呼びかけがもたらす効果〜「今日もやっぱり私はカワイイ」と言えますか?〜

数年前、知人の家にお邪魔したことがある時の話です。

 

 

知人は一人っ子。

両親と3人暮らし。

 

私を含め家族間での会話にだんだんと違和感を感じてきて。

 

その違和感の正体が何なのか、最初は全然わかりませんでした。

 

でも、そのうち、

この家族は話したい相手に呼びかけずに話している

ということがわかりました。

 

 

「お父さん、新聞取ってくれへん?」

「お母さん、お茶ちょうだい」

「A子、この前 話してたのはコレのことでしょ?」

と言う時の

「お父さん」

「お母さん」

「A子」

に当たる部分がスッポリないのです。

 

 

 後日 本人に聞きましたが、

誰かが何かを言った時の、その内容で誰に話しかけているのかで判断している

とのこと。

 

え?でも、「お父さん」「お母さん」「A子」って呼びかけたほうがスムーズじゃない?

と、お節介ながら聞いてみたけど

そう?でも誰に言ってるのかわかるから別に良いんじゃない?

と。

 

 

 その後、そのやりとりはやめました。

 

 

 

他所様には他所様の事情があるので、それをとやかく言うつもりはありません。

 

 

でも、呼びかけによって人間の意識に生まれる感覚は必ずあると思うのです。

 

 

この感覚を具体的に何というのかはハッキリわかりません。

 

 

自己認識とか

アイデンティティーの確立とでもいうんですかね?

(賢い人、誰か教えてください)

 

 

 

とにかく、

自分はここに居る

あなたはここに居る

私とあなたはこんな関係

みたいなことをちゃんと認識する

そんな感覚。

 

 

大事だと思うんです。

私はね。

 

他人との繋がりも手応えとしてしっかり持てるような気もするし。

 

 

 

今、やたらと

「自分に素直に生きよう!」

「自分らしい生き方をしよう!」

「自分を許す」

「自分を受け入れる」

なんて言葉をよく見かけるし、それができなくてもがいている人はいっぱいいるようだけど、アイデンティティーが確立されていると自分への自信の持ちようはかなり違うんじゃないかと思うのです。

 

 

 

昨日、Facebookでこんな投稿をしました。

 

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そして、偶然にも、2年前の今日、こんな投稿をしています。

 

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20代の頃、ファストフードでトレーナーや副店長の仕事をしている時、何をどう褒めようが

「私なんて」

「でも」

「だって」

「どうせ」

と言い返してくる高校生のアルバイトがいました。

 

その子には

「他人は知らず知らずのうちにあなたを傷つけてくるときがあるかもしれん。 そんなとき、今みたいにあなた自身も自分のことをそうやって傷つけてたら、誰があなたを大切にしてくれるの? どんな欠点があろうと、どんな失敗をしようと『まぁ、いいか!こんな私もかわいいやん!』って自分が一番にヨシヨシして欲しい。あなたを心から愛し続けられるのはあなた自身なのよ。」

と口酸っぱく話していました。

 

彼女に言っていたソレは、今でも間違っていたとは思いません。

 

 

 

もし、

今 自分がこの世に生きていて良いと思えない

とか

そんなこと、今まで考えたこともない

とか

鏡に向かって「今日もやっぱり私はかわいい(男性の場合は「俺は男前」)」と言えない

とか

自分は何のために生まれてきたのかわからない

とか

「私、自分のことが大好きなの」なんて家族や友達にも言えない

という人がいるなら、自己認識を高めるとずいぶんと生きやすさや人生の満足度が違ってくるのではないでしょうか。

 

 

自己認識を高めたり、アイデンティティーを確立すると、人を妬んだり、恨んだり、コントロールしようとすることもないような気がします。

 

 

自分のことが大切だから。

 

 

結局 世界平和にも繋がるな、と。

 

 

 

その一つの対策としての「呼びかけ」

お金はかからないし、ちょっとした意識だけでできる。

 

 

一つの空間に自分と相手の2人しかいなくても、

「ねぇ」とか

「なぁ」とか

「おい」とか

「ちょっと」とか

ではなく、名前で呼び合う。

 

 

夫婦間でも、

『子供が生まれた途端 主人から名前じゃなく「ママ」って呼ばれるようになって悲しい』

と数人の女性から嘆きの言葉を聞いたことがありますが、

「あんたの母親じゃない!」

って言葉の裏には、健気な乙女心が隠れていたりするのです。

 

普段から奥様のことを「ママ」と呼んでいる殿方は、これからはぜひ名前で呼んでみてください。

 

夕飯のおかずが一品増えるかもしれませんよ♪(言い回しが古いw)

 

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