娘が犯罪に巻き込まれないために親としてできること

子ども向けの絵本やテレビ番組などの中には、

「正義と悪」

があからさまに書いてあったりする

 

 

たとえば、アンパンマンは正義

バイキンマンは悪

といった具合に。

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ウルトラマン仮面ライダーは正義

怪獣は悪だし。

 

良いプリンセスがいて、悪い魔女がいたり…

 

 

 

私は「良い人・悪い人」という表現にとても抵抗があった

 

 

このブログでも書いたことがあるけれど、

「正義の反対は、また別の正義」

だと思っているし、

 

世の中の殺人犯だって、きっと素晴らしい一面があると思うし、罪を犯した背景を考えると、どこかに必ず原因があって、

「その殺人犯だけが悪い」

なんて決して判断できなかったりもするから。

 

 

先日SNSで、日本人なら誰もが知っている殺人事件の名前を出して、

「○○事件の犯人をつくる方法」

という、箇条書きに書かれているものを見かけた。

 

あまりにも内容が酷すぎるし、凶悪殺人犯が増えてもらっても困るので全公開は控えるけれど、どんな内容だったかというと、

 

そのほとんどが、その殺人犯が子どもの頃に親から受けてきた体罰やら冷たい接し方・とても親子とは思えない仕打ちなどが書かれていた

 

 

もう胸が締め付けられる想いだった

 

 

 

そのSNSのコメントには、

「こんな育てられ方をしたら誰だって性格ゆがむよね…」

「彼が悪くない。母親が悪いんだ!」

「親も死刑にしろ!」

などという批判的なものが多かった

(こういうコメントも含めて、あまり気持ちの良いものではないので公開しないのだけど)

 

 

確かにそうかもしれない

 

親の接し方1つで子どもの将来は決まるだろう

 

 

でも、私はその親とて被害者だと思ったりする

 

「この人の親はどんな育てられ方をしたんだろう」

「親が経験してきた親子関係とは、どんなものだったんだろう」

と思った。

 

 

そんなことを考えると、本当に悪い人なんていないとも思える

 

 

だから、娘が目にする絵本や子ども向けの映像の中で描かれている

「正義と悪」

に抵抗があった

 

 

 

 

でも、今は私の幼少期とはいろいろ違う

 

 

 

隣近所や地域の中での交流が圧倒的に少ない

 

犯罪の種類も多様化・陰湿化している

 

 

「知らないおじさんに声をかけられてもついていっちゃダメよ」

と言うだけでは足りない

 

 

女性が声をかけてきて連れ去られることもあるからだ。

 

 

 

 

私自身、娘と他人との接触をことごとく拒むようなことはしない

 

娘がもっと小さい時は

「あら!かわいいねぇ!」

と声をかけてもらえるのも嬉しかったし、

 

「小さいおててだこと!」

と、手を触られることもさほど嫌じゃなかった

 

 

が、それも人による

 

 

女性だと抵抗はなくても、男性だと少し警戒もしていた

 

 

今でも時々、街を歩いていて急に

「おっちゃんの彼女にならへんか?」

と娘に言ってくるようなおじちゃんもいたりして

「なに?!」

と思うこともあるけど、

 

きっと、本当に下心がある人はそんなにダイレクトなアプローチはしてこないだろうとも思う。

 

 

 

学校の先生や警察官が犯す事件も少なくない

 

2日くらい前にも

児童相談所に子どもを拉致された」

というSNSの投稿も見かけた

 

 

 

誰を信用していいのか

誰を警戒すればいいのか

わからない時代になってしまった

 

 

 

今はいつも娘と一緒にいるけれど、この先はわからない

 

 

私が娘と一緒にいて、彼女を守ってあげられる時間は残り少ないはず

 

 

そのあいだに、彼女が自分で自分の身を守る術を身につけなければいけない

 

 

その指導をするのは私の役目だ。

 

 

もしかしたら、子どもに料理を教えることや、文字や英語を覚えさせることや、習い事をさせることより大事なことかもしれないとも思う

 

 

かなり穿った見方かもしれないけど、そんな時代になってしまった

 

 

そんな視点で見ていくと、幼児の段階では

「世の中には悪いことをする人もいる」

というダイレクトな伝え方をしたほうが良いのかもしれない

 

 

「正義の反対はまた別の正義だ」

「犯罪者とて被害者かもしれない」

などということは、彼女の成長具合をみて、また違う表現で伝えていければいいな…とは思う

 

 

 

親がどんなに注意を払っていても、子どもが犯罪に巻き込まれる瞬間はいつでもある

 

そうならないためにも、子どもに知恵をつけさせることは本当に大切だと思う

 

 

 

それだけではない

 

 

子どもを犯罪者にしないためにも親の知識と知恵が必要だと痛感する

 

 

 

私が普段 娘に言ってることのすべてをココに記すことはできないけれど、

『子どもを犯罪者とも被害者とも無縁の人間にするには、親の普段の接し方がものを言う』

と思えるようになったのは、2年くらい前に主催をした

「赤ちゃんからの性教育

というお話し会が大きなきっかけとなった

 

 

子どもが犯罪に巻き込まれないためにはどういったことに重きを置いて話せばいいのか?

 

自分の命とカラダを大切に思えると、他人の命もカラダも大切に思えるということ

 

親の何気ない一言が、あとあと犯罪者を生み出してしまうかもしれないこと

 

親子のスキンシップがいかに大切か

 

思春期を迎える前に「性教育」という命の授業が大切だということ

 

「赤ちゃんはどうやったらうまれてくるの?」という質問にうまく答えられないのは親自身の性教育が未熟であること

 

 

 

本当にいろいろ考えさせられたし、1人でも多くの人に知ってもらうことで、世の中から少しでも犯罪が減るのではないかと思う

 

 

今のところお話し会を開催する予定はないけれど、その代わり、以前facebook上でやっていたオンライン講座をまた再開するめどが立った

 

今後、facebook上でも時々参加者を募るかもしれないけど、ココでも記しておくことにする

 

 

期間は2ヶ月

参加費 7,000円

希望者は私にFBメッセージを送ってください。

詳細をお返事します

※かなりプライベートな内容が含まれているため、勝手ながら男性の参加は私のFBFに限らせていただきます

 

なお、個別の質問・相談は別途料金がかかります

 

 

 

 

娘の絵本の内容からかなりかけ離れた着地点になってしまった感はあるけれど、私個人としてはとっても大切なことだと感じているので、最後は告知させていただきました。

 

 

 

性教育とは、男性と女性のカラダの仕組みを学ぶことではありません

 

この世に生きる意味

カラダを愛おしむこと

自分の命とカラダを守る必要性

命をつないでいく大切さ

他者との関わり合いを円滑にするために必要なこと

などを知り、感じることだと思います

 

 

となると、学校任せになんてできないはず

 

思春期になる前に伝えておきたいことだったりする

 

 

 

生後数ヶ月から親ができる性教育があります

 

 

それが、思春期になってカラダの変化を喜べるかどうかに大きく関わってくる

 

 

私はとても重要なことだと思っています。