グルタミン酸ナトリウムの最大の問題点と、私が思う「食育」の話
昨日、久しぶりに動画を撮りました
↓
43分もしゃべってるのに後で見直すと、言いたかったことがいくつも抜けていていました…汗
結論は、
「女性を元気にしたい!」
ってことには変わらないのだけど、
たとえば、お出汁の会では、
本物の味がわかる人を増やしたい!
ということも目的だったりします
私は現在42歳
物心ついたころには化学調味料というものは存在しました
私の親は「味の素は絶対使うな!」といつも口酸っぱく言ってましたが、それでも、焼肉のタレもカレーのルーも市販のものを使っていました(今思うとチグハグ^^;)
だから、今、食の活動をしている私も、小さい頃から化学調味料は口にしてきたということになります
今50〜60代の親世代の人たちも、80〜90代の祖父母世代の人たちも、少なくても今から40〜50年前からは化学調味料を口にしてきた人たちとも言えます
特にグルタミン酸ナトリウムは、すべてを否定するつもりはありませんが、あの強くて鋭い味が味覚の麻痺を起こしてしまうことにあると思っています
グルタミン酸ナトリウムを入れるだけで素材の旨みや調味料の風味などが全部消されてしまう
グルタミン酸ナトリウムというと、ネットで少し検索すればいろいろな情報が出てきますが、ネットで頻繁に言われている「カラダへの影響」という視点で言わせてもらうなら、発ガン性云々よりも
本物の味を見極める能力を失わせてしまう
ということが一番大きな損失だと思うのです
「味覚」というものは、カラダを守るための武器ともいえます
その味覚を麻痺させてしまうということはどんなことか?
想像しただけでも、本当は危険なことだということがわかっていただけるのではないでしょうか。
現代において、グルタミン酸ナトリウムを完全に避け続けて暮らすことは、もしかしたら不可能かもしれません
外食すれば必ずと言っていいほど出会ってしまうし、スーパーやコンビニでグルタミン酸ナトリウムを使っていないものを探すとなると、なかなか困難な世の中です
日本の伝統的な保存食である漬物にさえも入っている現実…
そんな時代だからこそ、
家では化学調味料なしで生活してもいいよね?
家でも使わなくていいよね?
ってことが言いたいのです
これは、万能調味料講座やベーコンの会に関しても言えることです。
たしかな味覚を育てることで、自分で自分のカラダを守れる人を増やしたい!
強い味に慣れてしまうと、どんどんどんどん強い味を求めていく
複雑で繊細な素材の旨みを感じることができなくなってしまうのです
料理とは、
素材を美味しくする行為ではなく、
素材の旨みを引き出す行為
だと思っています
となると、やっぱり、強くて鋭い化学調味料の味は邪魔になるのです
それを本能的に感じた人たちが、
お出汁の会では、家に着くなり顆粒だしを捨てたと言う人がいたり、
万能調味料講座では、これまで愛用していた「○○のタレ」や「○○の素」やドレッシングまでも処分する人がいたり、長年悩んでいた砂糖を手放すこともできた人がいるのです
ベーコンの会では、手作りすることの楽しさも相まって、市販のベーコンやハムを買わなくなった人もいます
食を見直す行為は、命と向き合う行為です
食を見直す時間は、命と向き合う時間です
特に、ベーコンの会や牛肉の解体は塊肉を使うので、ストレートに「命」を目の前にするわけです
ベーコンやハムの下処理をしながら
「このお肉は、豚さんのお腹のお肉よ」
とか
「このお肉は、牛さんの足の部分でね…」
と子どもに話すきっかけにもなります
『食育』という言葉の定義は様々だと思いますが(食育 - Wikipedia)、
「人が命と向き合う時間」だと解釈しています
大人も子どもも。
そういう意味では、お出汁の会も、万能調味料講座も、ベーコンの会も、牛肉の解体も、生活をしながら親子で学ぶ「生きた食育」ができる
オカンのための栄養学講座では、カラダと向き合う必要性をお話ししています
すべての講座で「立ち止まって向き合う」ことができるように構成しています
少しずつではありますが、地道にやっていくことで、女性の「知って良かった」を増やしていければ嬉しいです
5/13 島根「お出汁の会・万能調味料講座」
5/25 大阪「牛肉解体」
6/3 大阪「万能調味料講座」
7/8 愛知「お出汁の会・万能調味料講座」
7/20 香川「ベーコンの会」
8/6 鳥取「お出汁の会・万能調味料講座」
8/21 福岡「お出汁の会・万能調味料講座」
8/26 富山「お出汁の会・オカンのための栄養学講座」
9/9 東京「ベーコンの会」
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