娘のお弁当づくりで気をつけている2つのこと。
我が家の娘が通う幼稚園はほぼ毎日お弁当です。
幼稚園児だとまだまだ量が少ないので、毎回 前夜のおかずを見事に反映させるだけで事足ります。
ま、これを人は『手抜き』と言うのでしょうが(^_^;)
小さなお弁当に詰められるおかずは、せいぜい2〜3種類
なので、まぁ、そんなに手の込んだことはできないわけで。
しかも、私は基本的に地味弁一筋
おまけに、娘は葉野菜が好きではなく、鮮やかな色の野菜で好きなものはトマトとトウモロコシとパプリカくらい。
どうしても季節が限定されてしまう。
アボカドも大好きだけど、お弁当には不向きだし。
そして、本人曰く、
『いつもピカピカ(完食の意)にしたい!』
らしいので、ほとんど娘のリクエストで成り立っています。
すると、、、
結果的に地味弁が完成します 笑
これなんかすごいですよ
↓↓↓
「天ぷらいーーーっぱい入れてー!」
というリクエストw
かろうじて上のモコモコの部分だけ食べられるブロッコリーを添えて。
(ブロッコリー多いってクレームきたけどねw)
本人がこんにゃくやら椎茸やひじき煮や切り干し大根煮などの茶色いおかずが好きなもので、毎度毎度、紙カップやピックの色に助けられております( ̄▽ ̄;)
内容は本人のリクエストだし、ほとんど前夜のおかずだったりするので、娘のお弁当づくりをする上で母親の私が考えることはあまりないのですが…
それでも、毎回 必ず守っていることがあります。
それは、
お弁当の向きとご飯の位置
です。
大したことではないのですが、これをしなかったらなんだか気持ち悪いし、しっくりこない。
まず、お弁当の向き
娘のお弁当は丸型の曲げわっぱです。
曲げものには向きがあります。
『丸前角向』
『まるまえかくむこう』と読みます。
これは、曲げものの綴じ目のことです。
これが、丸型なら手前、四角ければ向こう側に置きましょうね!
というのが、『丸前角向』です。
これは、陰と陽の関係によって決められているなどという説があるようです。
蓋は絵柄を見ただけで向きがわかりますが、身のほうは綴じ目を見ないと向きはわかりません。
必ず見て、向きを合わせて盛り付けるようにしています。
丸前角向を守ると、底や蓋の部分の木目も横になるはずです。
↑ほらね。
お弁当・お膳・茶托などの木製のものは、和食の世界では、基本的に縦目では使いません。
縦目だと、両端を持った時に割れる可能性があるからです。
安全性の意味もあるし、縁起が悪いというのもあるでしょうね。
だから、お盆にしても木製の器(お皿)にしても木目は横が基本です。
木目が弧を描いているような場合は、自分に向かって扇状になるように置けば間違いないし、
神棚にお供えする三宝(三方)
これは、上のお盆の部分の綴じ目が神様から見て角向になるように、、
つまり、私たちから見て手前にくるようにお供えします。
余談ですが、磁器や陶器の向きがわからないときは、後ろの文字の向きに合わせます。
続いて、ご飯の位置
おにぎりだとそのまま手で持って食べるらしいので特には気にしていませんが、ご飯を握らず、平たい状態で詰めるときは必ず左側に詰めるようにしています。
これは、お茶碗を左側に置くから。
取り立てて言うことでもありませんですが、まん丸だとご飯が右や手前や向こう側になりやすいし、
娘に配膳をお願いすると、まだまだお茶碗が左なのか汁物が右なのかよくわかっていないようなので、自然な形でご飯のルールを身につけてもらえたらと思うからです。
本当に些細なことですが、お弁当の内容に気を使わなくていいぶん、こういった細かいことには心を使いたいと思っています。
せっかく日本人として生まれてきたんですから、知っているのであれば使っていきたいし、また、伝えていきたい知恵でもあります。
他の命をいただかないと生きていけないカラダのつくりになっているなら、その命に失礼のないようにいただきたいものです。
☆☆☆お知らせ☆☆☆
「遠方で講座が受けられない」
「受講のタイミングを逃してしまった」
「一度受けたけどおさらいしたい」
そんな方向けにオンライン講座を行っています。
自分のペースで学べますよ♪
こちらからどうぞ
↓↓↓
私の公式サイトはこちら
↓↓↓