肉汁あふれ出すハンバーグのカラクリ〜食の不自然に気づくために〜

フラッと入った

ステーキ・ハンバーグのお店。

 

 

 

 

ハラミステーキだけの

ランチ定食もあったのだけど、

それではちょっと足りない。

 

 

 

 

もう少し食べたいな・・

と思ったので、

ハラミステーキと

ハンバーグが一緒になった

このプレートを注文。

f:id:y_naomix:20210624151855j:image

店頭のディスプレイの写真

 

 

 

 

 

 

で、待っている間

なんとなく目に入った

「肉汁溢れる」

という文言を見て

一抹の不安がよぎりました。

f:id:y_naomix:20210624152004j:image

 

 

 

 

 

まさか・・・・・・

 

 

 

 

 

 

と思っていたら、

目の前に運ばれてきた

ハンバーグの中央部分の

妙な膨らみを見て

 

あぁ・・・失敗した・・・

 

と思った。

 

 

 

 

 

 

ナイフを入れると

ブシューーーッと吹き出る液体。

 

 

 

 

 

やっぱり・・・・・

 

 

 

 

 

ハンバーグの断面がコレ

f:id:y_naomix:20210624152118j:image

 

 

 

ハンバーグの中央に

不自然な穴・・・・・

 

 

 

 

 

これは

ブシューーーーッと吹き出た

「液体」があった場所。

 

 

 

 

 

 

店側が言う「肉汁」を

ゼラチンで固めて

それをハンバーグのタネに

包んで焼くと、

熱によって溶けた

「肉汁」が液体となり、

ナイフを入れた瞬間に

ブシューーーーッと吹き出す。

 

 

 

そんなカラクリ。

 

 

 

 

 

でもね、

自分でハンバーグを

つくったことのある人は

知っているんです。

 

 

 

 

どんなにジューシーな

ハンバーグをつくったとしても

肉汁が噴水のように

あふれ出ることはない。

 

 

 

 

 

 

ハンバーグの中央に

穴も開かない。

 

 

 

 

 

つくっていると

確実に違和感を抱く。

 

 

 

 

 

「肉汁」ってホンマに肉汁か?

 

という疑問が湧く。

 

 

 

 

 

 

当然のことながら

あのブシューーーーッと

出てくる液体は

肉が持つ肉汁ではなく、

だいたいコンソメ

 

 

 

 

もしくは、

鶏がらスープ。

 

 

 

 

もしくは、

同じ類のインスタントスープ。

 

 

 

 

 

これが、

本当にお店で素材をコトコト煮て

煮出したコンソメ

ガラスープならまだいい。

 

 

 

 

 

合挽きや牛ミンチとは

合わないけど、

手が込んでいるな・・・

とは思う。

 

 

 

 

 

 

でも、価格から原価諸々考えると

確実に割りに合わない。

 

 

 

 

 

 

 

 

コンソメキューブや

顆粒のガラスープ

と考える方が妥当。

 

 

 

 

 

 

だいたい肉汁というのは

ブシューーーーッと

勢いよく出てくるものではなく、

ジュワ〜〜ッと出てくるもの。

 

 

 

 

 

見た目ではなく、

口の中で感じるもの。

 

 

 

 

 

 

いつからか「肉汁」を

ありがたがるようになって、

こんなニセモノが

ウケるようになってしまった。

 

 

 

 

 

 

 

実は、京都にはもう一軒

同じようなハンバーグを

出すお店がある。

 

 

 

 

 

 

あそこのハンバーグ、

美味しいらしいよ。

人気らしいよ。

と、噂はずっと聞いていて、

何年か前に行ったことがある。

 

 

 

 

 

 

噂どおりで行列ができていた。

 

 

 

 

 

 

30分ほど待って

ようやく「美味しい」と聞いていた

ハンバーグを目の前にして、

ナイフを入れた瞬間

帰りたくなった。

 

 

 

 

 

そんなハンバーグは初めて見たけど

一瞬でカラクリがわかり、

食べる気をなくした。

 

 

 

 

 

でも、

そんなお店が人気なのも現実。

 

 

 

 

 

 

実際につくってみると

容易にわかることなのに

それを本物の「肉汁」だと

ありがたがっている人がいる

という現実。

 

 

 

 

 

まぁ、お店の存続のために

人気が欲しいんでしょう。

 

 

 

 

 

それは否定しない。

 

 

 

 

 

 

だから、

肉汁ブシューーーーも

一つのアトラクション、

見た目に楽しい

エンターテイメントとして

捉えて欲しい。

 

 

 

 

 

 

肉汁じゃないことを理解した上で

あの、ミンチ肉に包まれた

コンソメスープが飲みたいんだ!

とかね。

 

 

 

 

 

まぁ結局、

本物を口にしたかったり

食事を本当に楽しみたければ、

私たち利用者・消費者が賢くなる

しか方法はない。

 

 

 

 

 

自分でやってみると

何が本物で

何がそうでないか

瞬間的にわかるのだけどね。

 

 

 

 

 

 

 

そういえば、先日

スーパーで買ってきた生ダコを

湯がいているときに

横で見ていた娘が言った。

f:id:y_naomix:20210624152621j:image

 

 

 

 

え?

タコって湯がいたら

真っ赤になるんちがうの?

と。

f:id:y_naomix:20210624152647j:image

 

 

 

 

ええことに気づいたな!

と褒めて、

スーパーや回転寿司で見るタコと

何が違うのか話をした。

f:id:y_naomix:20210624152715j:image

 

 

 

 

「だから食べるな」

とは言わん。

 

ただ、食べるなら

生のタコを普通に湯がいたら

あんなに真っ赤にはならん

ってことをわかった上で食べや

と話した。

 

 

 

 

 

 

小さい時から

本物の姿を見せておくのは

生きるための知恵として

必要だな、と思った次第。

 

 

 

 

 

とか言いながら、

数年後に娘が

肉汁ブシューーーーで

歓喜の声をあげていたりしてね…笑

 

 

 

 

★★★最新の動画配信講座のお知らせ★★★

チキンジャーキー講座

 

★★★よだなおみ公式サイト★★★

 

★★★Youtubeチャンネル★★★

 

★★★stand.fm★★★

 

★★★Facebook★★★

よだ なおみ | Facebook

 

★★★Instagram★★★

https://www.instagram.com/yoda_naomi/

 

★★★Twitter★★★

究極のおうちごはん研究家よだなおみ (@ouchigohan703) on Twitter