地に足のついた情報を共有するからこそ得られるもの

前に聞いた話。

 


世の中には、自分はいつもやっていないのに、お金をもらってそれを人に教えている講師がいるらしい。

 

過去の体験でのみ語っていて現在はまったくやっていなかったり、どこからか仕入れた情報を渡しているのだそうで。。。

 

それを「これが大事ですよー!」「こうしましょうね!」って教えてると。

 

 

「虚しくないのかな?」と瞬間的に思いました。

 

 


自分で実践し続けてるからこそ中身が充実するだろうし、本人も受講者も満足度が高くなるだろうに、、、

 


それが、料理教室でもあるというから驚きでした。

 


でもたしかに、例えば計量スプーンや計量カップを使って教室やってる人は、家でも使ってるのかな?とか思います。

 

毎日毎食そんな邪魔くさいことしてんの?!って。

 


たぶん、、、使ってないだろうな・・・


いや、わかりませんけど、、、  たぶんね。

 

 

 

世にある料理教室のほとんどは、

『確実に同じものが作れるように考えられたレシピを伝える』

という前提のもとで行われているのだろうと思います。

 

そのためのツールとして必要なのが、計量スプーンや計量カップやタイマー。

 

 

量も時間も、もしかしたら温度さえもキッチリ管理した上でつくる料理の数々が紹介されているのかもしれない。

 

 

 

でも、家族の体調管理・自分の仕事の時間管理・家計の管理・幼稚園や保育園や学校行事などを絡めたスケジュール管理…

 

世間の母親に課せられた管理は他にたくさんあります。

 

しかも、ごはんづくりの管理よりも重要な管理ばかり。。。

 

これ以上、管理するものが増えることは女性たちにとって負担ではないだろうか?

 

 

というより、そもそも自分が普段使っていないなら、生徒さんにも使わなくても済むコツを教えたらいいと思うのは私だけかしら?

 

 

 仮に本当に計る道具を一切使わずにつくっているとして、

「なぜ使わないの?」

と質問したら、きっと

「使わなくても美味しいものができるから」

という答えが返ってくるのかもしれない。

 

 

じゃあ、使わなくてもできる、あなたが普段やっている方法を伝えればいいんじゃないの?

と言いたい。

 

 

まさに生きた情報を伝えたら?

と。

 

 

 

 

今でこそ、スーパーに行けば季節を問わずいろんな野菜や魚が手に入ります。

 

ですが、素材には「旬」というものがあります。

 

 

キャベツも大根も玉ねぎもジャガイモも、旬のもとそうでないものとを食べ比べると味は違って当然です。

 

 

キャベツも外側の葉と芯に近い葉は味が違うし、大根も葉に近い部分と先っぽの細い部分とでは味が違います。

 

 

卵を産んだ鶏肉とそうでない鶏肉は味も食感も違います。

オスとメスでも違います。

 

 

 

そういう揺るがない大前提があるかぎり、いつでも確実に同じ味のものをつくるということは本来 不可能なのです。

 

 

 

当たり前の話ですが、味覚は感覚です。

 

美味しいかどうかを判断するのは、味覚をはじめ香りや歯ごたえという、これまた感覚です。

 

 

ということは、美味しいものをつくるためには、自分の感覚を磨くことが一番大切なのです。

 

 

大さじ3杯

小さじ1杯

50cc

170℃で10分。。。。。

 

多くの料理レシピに書かれている数字ばかりをインプットしてしまうと、感覚は確実に鈍ってきます。

 

 

 

じゃあ、何のための数字なのかというと、目安を把握するための数字なのです。

 

 

 

世に出回るレシピには、

これはあくまでも目安です。調味料をはじめとする材料の量や温度や時間がどれくらいのものなのか、よく見て、よく感じて覚えていけるようにしましょう!

なんてどこにも書いてありませんが、私は1つの指標だと思っています。

 

まぁ、それが書いていないからレシピとにらめっこをし続ける女性が多いわけですが・・・

 

 

 

 

私の講座では、一切計量しません。

 

感覚のみです。

 

 

「どれくらい入れるんですか?」

「何分くらい茹でるのですか?」

「何度で焼くんですか?」

と質問されてもハッキリとは答えません。

 

 

「適当です」

「美味しいと思える量で」

「いい感じになったらok」

とか。

 

オーブンで塊肉を焼くときも、

「今日の場合は◯度で△分焼きましたけど、お肉の大きさや状態やオーブンの機種によってもかなり変わりますからね」

とか

「必ずお肉を指で押してみてください。その感覚で火が通っているかどうかわかるようになってくださいね」

と言うようにしています。

 

 

情報を受け取った人が数字だけを鵜呑みにしないための予防策です。

 

 

 

これまできっちり計量して、時間や温度も書かれている文字を見てご飯をつくってきた人はほぼ面喰らいます。

 

不満そうな顔をする人もいます。

 

でも、そこを乗り越えなければ、自分の感覚を信じるチャンスを失ってしまうと思うのです。

 

 

 

 

もし、私がつくったものを美味しいと感じるなら、私がこれまで経験してきた失敗や反省も同じくらいしなければその味は生まれないと思っています。

 

 

傲慢に感じるかもしれませんが、本気でそう思います。

 

 

 

でも、私は普段 家でやっていることをそのまま講座で伝えています。

 

 

 

だから、講座受講後の嬉しいレポをいただくと、「伝えてよかった!」「やってよかった!」と心底思うのです。

 

 

 

 

『お母さんの味方☆5つの魔法の調味料講座』は、私の講座の中でも最も再現性のある内容なので、講座の当日につくれぽが届くことが多いのですが、9/9に行った東京講座の受講者さんからも、

 

講座で習った、豚ミンチに◯◯を入れてモミモミする肉団子!

朝モミモミしておいて、帰宅後にフライパンに投入~☆

そこから出た油で豆苗とえのきをさっと炒め、△△+お酢でマリネしたお野菜を添えて…

いつもなら木曜の夕飯なんてへとへとすぎて半泣きしながら作っていたのに、なんて楽チンなの!!

しかも美味しいし!

魔法の調味料との出会い、これは紛れもなく感動ものです。

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と写真付きでレポをいただきました。

 

 

 

自分でも実際に使っているものたちを紹介したからこそ得られる感動と達成感があります。

 

 

 

 

メッキは必ず剥がれます。

 

 

口先だけの言葉も、軽くて相手に届きません。

 

 

 

伝える側も受け取った側も、同じだけの感動や達成感や希望を抱くからこそ信頼が得られ、絆ができていくのだと思います。

 

 

 

それには、やはり自分で出向いて伝えていくしかないですね。

 

 

 

おかげさまで、どの講座も各地からリクエストをいただいていますので、可能なかぎり足を運んでいきます。

 

 

受講者限定のごはん会をはじめ、受講したからこそのお楽しみも増やしていきたいと思っています。

 

 

お近くで開催する際にはぜひ♪

 

 

 

講座のスケジュール等はこちらから

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 ちなみに、11/19新潟講座は残席わずかです。

お得な早割ワンデイチケットは残すところ1名のみ。

お早めにどうぞ。