3歳児健診の食事指導に愕然!〜子どもの食事で増やしたいもの・減らしたいもの〜
子どものご飯の悩みは、母親にとって尽きないものです。
特に第一子の場合は、お母さん自身も初めてのことなので、何をどうすれば子どもが食べてくれるやら…と心配。
食べない子のお母さんは食べる子のことを羨み、
食べる子のお母さんは食べない子のことを羨む…
何をどうやっても悩む人は悩む。
で、駆け込む先が自治体の定期検診だったりする。
地域によって多少の差はあるようですが、
3ヶ月健診
10ヵ月健診
1歳半健診
3歳健診
くらいのスパンでしょうか。
予防接種のことを言われ、
手先の器用さ・呼びかけに対する反応などを試され、
できない子の親は悩み、できた子の親はさらにできる子になるように育てる。
ただでさえ、産後のホルモンバランスや栄養欠損でメンタルも整っていない状態なのにアレコレ言われると、
「うちの子、ダメなのかしら?」
「あそこの子のほうが大きいな…」
とか、余計なことを考えてしまう。
私自身は、健診で良い思いをしてこなかった(というより、腹が立つことが多かった)ので、「まぁ、いろいろ言われてもこの子のことを一番知ってるのは私だしね〜♪」と呑気に捉えていましたが、そうでないお母さんのほうが世の中にはきっと多いはず。
だいたい、顔も名前も親の育ち方もいろいろ違うのに、成長も食べるものも同じようになるはずがなくて、
でも、ああいうところに行けば、それがさも『正解』とばかりに言われることも少なくないわけで。
ちょっとお疲れ気味のお母さんなら気にしてしまうよね…
と思います。
もちろん、対応してくださる担当の方によっては本当に優しくお母さんの気持ちを汲み取ってお話される方もいらっしゃるでしょうけど。
ま、そんな前置きをして本題へ。
これから数枚の写真を並べます。
とある地域の3歳児健診での食事指導の写真です。
「こういう食事をさせてくださいね!」
という、3歳児の理想的な食事としてのサンプルだそうです。
では、いきます。
朝食
おやつ 1回目
昼食
おやつ 2回目
夕食
さて、どうでしょう?
私個人の印象は、、、
タンパク質が少ない
これに尽きます。
小麦粉・乳製品多いな…
ってのもあるかな。
たぶん、この地域だけじゃなく、おそらくどの地域でもこういった自治体の栄養指導としては、
乳製品はタンパク源よ!
っていうのが定着しているかもしれません。
たしかにタンパク源かもしれないけど、その乳製品のタンパク質が悪さをする場合も十分にあったりするし、仮に摂らせるとしても「質と頻度と量は考えたいよね」って思ったりするので、
ココでは、「理想的な食事内容」の中には入れて欲しくない分類のものだということを書き記す程度にしておきます。
もし、
小麦もタンパク源よ!
とか言われるなら、私としてはもうお手上げですが(-。-;
ご飯にしてもおやつにしても、牛乳や乳製品を入れているところを、お肉やお魚や卵や納豆にして欲しい!!
で、やっぱり主食の小麦粉を減らして欲しい!!
わたくしの経験上、この食事内容では子どもは栄養欠損に陥ると考えます。
子どもは常に成長期
と考えておくほうが無難です。
成長期には、成長するに妥当な種類と量の栄養が必要です。
朝ごはんにジャムを塗ったパンとオムレツと牛乳では、まったく足りません。
これは、ある日の私の朝食です。
量の差こそあれど、娘も同じ内容の朝食を食べました。
もちろん、我が家のご飯が理想というわけでもありません。
人によって苦手な食材はあるでしょう。
ここで私が言いたいのは、内容です。
ご飯とお味噌汁と納豆と卵
とか
ご飯とお味噌汁と卵と魚
とか、本当に簡単なものでいいのです。
前夜の残り物でもいい。
カラダがしんどいならレンチンすればいい。
ジャムつきのパンと牛乳よりずっとずっと良いと思います。
昼食のタンパク質ってどこにあるんでしょう?
10gの油揚げと5gのなると??
お出汁は自分で引いたとしても、全部飲み干さなきゃ意味がないわけで。。。
たしかに栄養の吸収はいいけれど、お揚げさんと なると1枚ペロンと入れられても少ない。
これを親子丼にしたらどうでしょう?
唐揚げ3つと目玉焼き1つとかにしたらどうでしょう?
揚げるのがイヤなら、フライパンで焼けばいい。
洗い物がイヤなら、クッキングシートを敷いて焼けばいい。
目玉焼きじゃなくてゆで卵にすれば洗い物も楽チン!
でもね、この地域がお母さんたちに渡しているパンフレットにはいろいろ書いてあるんです。
「子どもには、活動に必要な栄養と成長に必要な栄養が要るから大人の2倍は要りますよ」とかね。
相変わらずパンも牛乳も入ってるけど。
「おやつといっても食事の一部。3回の食事で摂りきれないものをおやつで補いましょう」とかね。
それがなんでおせんべいやミカンやクッキーになるかはわからんが。
自治体側もいろいろ言うとお母さんが混乱するから…
って心遣いもあるかもしれません。
でも、それならもっとサンプルにこだわってよ。。。
というのが正直なところ。
数年後に必ずやってくるカラダの大きな変化=思春期をスムーズに過ごすためにも、小さいうちからタンパク質を食べ慣れることと、小麦粉系(欲を言えば乳製品も)の量や頻度を抑えていければ良いな、といったところです。
「でもうちの子、お肉はそんなに食べられないみたいで…」
と言うなら、こちらを参考にしてみてください↓↓
お肉が食べられない人のためのお肉の食べ方 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」
おそらく多くのお母さんたちが参考にするであろう健診での栄養指導に愕然としたので、撮影者の承諾を得て記事にさせてもらいました。
後々、急激なカラダの変化に伴ってカラダもメンタルも荒れてしまう子どもが減ることを願っています。
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