とか
数の子があるのにいくらはいらんやろ?
とか
ローストビーフもなくてもいいよね?
とかね。
なぜそれを食べるのか?
ってことを知って入れば、おせち料理はかなりシンプルで済みます。
ただ、やはり新年を祝う大切な行事だからこそ、心意気としていつもは扱わない材料を使ったり、ちょっと手の込んだことをするわけです。
それが、つくっている人間にとっても楽しく、また名誉なことだとも思うし、その気持ちが食べる人にも伝わってより特別感が出てくる。
新年を迎えられた喜びをより一層感じられる。
「お母さん、すごいなぁ!」と、自分の母親を誇らしげに思う子が出てきたりしてね。
日本には、「ハレ」「ケ」「モ」で比較的ハッキリと食卓が変わります。
そういう文化は私はとっても好きだし、伝承していきたいと思っているからおせち教室を開講するのですが、でも、だからと言って
「アレもコレもつくるべき!手作りが一番よ!」
なんて口が裂けても言えません。
子育てしながら・仕事しながら、何日も前からおせち料理の準備に取りかかることがいかに大変かを知っているし、決して現実的じゃないと思うから。
だから、買って済むなら買おうよ!と。
何を買うか?
何をつくるか?
その見極めは個人差あるかもしれないけど、講座内で
「これはもう買ってもいいと思いますよ」
っていう私なりの提案はします。
例えば、黒豆はシワをよせずにツヤッツヤでホックリとした黒豆をつくろうとすると最低でも数時間はかかります。
圧力鍋でつくる方法もあるけど、お鍋でコトコト炊いた黒豆の方がはるかに美味しいから。
材料の質にもよるし、何より、自宅で黒豆を炊くと大量にできてしまうからそれも好きじゃない。
個人的に甘いものは少しでいいし、家族にもそんなに大量に食べてもらいたくないから、市販のちょこっと入っているものを買います。
そのためだけに砂糖を買うのもねぇ。。。
いや、つくりたい人はつくればいいと思います。
自分の講座では、あくまでも「お母さんが無理をしなくてもいいように」ってスタンスは変えたくないし。
…というより、自分がやってないことは人にも言いたくない。
私が普段からやっていることを伝えなければ意味がないと思っていますから。
そんな思いで取り組んでいるおせち教室ですが、おせちの意味やデモンストレーションなどの座学と試食、それから今年から1人2品くらい実践でつくってもらおうかと考えています。
だから、みんなで調理台とコンロが使える調理室がベストなのですが、横浜の自治体がやっている施設は子ども入室NGだったりしてなかなか厳しい…。
もしかしたら東京にするかもしれません。
『5つの魔法の調味料講座』受講済みでご興味ある方はぜひ。
あ!
『5つの魔法の調味料講座』年内は10/27に東京で開講するのが最後となりそうです。
独身さんや男性もぜひどうぞ♪
手づくり調味料がお土産です!
人数限定ですが、再受講枠もありますのでオンライン受講した方で「食べてみたい!」という方も大歓迎です。
申込はこちら→5つの魔法の調味料講座_東京
現在申込可能なおせち教室は12/15石川です。
申込はこちら→
★★★ライブ講座のお知らせ★★★
▼9/17『手づくりベーコンの会in京都』残席2
▼9/22『牛肉解体講座in京都』残席2
▼10/27『5つの魔法の調味料講座in東京』
▼11/3『かっこいい男の子・かわいい女の子になるためのお話会(幼児~小学校低学年向け栄養学講座in愛知』
▼11/10『手づくりベーコンの会in静岡』
やもりなおみさんの手づくりベーコンの会 in 静岡 in静岡 - パスマーケット
▼12/15『かんたん!おいしいお節料理教室in石川』
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