「お菓子がご飯」という人に私ができることは?

突然ですが、

3年前の昨日、FBにあげた記事をシェアします

 

 

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【手づくりすること】

 

お米や野菜・お漬物・お味噌と、何かと手づくりする家で育った私。

 

顆粒だしの存在を知ったのは20才前後。

 

母や祖母は、煮干しや昆布や鰹節でいつもお出汁をひいていたし、高校や専門学校でも同様のお出汁のひきかたを習ったので、顆粒だしを知ったところで長年カラダに染み付いている方法でしかご飯を作ってきませんでした。

 

 

今でこそ、栄養の勉強をしたり、食の安全について調べたりしてそれなりの知識はついてきましたが、小さい頃や学生時代、厳密に言うと結婚するまでは

「慣れた方法でやってる」

「それしか知らないから」

というだけの理由でやってきたようなものです。

 

結婚し、家族ができてから本格的に意識し始めましたが、すればするほど「手づくりの良さ」に気づかされます。

 

 

小さい頃は、

「外食したいなぁ…」

「よその子みたいにパフェとかオレンジジュースとかお店で食べたいなぁ…」

としょっちゅう思っていましたが、今更ながら

「家で作ったもんが1番美味しい!1番安心!」

という、耳タコ状態だった父の言葉に強く頷けます。

 

 

食事は命を作るもの。

 

 

特に、将来子どもを育みそだてるであろう娘を持つ母としては、日々の栄養の積み重ねを意識せずにはいられません。
(とはいえ、がんじがらめではなく、「AよりB」「それより先にコレ食べたら?」という、ゆる〜い感じですが)

 

 

先日、母乳と昆布の旨味成分の投稿をしましたが、離乳食を始めた1才の時から昆布と鰹節でひいたお出汁に馴染んできた娘は、大のお出汁好き❤︎

 

1日3食お味噌汁を出しても、小さいお手手で器を持って、チューチュー器用に飲み干します。

 

まだ授乳中なので、周りの、早くも卒乳(断乳)したお子さんよりも汁物の飲み方はまだまだヘタクソですが、それでも、シジミやアサリのお味噌汁や鰯のつみれ汁の時などは、お鍋を指差しておかわりを要求してきます。

 

手づくりご飯を喜んでいた父と、実際にご飯もおやつも手づくりしてくれた母の精神を、少しは私も受け継いでいけてるのかなぁ…と、最近思います。

 

 

今は、踏み台に乗って私と一緒に台所に立ちたがる娘。

 

約30年ほど前、母と私たち姉弟3人とで餃子を包んだり、コロッケを丸めた光景を思い浮かべながら、そのうち娘とも同じ光景をつくることができるかな?と密かに楽しみにしている母です(*^^*)

 


昨日、某ファストフード店の食肉問題がニュースになっていましたが、こういうことがある度に、父のあの言葉が響いてきます。

 

…ということで、今夜はチキンナゲット作ろうかな☆


画像は、私のお味噌汁を横取りする娘の画f^_^;)

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この記事から3年経って思うのは、いつでも『絶対手づくりご飯!!』と思う必要はないけれど、でもやっぱり手づくりご飯はいつでも美味しいし、嬉しい

 

だから、世の中の多くの人にも手づくりご飯を見直して欲しい

 

と思うけれど、それが叶わない人もいる

 

 

 

家族につくってあげたいけど、カラダが思うように動かずつくれない人

 

時間がなくてつくれない人

 

「ご飯をつくる」という意識が薄い人

 

そういう人がつくれるようになるためにどれだけのことができるか?

 

それがこの1〜2年間 抱いている私の課題です

 

 

 

 

ご飯をつくりたくてもカラダの不調や時間がないという理由でつくれない人にはまだいいのですが、

 

「ご飯をつくる」という概念がない人にどうアプローチするか?

 

そこが意外に難しい。

 

 

 

コロッケも焼き鳥も餃子も、買わないと食べられないと思っていた40代の人を知っています

 

家族分の茶碗やお箸がない家庭もあります

 

お菓子であっても満腹になりさえすればそれが食事だと思っている人もいます

 

 

 

根深いことです

 

 

 

その人のお母さんやおばあちゃんの食生活にまで問題が及ぶからです

 

 

そして、それは栄養状態にも課題がある場合が多く、親との関係性にシコリがある場合もあるので、私が介入できることは限られていたり…

 

 

でも、そういうことを踏まえて

「食をもって私にできる何か」

を探していきたい

 

 

 

そのために求められることはたくさんあるでしょう

 

もっともっと私自身が変化していかなければ成し得ないことだと思っています

 

 

 

手づくりご飯の大切さを伝える活動はまだまだ始まったばかりです