他人の家の台所に立つとわかる、主婦の日頃のストレスと問題点

「なおみさんがつくった鴨のローストが食べたい」

との嬉しい言葉を友達からいただき、

「じゃあ、つくりに行くよ」

と、恐縮している友達を半ばゴリ押ししてお宅にお邪魔してきました。

 

 

せっかく行くなら…  と、他の料理もつくってお昼ご飯にしよう!との展開になり、

鴨のロースト

唐揚げ3種

だし巻き

野菜の揚げ浸し

ビーフシチュー

をつくりました。

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私が持って行ったものは、だし巻き用のお鍋だけ。

材料も器具も調味料も友達宅のもの。

エプロンまでお借りしてつくりました。

 

 

 

今回は何の意図もなく決まったお話で楽しくつくっていましたが、これまでも何度かよそのお宅でご飯をつくった経験があります。

 

そうすると、ふとしたことから一般の主婦さんたちの料理に対する壁や日々のストレスの原因などが見えてきたりします。

 

 

 

いくつか例を挙げると、

鍋・ボウル・ザル・菜箸・お玉などの数が足りない。

 

いろいろ持っていると洗い物が大変だから…

という言い分もわかるけど、ある程度の数は持っていないと、足りないからと常に洗い物に手が取られて肝心の料理が進まないという事態になりかねない。

 

数種類の常備菜を一度につくろうと思うならなおさら、普段でもあと2〜3個増やすだけでご飯ごしらえのスピードが格段に変化することもあるので、見直すポイントだったりします。

 

 

 

あとは、包丁が切れない。

 

私の『牛肉解体講座』では毎回包丁を研いでから牛肉の掃除をしますが、牛肉にかぎらず、何を切るにしても包丁は切れたほうが良いです。

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包丁が切れるようになると、今までいかに力を入れて切っていたかがわかります。

 

反対の表現をすれば、切れる包丁がいかにご飯ごしらえを楽にしてくれるのかがわかるのです。

 

牛肉の解体中、それまでと同じように扱っていて指を切った人も数名いらっしゃいます。

無駄な力を入れて包丁を持っていた、いつもの癖が災いしたのでしょう。

 

「私の包丁ってこんなに切れる包丁だったの?!」

「こんなに楽に切れるならいろんなものを切りたくなる!」

というのが、これまでの受講者さんの声です。

 

今回の友人宅でも包丁の切れ味が悪く、偶然 砥石があるとのことだったので、すべての包丁を研いできました。

 

普段はご主人にお任せしているそうですが、研ぎながら、まさに『牛肉解体講座』でレクチャーしている内容をそのままお話ししていたら、

「今度から自分で研いでみよう!」

とやる気になっていました。

 

毎日のご飯ごしらえを楽チンにしたいなら、包丁の切れ味が良いことは最優先事項だと思います。

 

 

 

それから、便利なものに頼りすぎている。

 

現代のコンロにはいろんな機能がついています。

便利な機能ももちろんありますが、その機能によって人間の感覚が鈍ってしまい、それがないとつくれない状態に陥ってしまうのは依存しすぎです。

 

たとえば、温度管理。

今のコンロには「揚げ物」というボタンがついていて、その機能を使うと揚げ油が180℃になるようにコンロが自動的に働いてくれます。

 

とても便利だけれど、180℃では高すぎる場合もあるわけで、そういうときに対処できなくなる。

 

スイッチを押してしばらくして「ピピッ」と知らせてくれたから揚げてもいいと判断する。

これは、『人間の感覚を養う』という観点では非常に危険だと感じています。

 

素材が変わり、料理が変わればその機能は邪魔なだけ。

180℃で揚げるから美味しくできるわけではなく、その素材と料理に相応しい温度で揚げるから美味しいのです。

 

炊飯器がなくてもご飯が炊ける。

ピーラーがなくてもじゃがいもや人参の皮が剥ける。

フードプロセッサーがなくても野菜のみじん切りができる。

オーブンや特殊な器具がなくても塊肉料理がつくれる。

タイマーがなくてもベストな火の通し方で肉料理・魚料理がつくれる。

それこそが料理の面白く楽しいところであり、また、料理の可能性も広がり方が変わってきます。

 

そして何より、自分の感覚・自分の感性を信じられるようになる。

 

常々「料理は自己表現」と言ってますが、自分の感覚を信じてつくる料理は自己表現の何物でもないと言えます。

 

 

便利なものは、使い方次第で人間が本来持っている能力や機能を狂わせる。

というのが持論です。

 

私も便利なものはそれなりに持っているし、使っています。

 

でも、そこに依存しないように、そして、自分の感覚を確かめるためにそれらを使わずにご飯ごしらえをする機会をつくっています。

 

もし今、何か便利なものに頼りながらご飯ごしらえをしているなら、一つでも手放してつくってみることをオススメします。

 

 

 

…とまぁ、人様のお宅で料理をつくるといろんなことが見えてきます。

 

そして、それらは今後の私のテーマともなるものばかり。

目の前の女性が困っていることを根本的に解決していくのが私の使命です。

 

ちょっとしたクセや不意の行動から見えてくる日々のストレスや問題点を見つけるためにも、時々は人様のお宅で料理をつくる機会を持つことは大いに役に立つと思いました。

 

また気が向いたらやる予定です。

 

 

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