お気に入りの上質な味醂や醤油や味噌が買えなくなるかもしれない話〜食品添加物の「ビタミンB1」って何だろう?〜

注文していた味醂とお酒が届きました。

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味醂で言うと、みりん風調味料や発酵調味料と言われるものがスーパーの「みりん調味料」売り場に並んでいます。

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料理に使うお酒も、料理酒と書いてあるものや合成清酒を料理に使う人もいます。

 

醤油は、脱脂加工大豆・果糖ブドウ糖液糖・カラメル色素・アルコールなどで作られているものもあれば、減塩しょうゆにはビタミンB1が添加されているものも。

 


 

当然のことながら、原材料に表記されているビタミンB1は、数種類の食品添加物を総称しているわけでして…

 


 

一応は栄養強化を目的としているようですが、ほとんどの目的は

日持ち向上剤という名の保存料

といったほうが早いかと。

 

 

まぁ、塩分を控えめにしているので腐敗のリスクは高くなるのが当然です。

品質低下を防ぐためには何らかの手立てが必要になる。

だから、添加物の力を借りて菌の繁殖を抑えているんですね。

 

減塩も大切かもしれませんが、その代わり人工甘味料異性化糖によるデメリットの方が大きいような気がしますが、やたら減塩!減塩!という人はきっとスルーなんでしょう。

 

 

私は、減塩商品が健康に近づくとは1ミリも思っておらず、

本当に減塩を目指すなら、お出汁をしっかり引けば良し!

しっかりじっくり引いたお出汁を使ったお料理には、やたら調味料を入れない方が美味しいから、そのほうがよっぽど減塩になるわ!

というか、塩をちゃんと効かせた方が美味しい料理もあるし、やっと塩味を感じる程度の味付けの方が美味しいものもある!

何でもかんでも塩気の少ない味付けにすることが良いことじゃないよ!

と常々思っているので、減塩商品推奨派の人とは正反対です^^;

実際に、実親は孫が「このお醤油美味しくない」と言っても減塩醤油をやめない笑 ま、あるあるですね〜

 

 

 

いろんなオトナノジジョウで安い原材料を使わざるを得なかったり、時間も手間もかけられない場合もあるとは思います。

 

そこは否定しません。

それらに価値を感じる人もいるわけですから。

 

 

 

 

ここまで書いて私が言いたいのは、以下の2点。

 

添加物を使ってるなら「ビタミンB1」なんて中途半端に「消費者のためにやってまっせ」風なセッッッコイ商売なんかせずに、真っ正面から堂々と「チアミン硝酸塩」「チアミンラウリル硫酸塩」と表記して欲しい。

 

ということと、

 

酸味料やブドウ糖などを入れず、何年も熟成させて作っている味醂のメーカーはあるし、異性化糖や食塩を入れずにお酒を作っているメーカーもあるし、小麦と大豆と塩だけで樽仕込みしている醤油メーカーもあるから、そういう企業を応援しようよ!

 

ということ。

 

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以前、講座で味醂の話になって、

近くのスーパーで良質な味醂が売っていたからずっとそのスーパーで買っていたのだけど、この前 行ったらなかったから店員さんに聞いたら「売れ行きが悪かったから置くのをやめたと言われた。手軽な場所で買えるから助かってたのに…

と。

 

一人の受講者さんがそんな話を始めると、また別の受講者さんが

私も同じようなことがあった!

と。

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買い物は投票だ

とよく聞きますが、リアルにこういう話を聞くと、この言葉が沁みます。

 

 

調味料

海藻

野菜

口に入るものはなるべく安心できるものを…と思いつつも、そのすべてをこだわり続けるのはなかなか難しいと思います。

 

 

でも、我々消費者が買うことによって存続できる企業があることは確かです。

 

 

いつもいつもは無理でも、お給料やボーナスが入った時に買ったり、友達に教えてあげるのも良いと思います。

 

 

何かしらの方法で守り続けていかなければ、伝統や文化は簡単に姿形を変え、この世からなくなってしまうことになるかもしれません。

 

 

実際にこんな問題も起きています。

 

 

今でも署名活動はされているようです↓

 

 

 

遺伝子組み換え・食品添加物などの食に関する表示は、知らず知らずのうちに私たち消費者にわかりにくくなってきている時代。

 

ボーッと生きてちゃダメだなと思わされます。

 

信頼して買っているものでも、時には原材料表示を見たり、ホームページをチェックしたり、メーカーに問い合わせることも必要かと。

 

 

 

何を後世に残していきたいか。

 

じっくり検討する価値はあると思います。

 

 

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