味覚に敏感な子どもが食べるものほど味覚を狂わすものが多い現実〜ハロウィンの悲劇〜
今日、Twitterでツラツラと綴っておりました。
もう。。。本当にね、味覚は積み重ねでしか鍛えられませんよ。
ニセモノ・まがい物ばかりを食べていると、本物を食べてもイマイチ美味しさがわからなくなる。
そんな話は前回も書きましたが。
「本物」「本物」って書くと、
じゃあ、スシローの鮪は本物じゃないのか!
とか言われそうですが、私が言いたいのはそんな薄っぺらいことじゃない。
確かなもの
って意味です。
それっぽい
ではなく、
本来の味を持つもの
って意味です。
…って書いてる側から、娘がハロウィン騒ぎでもらったこんなお菓子が出てきました^^;
なんでコーンポタージュをサクサクと食べる必要があるのか
なんでたこ焼きを常温で食べる必要があるのか
野菜サラダをお菓子にする必要ある??
シュシュシュシュシュ…シュガーラスク?????
どう考えてもお菓子の分類に入るものを別のお菓子にするという無駄・・・・・・・
特別に単独撮影
これを食べた娘…
「ママ… シュガーラスクってなに?」と。
ほらね。
シュガーラスクってのはちゃんとあって、でも、それを食べたことがない人間は、うまい棒のソレの味がシュガーラスクって簡単に思い込むんですよ。
言われましたよ、娘に。
今度シュガーラスク買って
って。
市販品のほとんどはリピートするためにあるってわかっているから、無駄な出費はしませんけどね。
シュガーラスクより、牛肉と豚肉の味の違いや、パプリカとピーマンの味の違いや、鰹節と鯖節の味の違いを感じて欲しいと親は思っているのに、シュガーラスク・・・
まぁ、仕方ないですけどね。
お菓子や市販品の強烈な味のインパクトに、家庭で出すご飯の微妙で繊細な味なんて勝てっこないです。
ウチはまだ、蒸したお芋や果物を特別なおやつだと認識しているみたいだから辛うじて救われているけど、それも時間の問題。
せめてもの思いで納豆を先に食べるように促しましたけど
こういうのを見て
「わっ!カルシウム入ってるやん!」
とか言ってる娘の姿を見てると、さもカラダに良さげな雰囲気を出して、世のお母さんたちにエエカッコしてる企業スタイルに嫌気が差したり…
企業側がアピールしたい「カルシウム」らしきものって、原材料の何番目やねん!と。
こんなんで「入ってる」なんて言うな!
ってのが本音です。
そのうちファストフードも食べるでしょうし、コンビニ食も食べることになるでしょう。
それはそれでいいんです。
本人が理解した上で選んでいるなら。
いつまでも娘につきっきりで生きていくつもりもないし。
でもね、親はギリギリまで悪あがきしたい生き物のようで。
「私の目が黒いうちは…」なんて思わないけど、ジャンキー生活はなるべく遅らせたいと思うもんです。
重金属
そのリスクをいろいろ知っていると余計にね。
もう、いっそのことハロウィンなんてなくなってしまえ!とすら思います。
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朝ごはん屋さんをやってみて思ったこと~安くて美味しくてカラダに優しいご飯はありえない法則について〜
10/27(日) 人生初となる「朝ごはん屋さん」を開店しました。
場所は、京都・七条大宮『キッチンNagomi』さん
告知のメインはFacebook。
7:30〜11:00 限定30食を用意して挑みました。
なぜ朝ごはん屋さんなのか?
朝ごはんは一日のスタートとして本当に大事だと思っているから。
朝ごはんを食べることによって人のカラダは目覚めます。
でも、菓子パンと牛乳、納豆ご飯だけ、コーヒーだけ、そもそも食べない、お腹が空かない、、、とか、、、
う〜〜〜〜ん…と思い。
本当に時間がなくて「とりあえずこれだけ!」っていうのならまだわかりますが(てか、なぜ時間がないのか?ギリギリまで寝てるから?どうして早起きできないの?カラダを犠牲にしてまで夜遅く働かなきゃいけない生活環境ってどうなの?とかの問題ももちろんあるけど)
でも、そういう朝の過ごし方を当たり前として生きていくと10年後のカラダはどうなるんでしょう?
なぜコーヒーがないといけない?
なぜパンしか食べられない?
なぜお腹が空かない?
考えるべきはそこです。
たまたま耳にした、娘と同い年の子の「朝はコーンフレークだけやった」という一言も大きなきっかけとなりました。
そこで、現代人に必要なのは、
身も心もホッとできて、自然と活力が湧いて、明日も楽しみになるような朝ごはんなんじゃないか
と。
いつの間にかコーヒー要らずの朝を迎えられるようになったり、
「朝はパンよりお米でしょ!」って思うようになったり、
朝ごはんを楽しみに起きられるようになったり…
そんなお店があったらいいのになぁ…と思ったものの、見渡すと、
「モーニング」と看板を掲げたお店はだいたいパン。
米飯朝食を提供してくれるお店でも、タンパク質が足りなかったり、野菜ものがお漬物しかなかったり、顆粒だしであろうお店が多くて理想には程遠い。
あそこはダメ!ここはダメ!と悶々とするくらいなら自分でやったほうが良い!
と思い、私なりに案を練って。
メニューを決める上でどうしても譲れなかったのは、以下の8点。
①調味料や油は普段 家で使っているものを使う。
②お出汁は素材から引く。だしパックも使わない。
③小麦粉・乳製品は使わない。
④砂糖も使わない。
⑤化学調味料はもちろん、なんちゃらエキスやタンパク加水分解物など抽出方法が怪しいものも一切入れない。
⑥お味噌汁は具だくさん。
⑦タンパク質は2種類以上。
⑧野菜・海藻・発酵食品は必ず入れる。
まぁ、家で普通に作っている朝ごはんをいかに売りものにするか?
ってだけの話なんですけどね。
で、実際にお出しした朝ごはんはこちら。
お米は前日に精米
お米は精米から時間が経てば経つほど美味しくなくなる。
本当は当日精米をしたかったのだけど、起床時間が早すぎなのでせめてもの思いで前日精米。
長崎から取り寄せた焼きあごと昆布を使って、ゆっくりじっくりお出汁を引き、
最近 再燃したぬか漬けのナスは、もちろんミョウバン不使用(だから色が悪い^^;)
ミョウバン=アルミ。ただでさえいろんなものから人体に入ってくる重金属は、デトックスが大変。
普段からアルミ鍋やアルミホイル・アルミカップの使用を避けているのに、色止め目的だけのミョウバンは不要だと思う派です。
鰯の丸干しはこう見えて、大人の女性の手のひらくらいの大きさです。
塩だけで味付けされた丸干し。身も分厚くて食べ応えあり!
2種類の小鉢は、ひじき煮を中心として、モロッコインゲンの胡麻おかか和えと、甘長唐辛子のじゃこ炒めのどちらか。
この3種類の味付けは、「5つの魔法の調味料」のうちのたった一つの調味料で。
小鉢にもタンパク質をちょい足し
温泉卵にかけたお出汁は、焼きあごと昆布のお出汁に鰹節を加えたお出汁に、ひじき煮・胡麻和え・じゃこ炒めに使った同じ調味料を合わせたもの。
これで900円。しつこいけど笑
安いと思うか高いと思うか。
その違いはあって当然。
この賛否あるであろう価格と内容でも、今回ひしひしと感じたのが、利益を出すことの難しさ。
私の中で、朝ごはん屋さんはずっと長くやっていきたいことの一つです。
軽い気持ちでやる単発イベントでもなければボランティアでもない。
仕事であり、事業。
継続していくためには、利益は必要です。
となると、ぶち当たるのが原価の壁。
そして、どこまでこだわるか?という自問自答がスタート。
上記 赤文字の8点が譲れないとしたら、譲れるところはどこだろう?
と、頭の中はそればかり(^_^;)
例えば、焼きあごは産地をこだわらなければベトナム産も手に入ります。
安いです。
対して、国産のものは業務用と明記してあっても100グラム1000円以上はします。
胡麻は、「国産」とも何とも書いていないものや海外のもので良ければ1キロで1000円以下。
国産の、有機表示のあるものになると500円〜700円は変わってくる。
鰹節も自分で削れば安く済むけど、削りたての香りと美味しさを重視するなら、コストの代わりに手間と時間が取られてしまう。
(本当のことを言えば、卵は2~3個使いたかった…泣)
スーパーに行くと、下処理済みのこんな野菜たちが並んでいます。
やっっっっっっっっすいです!
でね、今までの私はこういう類のものを買う人の気持ちがまったくわからなかった。
誰が処理したかわからんものをなぜ買うのか。
水に浸されて、風味も栄養もきっと抜けきっている…もしかしたら、歯ごたえさえ残っているか怪しいものを、一体どんな人が買っていくのか。
包丁とまな板を洗いたくないほど疲れている人ならわかるけど…
なんて思っていた。
でも、今回わかりました。
だって、どれもこれもめっちゃ安いもん!!!
蓮根なんて、フレッシュを200グラム買おうと思うなら倍以上の値段になりますよ。
飲食店を経営する上で、削減できるところは明確。
人件費と材料費です。
そのうち、人件費はある一定以上は削れない。
それ以上のコストカットが求められた場合に標的になるのが材料費じゃないかと。
今回、いろんなお店に買い出しに出かけて、下処理済みの野菜たちが目に入らなかったわけではありません。
「あぁ… そうか。こういう時に役に立つのがこういう野菜なのか」と思い知りました。
美味しさや栄養と引き換えに得られるもの。
それは、お店を継続していく上でものすごく大切なものかもしれません。
だって、従業員や経営者の生活がかかっているから。
でもね、私はそこも自分への課題として掲げていきたい。
まだまだ世の中の常識として根強い、
安いものは良いものだ
という認識を
安いものはそれなりだ
に変えていけるか。
じゃないと、いつまでも外食産業は発展しない。
真っ当なものを地道に作っている人たちも報われない。
日本の食事情のクオリティーを上げるためには、
良質なものはそれなりの価格になり、そうでないものは何かしらの代償を払わなければいけない
ってことを常識としなければ、いつまで経っても
こういったものはなくならない。
食のクオリティーはそのままQOL(Quality of life) 生活の質・生命の質・人生の質に直結します。
そりゃ、日本国民全員が無農薬野菜を買う時代がくれば良いけれど、それはまぁ考えにくいし、私も私の講座や朝ごはん屋さんに来てくれる人全員に求めるつもりもない。
食の面でも二極化は避けられないとも思うし、それぞれができうる限りのことを続けていけばいいと思うし。
でも、今まで食の安全やカラダへの負担などを一切考えてこなかった人が、私が作った朝ごはんを食べたことがきっかけでほんのちょっとだけでも立ち止まってもらえたら…
とは思う。
せっかくゆったりとした気分で朝ごはんを食べている人に向かって添加物がどうの、ノルマンヘキサンがどうのと要らぬ話をするつもりはないけど、ふとした時に、その違いを感じてもらえるようなオフラインの発信拠点にできることを願っています。
目指すは、地元の人に愛されるお店です。
私の場合、ありがたいことに北海道から沖縄に住む方や、海外在住など遠方の方とのつながりが多く、
「京都に行ったら、神社仏閣巡りとなおみさんの朝ごはん屋さんは必ず行く!」
と思ってもらえることはとても嬉しい。
でも、やはり通常を支えてもらうのは地元の方々。
朝ごはん屋さんで地元の方々と旅行者がうまく共存できる場になればいいなと思うわけです。
私が何を考え、何をしているのかまったく知らない人にどう知ってもらうか。
そういう意味で、今回は整理券なども配布しなかったし、どなたにでもフラッと入って来てもらえたらいいな…なんて考えながらオープンした朝ごはん屋さん。
朝イチから立て続けに来てくださったのは、私の講座の受講者さんたち。
みなさん、「美味しい」「美味しい」と召し上がってくださっていました。
家族みんなで来てくれた男の子は、目の前に持って行ったら
「うわ〜 いっぱいや!」
とボソッと。
その家族の一番上のお姉ちゃんは、帰り際に
「お味噌汁のお出汁は何で取ってあるんですか?」
と質問してくれたり。
最後にママと妹と三人で来てくれた男の子は、温泉卵を気に入ってくれたようで、少し残っていた妹の器を持ち上げて
「お兄ちゃんが食べてもいい?ねぇ、いい?食べるよ」
と何度も確認していたり。
通りすがりに入ってくださったカップルは、朝ごはんを持って行くと
「おぉ!美味しそう!」
と呟いてくださったり。
ほんの数時間のことでしたが、嬉しい瞬間がたくさんありました。
結果的に完売とまではいきませんでしたが、たった一度でこんなにも発見があるとは思わず、
「これは是非とも続けていこう!」
と思った次第です。
…って、何年も何十年も飲食業を営んでらっしゃる方々からすれば
一回でわかった気になるな!
とお思いになるでしょう。
継続すればするほど問題や困難が出てくるのだと思います。
それでも、自分の信念を持ちつつ時代に合う形でどう発信できるかがちょっと楽しみでもあり。。。
とにかく、この京都の地で、四半世紀以上 抱き続けた“自分のお店の実現”に少しでも光が差してきた感覚を確かめています。
ボチボチと楽しんでいこうかと。
今後の予定は
11/10
12/1
1/12
1/26
いずれも日曜日です。
お待ちしております♪
※最新情報はNagomiさんのHPでご確認ください。
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友達を替えたら生活態度が変わった娘の話〜それぞれが住みやすい環境を〜
娘が小学校に入学して、早いもので半年が過ぎました。
我が家は引っ越しも重なり、新たな学校生活がどんな感じになるのか若干ドキドキしながら4月を迎えたわけですが、入学後1週間ほどで友達ができ、難なく過ごせるかと思っていました。
が、だんだんと娘の言葉遣いが荒くなってきまして…
まぁ、親の離婚に加えて引っ越しもあったし、新生活で小さいカラダにかなりのストレスもかかっているだろうことは容易に想像できたので、私なりにケアもしていました。
ある程度 生活に慣れてきたらおさまるかと思っていたのだけど、そんな兆しがなく…
「ついこの前までそんな言葉は使ったことがなかったのに・・・」
と思う場面が多々。
それに加え、やたらお菓子を要求してくる。
遊んで帰ってきたら、強烈な甘い匂いを漂わせて帰ってくることも少なくなく、
「あぁ…何か食べてきたな」
と思いつつも、軽く
「おやつ食べたの?」
と聞くと、答えにくそうに
「うん…」
とだけ言う様子を見て、本人としては多少なりの自覚があることは察知できました。
ある時は、いつも遊んでいる子が私のところに来て
「みーちゃん、一人でお菓子食べてはったよ」
と言いにくることもあったり、誰が捨てたかわからないお菓子を拾って食べたこともあったり。
普段からお菓子を食べ慣れていないから、きっと中毒のようになったのでしょう。
夏には、外から帰って来た娘が、鼻が折れるほど芳香剤臭かったので、よく見ると、腕に虫除けリングなるものが。
ちょうどお友達の間で流行っていたようです。
強烈な匂いがするものはなぜ避けるべきか説明をして、それ以来、つけることもなくなりましたが。
そして、この頃から少しずつ娘の様子に変化が現れてきました。
「○○ちゃんと遊んでくる!」
と張り切って家を出て行ったものの、なぜかいつも泣きながらだったり、しょんぼりしながら帰ってくる。
聞くと、友達間でのトラブル。
親の主観でしかないけど、どうも娘とその子たちとの価値観が違いすぎる様子。
相手の子たちが私に
「みーちゃんにこんなこと言われた。あんなこと言われた」
と言いに来たこともありました。
どちらが発端かはわかりません。
でも、お互いに言いたくないことをつい言ってしまう心理状態になるのでしょう。
そこで、娘がリラックスしているであろうタイミングで
「お母さんは、一緒にいて楽しいと思えたり、嬉しいと思える人と一緒にいたいし、お母さんのことを本当に大切にしてくれる人と一緒に居たいと思う。せっかく遊んでるのに、悲しい思いをしなあかんかったり、嫌なことばかり言う人とは一緒に居たくないと思うのよね」
と話してみたら、本人の中では思うことがあったようで、それまで一緒に遊んでいた子たちとは距離を置くようになりました。
そして、しばらくすると別の子とよく遊ぶようになり…
今では以前のようにお菓子を強く要求することもなく、言葉遣いも少しずつ戻ってきつつあります。
不思議に思って
「今よく遊んでる△△ちゃんはあんまりお菓子は食べへんの?」
と聞くと、
「△△ちゃんは遊ぶところにお菓子は持ってきはらへん」
と。
そう言われて、以前、娘が遊んでいる場所に行った時、その場にいた子たちの手には必ずお菓子やジュースを握っていたことを思い出しました。
耳に入ってくる言葉も、その子たちと同じような言葉遣いや言い回しになっていることも気づいていたし。
とはいえ、かつて一緒に遊んでいた子たちを批判するつもりはありません。
私だって、よそ様から見たら目を疑うようなことをしている可能性があるから。
だから、それら一つ一つの是非を問いたいのではなく、あくまでも
それらの習慣も、人付き合いの指針の一つとなり得る
のではないかと。
娘にも話したとおり、私は、私を大切に思ってくれる人と一緒にいたいし、自分の大切な時間は心から有意義だと思うことに使いたいという思いはきっとこれからも変わりません。
当然、娘にもこれからも同じように伝えていくと思います。
一緒にいて本当に楽しいと思う人と過ごす。
その人と一緒にいることを喜びだと感じる人と時間を共有する。
これは、以前 娘が遊んでいた子たちにも同様に思うことです。
なるべくイジワルを言わずに生きていって欲しい。
人を悲しませることを喜びとするような、悲しい価値観は持たずに生きていって欲しい。
今は、中学教師間の「イジメ」が連日ニュースで取り上げられています。
子どもに「イジメは立派な犯罪だ」と教えるべき人間がイジメを起こしている時代、どう生きても人間間のトラブルはつきものなのかもしれませんが、できれば自分の周りくらいはなくなって欲しい。
一人ひとりがそう願って何かしらの行動をすれば、次第になくなるかもしれないと祈る気持ちもあったり。
世の中からはなくならないことかもしれないけど、避けることはできる。
同じクラスだから
近所に住んでいるからと、
わざわざ悲しい思いをするため、
わざわざ自分を乱すために一緒にいる必要はないわけで。
マッキンゼーの元日本社長でもあり、経営コンサルタントの大前研一さんの
自分を変える方法は、
①時間配分を変える。
②住む場所を変える。
③つきあう人を変える。
という言葉はあまりにも有名ですが、まさにそのとおりで、それは子どもにも十分当てはまると思うのです。
みんなそれぞれが心地良い人といた方が間違いなく幸せな社会になる。
いがみ合って、どちらかが泣いたり、傷ついたり、面白くなかったり…
そんな関係性は長続きするはずもなく、そんな人付き合いをしながら生きていくのはあまりにももったいない。
自分を大切にするとは、食べものも身に付けるものにも言えるし、付き合う人にも言える。
付き合う人って「環境」にもなり得るから。
娘に対しては、そりゃ、これからの人生を生き抜くには多少の困難やハードルも乗り越えていける力は身につけて欲しいけど、立ち向かうことだけが正しい手段じゃないとも思うから、これからも娘なりに感じて考えて生きていって欲しいな、と。
やっぱり、人は選ぶべきです。
友達であっても。
人はいつでも誰でも誰かを選んでいるし、誰かに選ばれてもいるし。
けど、そうやって、人それぞれが心地良い環境の中で生きていって、無駄なストレスを抱えずに済む知恵を持てたらいいなぁ…
「友達はたくさんつくりましょう」
はほどほどが良いなぁ…
と、思うしだいです。
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お気に入りの上質な味醂や醤油や味噌が買えなくなるかもしれない話〜食品添加物の「ビタミンB1」って何だろう?〜
注文していた味醂とお酒が届きました。
味醂で言うと、みりん風調味料や発酵調味料と言われるものがスーパーの「みりん調味料」売り場に並んでいます。
料理に使うお酒も、料理酒と書いてあるものや合成清酒を料理に使う人もいます。
醤油は、脱脂加工大豆・果糖ブドウ糖液糖・カラメル色素・アルコールなどで作られているものもあれば、減塩しょうゆにはビタミンB1が添加されているものも。
当然のことながら、原材料に表記されているビタミンB1は、数種類の食品添加物を総称しているわけでして…
一応は栄養強化を目的としているようですが、ほとんどの目的は
日持ち向上剤という名の保存料
といったほうが早いかと。
まぁ、塩分を控えめにしているので腐敗のリスクは高くなるのが当然です。
品質低下を防ぐためには何らかの手立てが必要になる。
だから、添加物の力を借りて菌の繁殖を抑えているんですね。
減塩も大切かもしれませんが、その代わり人工甘味料や異性化糖によるデメリットの方が大きいような気がしますが、やたら減塩!減塩!という人はきっとスルーなんでしょう。
私は、減塩商品が健康に近づくとは1ミリも思っておらず、
本当に減塩を目指すなら、お出汁をしっかり引けば良し!
しっかりじっくり引いたお出汁を使ったお料理には、やたら調味料を入れない方が美味しいから、そのほうがよっぽど減塩になるわ!
というか、塩をちゃんと効かせた方が美味しい料理もあるし、やっと塩味を感じる程度の味付けの方が美味しいものもある!
何でもかんでも塩気の少ない味付けにすることが良いことじゃないよ!
と常々思っているので、減塩商品推奨派の人とは正反対です^^;
実際に、実親は孫が「このお醤油美味しくない」と言っても減塩醤油をやめない笑 ま、あるあるですね〜
いろんなオトナノジジョウで安い原材料を使わざるを得なかったり、時間も手間もかけられない場合もあるとは思います。
そこは否定しません。
それらに価値を感じる人もいるわけですから。
ここまで書いて私が言いたいのは、以下の2点。
添加物を使ってるなら「ビタミンB1」なんて中途半端に「消費者のためにやってまっせ」風なセッッッコイ商売なんかせずに、真っ正面から堂々と「チアミン硝酸塩」「チアミンラウリル硫酸塩」と表記して欲しい。
ということと、
酸味料やブドウ糖などを入れず、何年も熟成させて作っている味醂のメーカーはあるし、異性化糖や食塩を入れずにお酒を作っているメーカーもあるし、小麦と大豆と塩だけで樽仕込みしている醤油メーカーもあるから、そういう企業を応援しようよ!
ということ。
以前、講座で味醂の話になって、
近くのスーパーで良質な味醂が売っていたからずっとそのスーパーで買っていたのだけど、この前 行ったらなかったから店員さんに聞いたら「売れ行きが悪かったから置くのをやめたと言われた。手軽な場所で買えるから助かってたのに…
と。
一人の受講者さんがそんな話を始めると、また別の受講者さんが
私も同じようなことがあった!
と。
買い物は投票だ
とよく聞きますが、リアルにこういう話を聞くと、この言葉が沁みます。
調味料
油
海藻
野菜
魚
肉
口に入るものはなるべく安心できるものを…と思いつつも、そのすべてをこだわり続けるのはなかなか難しいと思います。
でも、我々消費者が買うことによって存続できる企業があることは確かです。
いつもいつもは無理でも、お給料やボーナスが入った時に買ったり、友達に教えてあげるのも良いと思います。
何かしらの方法で守り続けていかなければ、伝統や文化は簡単に姿形を変え、この世からなくなってしまうことになるかもしれません。
実際にこんな問題も起きています。
今でも署名活動はされているようです↓
遺伝子組み換え・食品添加物などの食に関する表示は、知らず知らずのうちに私たち消費者にわかりにくくなってきている時代。
ボーッと生きてちゃダメだなと思わされます。
信頼して買っているものでも、時には原材料表示を見たり、ホームページをチェックしたり、メーカーに問い合わせることも必要かと。
何を後世に残していきたいか。
じっくり検討する価値はあると思います。
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台風がくる前にお味噌汁をたくさん食べたくなったワケ
昨日(10/12)、日本に大型の台風が接近しました。
東海・関東・東北方面で大きな被害が出たようです。
被害に遭われた方へ心からお見舞い申し上げます。
さて、私が住む近畿圏では少々雨風が強くなったくらいで、さほど影響はなかったようです。
ですが、前日の10/11、時間の経過とともに、
お味噌汁を思いっきり食べたい!
という欲が湧いてきました。
大型の台風が近づいてきているからかな…
と思ったのですが、その理由はわかりますか?
台風が接近すると気圧が不安定になります。
気圧の変化がわかるアプリ『頭痛〜る』より。10/11から気圧は下がる一方でした
この気圧の変化により、人によっては頭痛がしたり、吐き気がしたり、体がだるくなったり、眠くてたまらなくなったり、古傷が痛んだりします。
自律神経も乱れて、交感神経が優位になりやすい。
やたらイライラしたり、キレやすくなったりもする。
だから、気圧が大幅に変化するときはネット上でも炎上しやすかったり、見ず知らずの人にイチャモンをつけられたり、満員電車の中でトラブルが起きたり…
これは血糖値とも関係しているので、口にするものにも変化が現れてきます。
コーヒー・アルコール・甘いもの・小麦系が欲しくなる。
もしくは、いつも以上に食べようとする。
血糖値を上げようと必死なんですね。
そんな時に、気の向くままにそれらをカラダに入れると後が大変。
疲労感・不安感・イライラ・メソメソ…
いろんな影響が出ます。
カラダの中でエネルギーが回っていないのだから、エネルギーをつくるために必要な栄養たちを消耗するものを入れるとエネルギー不足が加速するのは当然のこと。
そのダメージは翌日どころか、忘れた頃にやってくる場合もありますので、そんな時こそ冷静に対処できるといいですね。
で、私のお味噌汁食べたい欲
エネルギーを満たしたくて食べたくなったのかな、と考えています。
気圧の影響により不安定になった血糖値を安定させるためには、カラダの材料になるものを口にすることだけではなく、より効率よく使える状態のものを選ぶ必要があります。
だから、お味噌汁。
タンパク質の元となるアミノ酸やミネラルが溶けだしたお出汁。
そこにいろんな具材から、またさらにアミノ酸・ビタミン・ミネラルが溶けだしたお味噌汁。
栄養満点の汁物です。
Twitterにも同様のつぶやきをしました。
…てことで、作りました。
たくさん食べたかったので丼鉢です(^^;
大根
お揚げさん
えのき
食べる時には、海苔とネギをのせて、七味をかけて。
ついでに、スダチも絞りました。
温かい汁物はカラダの細部に染み渡りますね。
人がその時々で食べたくなるものには、その人のカラダの状態が如実に現れてきます。
コーヒーが手放せない人
アルコールを飲まないと気が済まない人
ついつい甘いものが食べたくなる人
パンや麺が好きな人
チーズや乳製品が好きな人
柔らかいものを食べたがる人
など。
「食事は楽しくなければ意味がない」
これは私も同感です。
でも、嗜好品はあくまでも嗜好品。
それらを常食することで栄養の受け皿となるカラダの機能を衰えさせてしまっては、これからの人生自体を楽しめません。
嗜好品は、嗜好品として楽しめる量と頻度を心がけたほうが身のためかと。
そして、この数日で原因不明の不調が出た方は、体調と気圧の関係性を疑ってみても良いかも。
最終的な目標は
気圧にもビクともしないカラダづくり
です。
そのためにも、自分のカラダの状態を知っておくのは第一歩ですね!
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朝ごはん屋さんを開きたい私に有力情報をください
だんだんと涼しくなってきて、少し前まではトマトやキュウリを美味しく感じていたのに、食卓はすっかり秋になっています。
いつもは朝からお味噌汁を作りませんが、今朝は大根のお味噌汁を作りました。
私は千六本の大根とお揚げさんのお味噌汁が大好きです。
大根・お揚げさん・舞茸のお味噌汁
このお味噌汁を作りながら
朝ごはんのお店がやりたいな…
と考えていました。
具だくさんのお味噌汁と、ご飯と、自家製梅干しと、ちょっとした小鉢と…
と考えていたら、今朝のご飯はこんな感じに仕上がりました。
だし巻きはこれで卵 約2つ分
実際にやるなら、だし巻きを2切れにして、焼いためざしや丸干しを添えてもいいし。
時には季節のご飯にしたり、お味噌汁を豚汁にしたり。
これで800円くらいで出せたらいいなぁ…と。
そもそも私が朝ごはんのお店をやりたいと思い出したのは今日が初めてではなく。。。
京都 大原の朝市に出かけた際、隣接するお店で朝食を食べていた時にふと思ったのです。
生卵かゆで卵が選べて500円ちょっと。
こんなにたくさんお漬物がなくてもいい。
その代わり、お味噌汁の具をもう少し増やして…
もうちょっと値段を上げたら、卵を1個増やせたり、魚をプラスできるかな…
と、いろいろ考えながら食べていました。
そして、その数日後、娘の同級生の女の子と少し話す機会があって、特に何も考えず
「朝ごはんはいっぱい食べた?何食べてきた?」
と聞いたら
「コーンフレーク」
と。
「う〜〜〜む…」
と思いながらも、その子のお母さんの健康状態も気になりつつ、
「あぁ… やっぱり朝ごはんのお店がしたい!」
と改めて思いを固くしたのです。
今や、ベテラン主婦さんでもお惣菜を買う時代。
東京には、ご飯に削りたての鰹節をかけて1,100円〜で提供するお店もあるし、
家事の外注でどんどん身軽になる女性が増えていることを考えても、朝食専門のお店があってもいいんじゃないかと。
定休日の前日だけは夜の小料理屋もやったりね。
まぁ、とにかく、朝食はカラダのスイッチ!
朝は食欲なくて・・・
って人には梅干し入りのお出汁だけでも提供したい。
100円くらいで。
顆粒だしも出汁入り味噌も使わない、安心して食べられる朝ごはん屋さん。
通勤・通学の途中に食べられたり、たまの休みの日に家族みんなで出かけられる朝ごはん屋さんがしたい!
そこでふとよぎったのは、子ども食堂の存在。
食材を寄付してもらったり、助成金の申請をしたりしてやりくりしていると聞いたことがあるけど、場所代はどうしてるの?
食材の寄付はどうやって募ればいいの?
とかとか謎が多い。
なので、このブログを読んでくださった方の中で
「こんな情報あるよ!」
とか
「野菜なら知り合いの農家さんに話してみてもいいよ」
とか
「場所なら安くで貸すよ〜」
とかお役立ち情報をお持ちの方はぜひお教えくださいませ。
住まいが京都なので、できれば京都市内の情報だと助かります。
ちなみに、この話を娘にしたら、
「誰がどの仕事を担当するか?」
と意外に本格的に考え始めて、
「朝やから挨拶は『いらっしゃいませ』より『おはようございます』のほうがいいんちゃう?」
とか、私なら「そんなことはまだ先の話だ」と思うようなことを真剣に考えていました。
「けど、もしママがホンマにご飯屋さんを開いたら、周りのお店の人たちが困るよ。。。 だって、ママのご飯は世界一美味しいから、『ズルイ!店を潰せ!』って言うてくるかもしれんし・・・」
とそんな心配まで( ̄▽ ̄;)
「口頭ではダメだ!書かないと!」と自由帳を持ってきて…
もしかしたら私よりも娘のほうがやる気かもしれません笑
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鰯料理には生姜を入れなきゃ!なんて鰯が聞いたら泣きますよ〜既成概念でガチガチなあなたへ〜
料理の講座をしていると、
既成概念に囚われてるなぁ・・・
と思うことが度々あります。
『5つの魔法の調味料講座』では、4種類の唐揚げを作ります。
どれも、生姜やニンニクを入れません。
受講者さんの中には、生姜もニンニクも入っていないのに美味しくできあがっていることを不思議に思う人がいます。
「なぜ臭みがないんですか?」と。
取り寄せたお肉を使うこともありますが、スーパーのお肉を使うこともあります。
それでも、生姜やニンニクは使いません。
なのに美味しいので驚かれます。
そして、この講座ではサムゲタンも作ります。
ナツメも高麗人参も使わずに。
でも、世間ではそれらがないとサムゲタンが作れないと思い込んでいる人が意外に多い。
私の作り方を見て
「たったそれだけの材料で?!」
と驚かれます。
そして、食べてみてまた驚かれる。
美味しいから。
これまで3度ほど『鶏がらスープ活用術講座』というものをやりました。
※Web講座もやってます
鶏がらを使ってスープを煮出すというと、生姜やネギの青い部分を使わなきゃいけないと思っている人が結構います。
そのために、ネギの青い部分を冷凍していたり、大して使うあてもないのに白ネギを買ったりする人もいたりして。
わざわざそんなことをするから、料理へのハードルがどんどん高くなるんですよ。
私は生姜もネギも使わずに鶏がらスープを煮出します。
ニンニクも使いません。
それでも臭みなく、美味しい鶏がらスープができあがります。
だから、みなさん驚かれます。
昨日は「お魚講座」でした。
数種類の魚介類を使ってお料理をしたのですが、私は、鰯のつみれ汁には生姜を入れません。
「臭みを消すために入れる」と思っている人もいるようですが、遠慮なく言わせていただけるなら
それ、鰯の鮮度が落ちてるからやん!
の一言です。
鮮度がよければ生姜なんていりません。
「鰯料理には生姜を入れなきゃ!」って…
調理する前に鰯の鮮度を確かずに、盲目的にそうしてませんか?
鰯は臭い
なんて固定概念は鰯に失礼です。
鰯の鮮度の見極めができない自分を反省しましょう。
そして、
「臭い鰯料理は食べたくない」
と思うなら、まず、素材の鮮度に重きを置きましょうね。
…とまぁ、こんな風に、巷に溢れる料理レシピの中には、様々な既成概念で作り手に無駄な労力と精神的・時間的拘束を強いるものもあります。
それらによってガチガチに凝り固まった人たちを開眼させるために私の講座があるのかもしれないと思うと、またさらに邁進したいと思うこの頃です。
そういえば、我が実家では、昔からよく魚のあら汁が食卓に出ていました。
おろし生姜を山ほど入れて。。。
子ども心に、その生姜が辛くて美味しいと思ってなかった。
今の私の知恵があの頃の私にあれば、
「あら汁の生臭みが気になるんなら、生姜を入れずにこうすればもっと美味しくなるよ」
と教えてあげられるのに。
まぁ、私の祖母も母も、既成概念がチラホラ垣間見れる人だったということですね^^;
今となっては、生姜の存在感ありありのあら汁も、懐かしいおばあちゃんの味としてインプットされてるからいいんですけどねぇ(^◇^;)
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