見た目は豪華!手順は簡単!『蓮蒸し』の3行レシピ
先日、「蓮蒸し(はすむし)」をつくってFacebookに上げたところ、「作り方が気になる」との声を数件いただいたのでこちらに書きます。
蓮蒸し
「蓮」なので、蓮根が主材料です。
つまり、蓮根の蒸し物。
作り方はいたって簡単!!
①蓮根をすりおろす(もしくはフープロでドロドロになるまでガーーーーッと)。
②蒸す。
③お出汁に少し濃いめの味つけをした「あん」をかける。
終わり。
蒸し時間は大きさにもよるので一概には言えませんが、今回は大きめにつくったので20分くらいは蒸したかな?
バットなどに小さく丸めて蒸してもいいと思います。
あ!!
蒸し器がないからつくれないとか思わないでくださいね!
蒸し器なしで蒸し物をつくる方法はこちらをどうぞ→最大限にストレスを省いた茶碗蒸しのつくり方 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」
拍子抜けするくらい簡単なのにそう見えないのは、「あんかけ」だからかな?と推測します。
普通は「餡」と書きますが、日本料理では「あん」だったり「庵」が多い印象です。
小豆の「餡」と区別するためかな?とか思ったり。
…という余談はさておき。
和食(日本料理)でつくる「あん」には、
・薄口醤油などでなるべく色をつけないように作ったものを「銀あん」
・濃口醤油で茶色っぽく仕上げたものを「べっ甲あん」
と呼ぶものがあります。
今回は、昆布と鰹節のお出汁に、ツバス(鰤になる前の魚を関西地方ではツバスと言う。https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E3%2583%2596%25E3%2583%25AA)のお出汁も入れたので、お出汁の味が濃いめかな?と思い、銀あんにしました。
どんな味付けのあんをかけるかは、細かく考えると疲れるのでお好みでいいと思います。
ただ一つ。
お吸い物と同じ味つけにすると、蓮根と一緒に食べた時に味がボヤけるので、少し濃いめの味つけにしてとろみをつけた方が美味しくいただけます。
とろみは水溶き片栗粉でも水溶き葛粉でもどちらでもOKですが、「葛根湯」でも知られるように、薬効があるのは葛粉です(https://ja.wikipedia.org/wiki/%25E8%2591%259B%25E6%25B9%25AF)ので、できれば葛粉がいいかな。
「できれば」ね!
ただ、「葛粉」と表記してあるものでも裏面を見るとジャガイモでんぷんだったりするので、そこは要注意!
『本葛』や『本葛粉』と書いてあるもののほうが確かかと。
で、すりおろした蓮根の中には、他に具材を入れても良し!蓮根だけでも良し!
今回は、えのきとオクラを入れたので色合いがまったくありませんがw
いんげんや人参を入れるとより華やかです。
お料理屋さんでは、お魚が入っていたり、今の季節だと銀杏やシメジなどが入ることも多いですね。
蓮根は、秋から冬にかけてが旬です。
春に芽を出すために、寒い季節の蓮根はでんぷん質が多くなるのだとか。
スーパーに行けば一年中買えますが、暖かい時期の蓮根は水分が多くシャキシャキします。
だから、蓮蒸しには不向き。
それを証拠に、夏場の蓮根はすりおろしても水がたくさん出てきます。
それでも片栗粉や葛粉を入れて無理やり固める場合もあるようですが、せっかくなので素材の持ち味を生かしたいところ。
秋〜冬の蓮根は、火を通すとホクホクモチモチしますから、この蓮蒸しもモチモチします。
今回の蓮根は、すりおろした時に水分が一滴もでなかったので蓮根まんじゅうにしようかと思ったけれど、揚げるのが手間でやめましたwww
蓮根まんじゅうは、すりおろした蓮根をお団子状に丸めて揚げ、あんをかけたもの。
これも香ばしくて美味しいです!
蓮根は次から次に節ができあがって、泥の中で長〜〜く連なった状態になりますが、最初にできた節が一番でんぷん質が多いらしいです。
ま、売ってるものではなかなか判別できませんが、節でカットされているものを選ぶと水分の損失も少なくていいですね。
(写真はこちらからお借りしました→マクロビオティックにみる季節の食べ方【しあわせこよみごはん】 〜蓮根の持つエネルギー/肺との関係〜 | ベジタリアン・グルテンフリー・ビーガンの情報ならVegewel Style記事の内容を推奨しているわけではありません。)
スーパーではこの状態で売っていることは少ないかもしれませんが、それでもせめて切り口はなるべく新しいものがいいと思われます。
お料理の上にちょこんと乗せること(乗せるもの)を「天盛り(++ ベターホームのお料理教室 ++)」と言います。
今回の天盛りはわさびにしました。
生姜でも美味しいですね!
これからどんどん寒くなるごとに美味しくなるものがあります。
代表的なものが根菜類。
暑い季節には太陽の光をいっぱい浴びたキュウリやトマトが食べたくなるように、寒い季節には土の下で育った野菜が食べたくなります。
暑いときにはカラダの熱を冷ますものを。
寒いときにはカラダを温めるものを。
誰に教わったつもりはなくても、四季によってカラダが求めるものが変わってくる。
この日本に生まれたからこそ備わった機能かもしれません。
なんと豊かな国に生まれてこれたのだろうと、自然の恵み・ご先祖や神々への感謝が溢れてやみません。
そういうことも、子や孫に伝えていければいいですね!
…てことで、ササッと1000文字以内で収める予定だったのが、ダラダラと長文になってしまいました。
いつもの悪い癖です… 失礼しました。
『蓮蒸し』
ぜひつくってみてくださいね!
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