雛人形の正しい飾りかた〜「左上右下」の文化〜
早いもので今日から3月。
あっという間に2月が終わり、
雛人形をようやく飾りました。
二十四節気の「雨水」に飾ると
良縁に恵まれるというので、
今年は次女の初節句だし、
ぜひとも雨水に…
と思っていたものの、
今年の雨水である2月18日には
間に合わず、なんとか2月中に
飾ることができました。
雛人形の飾りかたに関しては
過去にも書いています。
なんだか文面が怒っていますね笑
先日、クラブハウスという
音声のみのSNSでも話しましたが、
もう少し補足しておくと、
そもそも雛人形とは
婚礼の儀を形にしたもの
つまり、
男雛は天皇陛下
女雛は皇后陛下
なのです。
現在では、諸外国に合わせて
天皇陛下は向かって左
皇后陛下は右にお立ちになりますが、
日本古来の左上右下に従うと正反対。
「右近の橘 左近の桜」
が植えられていますが、
これも、陛下が北を背にして
お座りになられた時の右・左で、
それは、
左京区は向かって右に
位置することでもわかります。
となると、
男雛は左に飾られているのに
橘と桜は本来の位置で
飾られているのは滑稽です。
ちなみに、
「お内裏様」の「内裏」とは、
御所の中の宮殿のことを指すので
男雛のことを「お内裏様」と
呼ぶのは正式ではありません。
話を戻して。
過去ブログにもあるように
日本は何かと左を重視してきました。
神社での参拝前に
御手水で手を清めるのも
左が先。
着物は左側が上になるように
着るし、
帯締めも、自分のカラダの
左側に向かって
下から上に上がるように結ぶのか
上から下に下がるように結ぶのかで
慶弔が分かれます。
これは、最初に左側の帯締めを
上にするか下にするかの違いで、
上にすると慶事結び
下にすると弔事結び
になります。
食卓に上がる魚の頭も左。
昔はお米が貴重品だったことから
ご飯は左側に配膳します。
お弁当も左側がご飯。
そんなこんなで、
生活の中にも「左上位」が
根強く残っています。
本来、雛人形の飾りかたに
関東式・関西式などはなく、
左上位を理解していれば
間違えることはありません。
しかしながら、ここまで
主流になってしまっては、
全国的に本来の飾りかたに戻る
なんてことは難しいでしょうね。
ただ、我が娘たちには
その意味も含めて
伝えていくつもりです。
こじんまりとでも
伝えていかないと、
だんだんと日本が日本では
なくなるような気がして。
古き良き文化は
なるべく形を変えずに
残したいものです。
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