お母さんが倒れる前にできることを。

妻であり、母親である貴女が倒れたり入院したら、どれだけの損失があると思いますか?

 

 

治療費や入院費用がかかるだけではありません。

 

 

「お母さんがつくったアレが食べたい!」

「嫁さんがつくったアレが食べたい!」

と家族が思ったとき、誰がつくってくれるのでしょう?

 

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家族に好評だった玉子雑炊

 

家族の食の好みを1番よく知っている人がいなくなります。

 

「いってきまーす」と出ていくときに、「いってらっしゃーい」と見送る人がいなくなります。

 

「ただいまー」と家族が帰ってきたとき、「おかえりー」と出迎えてくれる人がいなくなります。

 

家族は静かな家から出ていき、静かな家に帰ることになる。

 

「お腹が痛いよ〜」と子どもが苦しがっているとき、ご主人が留守ならお腹をさすってくれる人もいません。

 

ご主人のカッターシャツの襟の乱れを直す人もいません。

 

「今日どうだった?」

「何して遊んだ?」

「お昼ごはん、ちゃんと食べられた?」

「お弁当おいしかった?」

「先にお風呂にする?」

「明日もいつもの時間?」

「宿題終わった?」

そうやっていつもの問いかけをする人がいなくなります。

 

 

お母さんは、こんな他愛のない問いかけから家族の今日の様子を汲み取り、その日のご飯だけでなく、明日のメニューにまで発展させて考えていたりするのです。

 

 

そんな役目を担う人が他にいるでしょうか?

 

 

 

 

お母さんは、家族の太陽です。

 

 

 

 

太陽が出なくなった世界のことを想像ができますか?

 

 

 

 

家にお母さんは居て当たり前

 

家にお母さんがいるから、家族は外でがんばることができるのです。

 

 

 

 

だから、日常のお母さんはできる限りがんばらないで欲しい

 

 

いつものことは、目をつぶってでもできるくらい、サラリとスルリとやってのけて欲しい

 

 

朝起きたら歯を磨くように、

眠くなったらあくびをするように、

毎日のお母さんの仕事は流れるように終わって欲しい

 

 

 

 

私の講座には、そういう想いを込めています。

 

 

 

急がなきゃいけないとき

運動会や遠足のとき

旅行に行くとき

家族が体調を崩したとき

 

お母さんががんばらないといけないとき・なんとしてでもがんばりたいときは必ずあるから

 

 

そのときまでにエネルギーを蓄えておいて欲しいのです。

 

 

 

「ここぞ!というときにありったけの魂をこめてがんばるために、普段は肩の力を抜いてね!」

との気持ちを込めた講座です。

 

 

 

 

 

先日、

「お出しの会と魔法の調味料講座に参加すると何が得られますか?」

と訊かれて自分なりに考えてみました。

 

 

それぞれ10個のお土産が見つかりました。

 

 

「お出汁の会」に参加すると得られること

 

1.栄養・健康作用の観点からみて、お出汁の存在を見直すきっかけになる→日本の食文化の継承・産業の繁栄

 

2.四方を海で囲まれたこの日本という国に命を落とした理由がわかる→日本人としての誇りと自信を呼び起こすことができる

 

3.自分で引くことで、添加物をカラダに入れる機会が減る→カラダが整いやすくなる

 

4.本来の昆布や鰹節の旨みを思い出せる→味覚の正常化が図れる

 

5.お出汁があるとごはんづくりが簡単になることが理解できる

 

6.お出汁の味や香りを生かしたごはんづくりをすると、濃い味付けからサヨナラできる→素材本来の旨みを感じ取れる味覚を確立できる

 

7.「素材の旨みこそが栄養だ」と理解しやすくなる→使う調味料が減る→シンプル生活ができる→邪念が減る→自分のしあわせに集中できる

 

8.日本人とお出汁の深い関係性を知ると、今の自分の命にも感謝できる→他者の命も大切にできる人間が育つ→自殺や殺人や戦争がなくなる

 

9.今の自分の命に感謝できると、過去とのつながりも未来とのつながりも想像できる人間になれる

 

10.お出汁の文化を知ると、和食がいかに考え抜かれた食文化なのかが理解できる→次世代への継承

 

 

 

 

「魔法の調味料講座」に参加すると得られること

 

1.計量スプーン・計量カップなしで料理をつくることができる→調理中の洗い物が減る→ごはんづくりの1つのストレスが消える

 

2.1つの調味料で和え物・酢の物・炒め物・煮物・鍋料理ができる→いろんな調味料を揃えなくて済む→台所の省スペース

 

3.今まできっちり計量していた人が目分量でつくっても味が決まる→味の迷子にならない→味が安定することにより家族が安心して食べられる→その姿を見てお母さんはさらに安堵し、明日の活力も湧く

 

4.味が安定することで再現性が強まり、お母さんの自信につながる→今までつくったことのない料理にもチャレンジできる余裕が生まれる

 

5.安心感や安定感や達成感により、お母さんが楽しく料理することができる→「ごはんをつくること・食べること・生きることは楽しいことだ」と子どもにインプットされやすい

 

6.5つの調味料そのものも、使う材料やちょい足しする素材によって味のバリエーションが5つどころか無限に広がる

 

7.自分で手づくりできる調味料ばかりなので、添加物が入る可能性が非常に低い

 

8.たった1つの調味料で様々な料理が美味しくできるので、子どもも夫も手伝いやすい→お母さんの負担が減る→家族に「食べることの大切さ・つくることの楽しさ」を感じてもらえる

 

9.お母さんが楽しくごはんづくりをしていると、子どもも手伝いたくなる→小さい頃から「食べるものはつくるのが当然だ」と理解できていれば、お金や栄養の無駄遣いをしなくて済む→一人暮らしをしても生活力がつき、カラダもメンタルも強くなる

 

10.「ごはんづくりは女の仕事」と思う男性が減ることにより、母親の子どもに対する虐待や産後うつも軽減される→母乳の出も良くなり、赤ちゃんが健全に育つ→日本が強くなる

 

 

 

じっくり考えればまだまだ湧いて出てくると思います。

 

 

たった2つの講座でもこれくらいのものが得られます。

 

 

そして、中には今すぐ手応えが感じられるものと、経年により明らかになってくるものとがあります。

 

 

 

今の日本の食文化が長年の歴史の積み重ねで在るように、50年後・100年後の食文化もまた積み重ねです。

 

 

 

今日どんな食事にするか?

明日どんな食卓を囲むか?

 

1日1日の積み重ねが100年後の日本の食文化を左右するのです。

 

 

 

だから、お母さんは日々のごはんづくりに疲れていてはいけないと思います。

 

 

毎日の食卓づくりに1番大切なことは、

続けられること

です。

 

 

 

1年 365日

毎日ですから。

毎食ですから。

 

 

 

日々のごはんこそ手軽で、気楽で、流れるようにできあがらないといけないわけです。

 

 

 

お母さんが倒れてしまってはいけないから。

 

 

 

お日様が顔も出さない真っ暗な世の中では、子どものかわいい笑顔も、がんばっている姿も見れません。

 

ご主人の優しい表情を見ることも、大きな胸に飛び込むこともできません。

 

 

 

家族は、がんばっているお母さんも好きだけど、やっぱり、心に余裕を持って接してくれるお母さんに勝るものはないのではないかと思います。

 

 

 

お出汁の会

お母さんの味方☆5つの魔法の調味料講座

手づくりベーコンの会

 

貴女が倒れる前にできることの1つとして増やしてみてください。

 

 10/6  横浜

肉フェス〜牛肉解体〜

肉フェス! in 横浜

 

 

10/28  広島 

お出汁の会・5つの魔法の調味料講座

https://peraichi.com/landing_pages/view/1028hiroshima

 

11/19  新潟

お出汁の会・5つの魔法の調味料講座

https://peraichi.com/landing_pages/view/1119niigata

 

2018.1.21  福岡

手づくりベーコンの会

初受講→1月21日 手づくりベーコンの会〜ベーコン・サラミ仕込み体験つき〜 (福岡県)

再受講→1月21日 手づくりベーコンの会〜仕込み体験つき〜 再受講(福岡県)

 

 

いずれも気軽にいけない土地ばかりです。

 

ぜひこの機会に。

 

 

 

 

明日は、東京でのお出汁の会と魔法の調味料講座です。

 

めざしをおやつに向かっています。

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ご参加の皆さま

お会いできるのを楽しみにしています!!

 

 

 

☆☆☆☆☆☆☆

 

わたくしの公式サイトができました。

1度覗いてみてください。

やもりなおみ公式サイト

人が自分の栄養不足を疑わない理由

私が開催しているお出汁の会では、お出汁の試飲をしてもらっているのですが、そのお出汁はかなり濃いめです。

 

 

『濃いお出汁を飲んでみて「ハァ〜 美味しい…」とカラダに染み渡っていく感覚がある場合は、いろいろ栄養が足りてないかもしれませんから、個人的にはしばらく濃いめのお出汁を飲んでみることをオススメします』

とお伝えしています。

 

 

で、、、

実際にお出汁を飲んでもらうと、全員と言っても過言でないほどの人が

「美味しい・・・」

と声を漏らしたり、座学で強張った表情が緩んでいくのが見ていてわかります。

 

 

すると、試飲の前に私が言った、

『美味しいと感じた人は栄養が足りていないかも』

という言葉がふと蘇るようで、ハッ!とされる方もいます。

 

「私・・・足りてないんだ・・・」と。

 

 

お出汁を飲んで初めて自分のカラダの状態に気づくのです。

 

 

 

そういう場面を今までたくさん目にしてきました。

 

 

 

現代人で栄養満タンの人はほぼいない

 

私はそう思っていますので、お出汁をきっかけにハッ!とされる姿を見ても特に何も思わずにきました。

 

ですが、先日 富山での講座を終えた夜、いつものその場面の背景にあるものを自分なりに考えてみました。

 

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富山の講座でお昼ご飯につくっただし巻き

 

 

今思えば、「お出汁の会」と「オカンのための栄養学講座」という2本立てだったという影響もあるとは思いますが。

 

 

 

 

なぜ、こうもたくさんの人が自分の栄養不足を疑わないのか?

 

 

 

 

 

 それは、長い時間をかけて栄養を失ってきているから。

 

 

 

本当にジワジワと長期間のあいだに少しずつ少しずつ栄養が足りなくなっているのです。

 

 

 

オカンのための栄養学講座でお話しすることですが、健康を維持するための栄養はいついかなる時も必要です。

 

 

それすらないと毎日の健やかな暮らしも継続困難になってしまうのは簡単に想像できること。

 

 

 

1年で身長が5センチも伸びたり、体重が2〜3キロ簡単に増えたりする子どもは、健康を維持するための栄養とは別に、成長するために必要な栄養の需要が起こってきます。

 

ゴロゴロ寝ていた子がいつの間にか一人で座れるようになって、放っておいても歩くようになって、「ママ!パパ!」としゃべりだす。

 

飛んだり跳ねたり、大人から見ると「なんで今?!」と不思議に思うタイミングで走ったり、段差があれば登ろうとするし、今度はそこから飛び降りる…

 

3〜4歳にもなれば文字を覚えようとするし、好きなアニメの歌もちゃんと覚えて歌いだす…

 

これらの成長や行動に見られるカラダや脳の変化の裏側では、必ず『栄養』というものが一人の人間を支えていることは意外に知られていません。

 

 

 

砂の粒より小さかった卵が、たった半年ほどでポコポコとはっきりとした感触として認識できるほど大きくなる胎児にどれほどの栄養が渡されているのか、私たちの想像を絶するほどのものだということも理解できると思います。

 

 

となると、妊婦という立場にある人は、自分の健康を維持するための栄養と、胎児に十分渡せるだけの栄養とが必要になってくるわけです。

 

 

 

大人になってからも、目に見えるほどのカラダの成長はないものの、さまざまなストレスに対応しなければいけません。

 

それも、栄養が足りていなければストレスに弱いカラダになってしまいます。

 

暑い

寒い

暗い

眩しい

こういったこともストレスであることを考えると、日々いろんなストレスの中で暮らしていることがわかります。

 

 

 

 

さて・・・

 

 

自分が子どもの時

思春期の時

受験勉強に励んでいる時

新入社員や転職など、新しい環境に身を置くことになった時

徹夜した日

アルコールを飲んだ時

毎朝のコーヒーがやめられない平日

妊婦の時

出産を控えた時

産後

授乳している時

寝たくても眠れない時

病気をした時・・・

 

「私のカラダは栄養で満ち足りていた!」

と自信を持って言える時はどれほどあるでしょうか?

 

 

 

 

ほとんどの人が、

「出ていった栄養のほうが多かったかもしれないなぁ…」

と思われるのではないかと察します。

 

 

 

 「昨日1日の食事で、どんな栄養をどれほど意識しましたか?」

と質問されても、はっきりと答えられる人は少ないと思います。

 

 

 

 

そういう食事を今まで何年も、何十年も続けてきたのです。

 

 

 

 

その結果が、

 

いつの間にか起きた肩こりだったり、

いつの間にか起きた便秘だったり、

いつの間にか起きた口臭だったり、

いつの間にか起きた寝不足だったり、

いつの間にか起きた肌のかさつきだったり、

いつの間にか起きた頭痛だったり、

いつの間にか起きた食欲不振だったり、

いつの間にか起きた胃もたれだったり、

いつの間にか起きた腰痛だったり…

 

 

いつの間にか

いつの間にか

いつの間にか…

 

「カラダに良い!」と言われているものでも消化吸収できなくなっているのも、これまでの積み重ねの結果であることも多いのです。

 

 

 

お腹や肩や頭が痛み出した初めの頃は意識するけれど、それらは簡単に慢性化します。

 

 

 

だから、それらの不調があること自体に慣れてしまう。

 

もしくは、本当に自覚がない。

 

 

 

 

その現れとして、お出汁を飲んだ時にハッ!とするのです。

 

 

本当に、見事なまでに自分のカラダが栄養を欲していることなんて信じられないといった人もいます。

 

 

「え〜〜!!ウソ〜〜!!サプリ飲んでるのに…」

と声に出した人もいるくらいです。

 

 

 

 

人間は食べないと生きていけません。

 

残念ながら、他から命をいただかないと生きていけない仕組みになっています。

 

 

 

 

でも、もし、「今までカラダが必要なものを口にしてきた!と言える時ってないなぁ…」と思うなら、今からでもカラダに恩返しをしてみてはいかがでしょう?

 

 

 

私が提案するのはもちろんお出汁ですが、それ以外にも最適なものはあるかと思います。

 

何か1つでもカラダが材料として使いやすいものを入れてあげるようにするといいと思います。

 

 

もちろん、何を入れるにしても消化吸収できるカラダにしておくことは大前提ですが。

 

 

 

 

 

栄養は、生きている以上、必ず使われていくこと。

私たちは、栄養のチカラを借りて生きていていること。

私たちがカラダに入れたものは、どんなものでもカラダは何とか代謝していこうとすること。

それには、カラダの中にある栄養が材料になっていること。

 

その事実は変わりません。

何がどうなっても変わりません。

 

 

 

私たちのカラダはとっても健気なのです。

 

明日も生きていこうとしています。

 

 

 

これ以上「いつの間にか起きる不調」を増やさないためにも、今日からできるカラダへの恩返しをオススメします。

 

 

 

本物の旨味がわかる大人になりましょう!

先日8/21福岡で「お出汁の会」と「お母さんの味方☆5つの魔法の調味料講座」を開催いたしました。

 

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こういう講座は、参加者が多ければ多いほど盛り上がるし、テンションも上がる

 

でも、少なければ少ないぶん、濃厚な時間が過ごせます。

 

 

 

今回の福岡は、少しこじんまりとしていましたが、講師と参加者、または参加者同士の距離が近くて親密度が増しました。

 

 

特にお出汁の会は、前回3月に行った「ベーコンの会」と「5つの魔法の調味料講座」の参加者さんも来てくださって、顔見知りの方がチラホラといらっしゃったので安心感もありました。

 

 

そこで、今回の『お出汁の会』に参加してくださった方から嬉しい感想メッセージをいただきましたので、ご本人の承諾を得てシェアします。

 

 

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お疲れ様です(^^)
今日は有難うございました

 

お出汁の会最高でした!

お出汁だけであんなに美味しく飲めることにびっくりしました!

 

娘が最近ご飯を食べたり食べなかったりで悩んでいたのですが、今日なおみさんの煮浸しを美味しそうに食べて、お出汁も全部飲み干していたのを見てこれにもびっくりしたんです。

 

味噌汁は毎日作っているのですが、他にもお出汁を使った料理を作ります☆

 

なおみさんの講座を受ける度に料理に対する苦手意識が薄れてきます(^^)

 

魔法の調味料とお出汁で、また料理の幅が広がりそうです☆

 

それと、子供連れの参加をOKして下さり有難うございました。

今日は参加して本当に良かったです♪

またお会いできる日を楽しみにしています☆



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たかがお出汁
されどお出汁


濃い味で慣れてきている私たち大人でさえも唸る本物の旨味


化学調味料でいろんなものが誤魔化されてきているけど、本物の旨味は全然違うんです。

 

濃い味つけに加え、化学調味料でズレた味覚を正してくれるのがお出汁です。

 

 

 

味覚は積み重ねでできあがります。

 

 


私たち大人は、長年積み重ねてきた人工的に添加された単調かつ、強すぎる旨味を「美味しい」と錯覚しています。

 

 

だから、複雑な旨味を感知できにくくなっています。

 

 

それを証拠に、「お出汁の会」で用意する濃いお出汁を飲むと、ほぼ全員の方が唸るのです。

 

 

 

濃いお出汁を美味しいと感じるうちは、濃いお出汁を飲んでもらうように伝えるのですが、本来なら、そこまで濃くせずとも十分な旨味を感じるはずなのです。

 

 

しかし、これまでの経験上、一口目でガツン!と感じる旨味がないと「美味しい」と思えなくなってきている私たち現代人の味覚には、濃いお出汁がちょうどいいのかもしれません。

 

 

濃いお出汁からどんどん薄くしていくという方法をとることで、薄くてもしっかりとした旨味を感じる味覚になるように訓練するのです。

 

 

長年培われてきた今の味覚を整えるためには、これまでと同じくらいの長い時間をかけてリセットする

 

そのためにお出汁を使うのは確実な方法だと思います。

 

 

 

意識しなければ、どんどん濃い味に慣れていってしまう時代

 

健康云々以外でも、大いにお出汁を活用して欲しいものです。

 

 

我が家流「鰹のたたき」の食べかた

今日は珍しく栄養のお話を。

 

 

昨夜のご飯

我が家は鰹のたたきをいただきました。

 

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私は、家では鮪や鰹といった大きな魚はあまり食べません。

 

 

 

 

食べる時は外でのことが多いです。

 

 

 

 

小さい頃から白身や青魚ばかりで、赤身の魚に馴染みがなかったからスーパーに並んでいるのを見ても手が伸びないというのが一番大きな理由ですけど、でももう一つ、わざわざおうちごはんに鮪や鰹を選ばない理由は、水銀です。

 

 

まぁ、水銀だけじゃなく、有害金属はなるべくカラダには入れたくないですけど、外で食事をした際、お造り盛り合わせなどには年中安定的に仕入れやすく、しかも彩りとしても便利な鮪はほぼほぼ入っているわけで…

 

 

でも、『とくを京都 木屋町 日本料理 とくを』さんや、馴染みのお店でいただく鮪や戻り鰹はやっぱり美味しいし、機会があれば食べたい。

 

 

 

ネットで「水銀が多く含まれている魚」とか検索すると、食べたことのある魚ばかりがズラリと並んでいて

「食べるものないや〜〜〜ん!」

って感じになって食事が楽しくなくなるのは悲しい…

 

 

 

 

情報は取捨選択!

 

自分でできることをやっていればいいか!なくらいに留めておくことも必要。

 

 

 

 

なので、我が家では、

 

①なるべく小さい魚を食べること

②大きな魚を食べる時はせめてもの対策をすること

 

この2つを心がけています。

 

 

 

 

で、昨日の鰹のたたきでの、「せめてもの対策」とは・・・・・

 

 

 

水銀をデトックスしてくれる食材を食べる

 

 

水銀をデトックスしてくれる食材はいろいろあるけど、我が家の場合、鰹のたたきを食べる時に必ず添えているのが玉ねぎです。

 

 

 

玉ねぎに含まれている硫化アリルは水銀を体外へ排出してくれる働きを持っています。

 

 

 

玉ねぎの他には、ネギやニラやニンニクやらっきょうとか。

 

 

食べた時の辛味成分が硫化アリルです。

 

 

硫化アリルは水溶性なので、なるべく水にさらさずに使いたいところ。

 

辛味が気になるなら、スライスしてるのにしばらく広げて置いておくと幾分マシになります。

 

 

 

たまたまfacebookで見つけた2年前の投稿でも、ネギとニンニクを薬味にしていました。

 

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『薬味』と言えば、日本ではうどんやそばの他、お造りが代表的ですが、その字のとおり、「薬」と「味」が合わさってつくられた言葉です。 

 

料理の味を引き立てながら薬効成分をプラスするというものですね。

 

 

 

ネットでこんなものを見つけました。

【主な薬味の働き】⇨NIKKEI STYLE

 

 

 

これ以外に薬味としてよく使われる大根も、細く切ってお造りの「けん」にしたり、おろして焼き魚に添えたりしますね。

 

 

大根も有害金属を排出してくれる野菜として有名です。

 

大根を食べると食あたりしないことから、「何をやらせても当たらない役者」として『大根役者』という言葉ができたとも言われているくらいです。

 

お造りに添えてあるのも納得ですね。

 

 

あ!ちなみに、お造りに添えてある「つま」もぜひ召し上がってくださいね!

 

紅たでや海藻などにも食物繊維が含まれているし、大葉やわさびや菊の花には殺菌作用や防腐効果がありますよ。

 

 

 

 

こういうことを知ると、今ほどいろんな研究やデータがなかった昔から食べてきた先人のお知恵には本当に感服です。

 

 

 

 

そんなこんなで、なんだかいろいろ寄り道をしてしまいましたが、

『大きな魚を食べる時は辛味があったり香りが強い野菜をしっかり食べる』

と覚えておくといいと思います。

 

 

 

 

その前に、肝機能が正常であることや、たんぱく質が足りていることも前提としてありますけどね。

 

 

 

 

情報で頭がいっぱいになって何もできなくなるのではなく、

「じゃあ、私ならどうするか?」

「なるべくストレスを溜めずに暮らしていくにはどうするか?」

を考えることは大切です。

 

 

 

その結果、「我が家では大きな魚を食べる時の薬味はたっぷり!」という1つの答えを出しました。

 

 

何かの参考になれば。

戦前にあって戦後になくなった、かけがえのないもの

今はお盆

 

私のSNSのタイムラインでは、石川・岐阜・徳島などの盆踊りの景色を見ることができ、全国各地でご先祖さんの供養が行われているのだなぁ…としみじみしています。

 

 

8月は、

8/6の広島の日

8/9の長崎の日

という、我が国にとっては忘れられない2日間があることに加え、お盆の月でもあることから、いつも以上に「命」や「血のつながり」や「日本人としての在り方」などを考える時間が多くなります。

 

 

メディアでもネットでも、戦争の話題を取り上げる機会が増えます。

 

 

 

 

今や、義務教育ですら

「グロテスクな写真は子どもが怖がるから」

と、とんでもなくトンチンカンなことを言って戦争の事実を伝えようとしない時代

 

戦時中の映像など、本来ならば年中どこかのテレビ局がやっていてもいいくらいのことだと思うのに、どうしても季語のようにこの月にしかメディアは取り上げないのが不思議でならないのだけど、まぁ、それはちょっと置いといて。

 

 

 

 

今年は戦後72年

 

今さら始まったことではないけれど、戦争体験のある人たちは年々少なくなってきています

 

 

身近な人からはもちろん、メディアからでさえもリアルな話は伝わってこなくなってくることに危機感を覚えるのは、戦後教育でかなり歪んだ歴史を学んできたことを実感しているからでもあります。

 

 

 

 

私は、食のことを伝える活動をしていますが、「食」というものを通じて、日本人を誇り高き民族にしたい!という強い想いがあります。

 

 

美意識が高く、

思いやりがあって、

適切な恥じらいもあり、

いつも冷静で、

目に見えぬものを大切にし、

志も高い。

 

まさに、戦前の日本人の姿です。

 

 

 

 

日本人は、これまで世界で多くの偉業を成し遂げてきました。

 

親日家の国が多いのもその現れです。

 

それは戦時中とて同じです。

 

 

でも、それを現代人はあまりにも知らなすぎる

 

 

 

隣国が未だ「慰安婦がどうの」と叫んでいることも、メディアが取り上げれば真実かのように受け取る人もいる

 

 

核だ!ミサイルだ!とざわついているというのに、それでもなお「戦争反対!」と唱え続ける

 

 

日本国を、日本人を、骨抜きにすることを目的としてつくられた憲法であることを知ってか知らずか、「第9条は守るべき!」と叫び続ける

 

 

 

このことに違和感はないのだろう

 

 

 

 

かくいう私も、少し前までは無知すぎた

 

 

お恥ずかしいことに「戦争反対!」「集団的自衛権放棄!」と思っていた

 

 

 

大東亜戦争のことを太平洋戦争・第二次世界大戦と言っていたし、(「大東亜戦争」以外にも、戦勝国によって禁止にされた言葉はたくさんあります)

 

特攻隊で命を落とした若き人々をかわいそうだと思っていたし、

 

アジア各国で、日本人兵士はたくさんの人たちに残虐なことをしてきたと思っていた

 

日本という国は、なんてひどいことをしてきたんだと思っていた

 

 

 

でも、その精神こそ戦勝国が望んだ日本人像だったと気づいたときは愕然としました

 

 

見事に戦勝国の思惑どおりになっていたのです

 

 

ご先祖さんに心の底から詫びました。

 

 

 

皇室のことを知ろうともしなかったし、

 

日本という国の歴史も何も知ろうとしていなかった

 

 

今日 8月15日のことは、ずっと『終戦記念日』だと言っていて、正しくは、『戦没者を追悼し平和を祈念する日』だということも知りませんでした。

 

 

 

 

 

 

 

ツイッター高須克弥氏が

「特攻隊は美しい」

と表現されているのを拝見したけれど、少し前の私なら嫌悪感を抱いていたはず

 

 

 

でも、今はわかります

 

 

というより、私もそう思います

 

 

 

 

以前、知覧から飛び立った兵士の手紙を拝見する機会がありましたが、それに限らず、特攻隊員が残した手記はいずれも胸を打たれます

 

 

志が高いからです

 

 

 

「特攻隊の姿が美しい」と言うと反論されるかもしれないけれど、でも、我が身を投げ打ってでも国を守ろうとする意志は、残念ながら多くの現代人にはない

 

 

「政治家はどうせ逃げるんでしょ?」

「こんな国のために死ぬなんてごめんだ」

「我が子を戦争になんて行かせたくない!」

そう思うこと自体がもう骨を抜かれているのかもしれないと思う

 

 

そこまでして国を愛している若者が、今の日本のどこにいるだろうか?

 

国を守るために我が子に「おめでとう」と声をかけて送り出す親が、今の日本のどこにいるだろうか?

 

 

 

「そう思わされるような教育をされてたんだ」

と言う人もいるでしょう

 

実際、「(現在、米国と危険な関係になろうとしている)彼の国みたいだ」と言ってる人もいます

 

 

 

そう言って、日本にいながらにして反日のようなことを言ってしまうこと自体が “つくられた日本人” ということなのだけど、もし仮に洗脳のような教育をされてきたなら、彼の国の脱○者のように、日本に嫌気がさして国を離れる人が多かったはず

 

 

 

でも、そんな話は聞いたことがありません

 

 

いや、むしろ、現代人のほうが洗脳のような教育を受けてきたし、その結果、日本という国に嫌気がさしているのではないでしょうか?

 

 

 

そもそも日本人は、この日本という国を心から愛し讃えていたと思えてなりません。

 

 

 

 

 

 

 

 

明日、京都では五山の送り火が行われます

 

 

お盆の時期にこちらの世界に戻って来られていた死者の霊をあちらの世界にお送りするための行事です

 

 

本来ならば、静かに手を合わせてご先祖さんを想う時間

 

 

ところが、実際は、

「わー!点いた!点いた!!」

と拍手をし、やれ煙が溜まっているだの、次はどの送り火に火が点いただのとしゃべってばかり…

 

 

20〜30代の若者ならまだしも、50〜60代の人たちでも拝む姿は見られない

 

完全に戦後教育を受けてきた世代の人たちだから、そうなるのも仕方ないのかもしれません

 

 

 

少し前に長岡花火と祇園祭に見た「お天道様」の存在 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」でも書きましたが、

 

命のつながりを大切にすること

ご先祖さんを敬い感謝する気持ち

自分を律すること

今いることに自信と誇りを持つこと

日本という国に生まれたことに対する感謝

相手や周りを察すること

 

もしかしたら、今後は高齢者と呼ばれる人たちでさえこれらを失ってしまうのかもしれません

 

 

 

祝日に国旗を掲げる家は全国にどれほどあるのでしょうか?

 

 

 

つい先日も、facebookで目上の人に対する言葉づかいに関して投稿したばかりですが(コメント)、せっかくの美しい日本語も、理解して話せる人が確実に減ってきているのを感じます。

(小さな子どもに英語を学ばせるより、まずは日本語を!!!)

 

 

 

考えれば考えるほど、現代人は多くのことを失ってきたことに気づかされます。

 

 

「時代の流れ」という一言では片付けられません。

 

 

 

 

 

戦争で多くの命を亡くした事実は悲しいことだし、辛いこと

 

 

だから、2度と戦争は起こしてはいけない

 

 

ならば、これまで日本国が辿ってきた真っ当な歴史を学ぶべきだと思います。

 

 

戦争のことについてもっともっと学ぶべきだと思います。

 

 

 

 

残念ながら義務教育では得られません

 

テレビをはじめとするメディアでも得られません

 

 

大衆が簡単に情報を得られる手段は、ほぼほぼかなり偏っているからです。

 

 

学ぼうと思わなければ学べません

 

 

 

 

我が家には、幸いこのようなカレンダーがあります

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学校からも親からも教えてもらえない、

我が国の歴史

天皇家の歴史

などがわかりやすく書いてあります

 

 

 

 もし、これから日本について勉強したい!と思うなら、まずは古事記を読むことをオススメします。

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先日、鳥取のホテルで偶然見つけて感動しました

 

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 「日本人としての誇りを再発見しようとしている傾向がありますが、日本のことを知ろうとしたら『古事記』を読むのが一番よい」

 

 

とはいえ、私もまだまだ勉強中です

 

 

美しい日本語も使いこなせている自信なんてないし、日本のことも知らないことばかり。

 

 

1人の日本人として

1人の親として

後世に、この日本の素晴らしさを伝えていくためにも、学んでいきます。

 

 

お出汁を飲むと塩分過多・味覚障害になるか?という質問に対する回答

私の講座の1つ、『お出汁の会』では、

「お出汁をお茶代わりに飲んでくださいね」

とお伝えしています。

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先日の鳥取でのお出汁の会の一幕。削り方をすぐにマスターしていたお子さま。

 

 

 

その栄養価を考えると皆さん納得されるのですが、講座中の試飲では、毎回濃いめのお出汁を用意しています。

 

 

 

 

すると、時々、

「こんなに濃いお出汁を毎日飲んでいると塩分過多になりませんか?」

という質問を受けます。

 

 

昆布も鰹節も煮干しも海のもの

塩分を感じて当然で、その塩分を気にされての質問です

 

 

 

濃いお出汁は、塩や醤油を入れなくても十分美味しいものです。

 

 

調味料を加えなければさほど問題視することでないと思っています。

 

 

 

 

そして、もう1つ。

 

「こんなに濃いお出汁を毎日飲ませて、子どもが味覚障害にならないか?」

という質問も時々受けます。

 

 

 

先の質問と同様、調味料を入れなければまったく問題ないと思います。

 

 

 

「濃いめのお出汁」は、何が濃いのか?というと、「旨味が濃い」のです。

 

 

調味料が多く入っていることを指すのではありません。

 

 

旨味の中には私たちのカラダやココロを整えるために必要な栄養たちがたっぷり含まれています。

 

 

味覚障害は、栄養不足からも起きます。

 

 

栄養満点のお出汁を飲んで味覚障害になるどころか、味覚が整ってきます。

 

 

 

というより、そもそもなぜ濃いめのお出汁の試飲を講座の項目に入れているか?ということですが、、、

 

 

それは、日々のお出汁生活を楽チンにするための工夫の1つとしてお伝えしていることももちろんあります。

 

 

ですが、私たち現代人…  特に大人は、本物の「旨味」を感じにくくなってきているからです。

 

 

理由は2つ

 

①小さい頃から化学調味料に慣れ親しみすぎていること

 

②外食が日常化していることにより、濃い味付けに対抗がなくなっていること

 

 

 

 

「旨味」というのは人工的につくることができます。

 

 

しかし、それはウソの旨味であることは味覚を研ぎ澄ませればわかることなのですが、カレーやシチューのルーや焼肉のたれ、ソースやケチャップやドレッシング、その他、レトルト食品、インスタント食品、お菓子などを小さい頃から食べていれば、ウソの旨味と本物の旨味とが区別できなくなります。

 

 

市販のソースやケチャップや白だしなど、化学調味料が入ったもので味付けをすると途端に単調な味になるのに、それを「美味しい!」と思ってしまっている。

 

 

本物の旨味は複雑なものなので、後から後からジワジワと感じるのです。

(だからテレビでよく見る、2〜3回噛んですぐに「美味しい!」と言ってるものはほとんど化学調味料の味か調味料の味だということがわかりますね)

 

 

 

カラダに栄養が足りていない時は、調味料を入れていないお出汁であっても濃いめのお出汁を美味しいと感じます。

 

 

しつこいようですが、旨味には栄養がたっぷり入っているからです。

 

 

 

だから、私の講座では、

「濃いめのお出汁が美味しいと感じるあいだは、しばらく濃いめのお出汁を用意するといいですよ」

とお話しします。

 

 

足りていないものを満たすためです。

 

 

 

満ち足りてくると、濃い旨味がしつこく感じるようになるので、そしたら薄くしていけばいいのです。

 

 

化学調味料 特にグルタミン酸ナトリウムは、旨味をプラスするだけでなく、味をまろやかにする作用もあります。

 

塩分が入ったものでも甘く感じるように仕上がることができるのです。

 

 

 

塩を舐め続けることはできないけれど、多くの人は砂糖なら舐め続けることができます。

 

 

ケーキバイキングというものがあったり、プリン→チョコレート→アイス→ジュース と、甘いものの無限ループでも平気な人が多いことが何よりの証拠ですね

 

 

 

そして、まだまだ根深い「減塩神話」

 

 

塩気が多いことは気になるけれど、人工的に甘く感じさせられていることは気にならない・気づかない人がたくさんいます

 

 

 

塩気が多いことだけを

「味が濃い」

と言う人はいるけれど、砂糖をはじめとする甘味の使いすぎも当然のことながら

「味が濃い」

と表現できるのです

 

 

 

 

調味料の使いすぎーーー

 

多くの飲食店の味付けは「濃い」です

 

 

お酒が置いてあるお店はお酒のオーダーにつなげるためでもあるけれど、ほとんどは、素材そのものの味がないので調味料の味でごまかすしかない状態

 

 

『原価』というものを意識せざるを得ませんから致し方ないことかもしれません

 

 

 

でも、その外食の味に慣れてしまうと、家庭の中も濃い味付けになってしまう。

 

 

しっかり味付けをしたものでないと「美味しい」と感じなくなっているのです

 

 

 

本物の旨味・本来の美味しさというのは、化学調味料のように単純ではなく、調味料の味ほど強くはありません

 

 

 

本物の旨味を感じてもらうため
不足した栄養を補ってもらうため
という大前提はありながらも、

普段から強い味を口に入れる機会が多いであろう人たちに

「美味しい!!」

を感じてもらうためにも、お出汁の会では濃いめのお出汁を試飲してもらっています。

 

 

 

味覚はつくっていくものです

味覚は育てていくものです

 

 

これまでウソの旨味を美味しいと感じてきたなら、その味覚もつくられ、育てられてきたのです。

 

 

本物の旨味を感じられる味覚を持つ人を増やすために、お出汁の会はじめ、『5つの魔法の調味料講座』『手づくりベーコンの会』『肉フェスー牛肉解体ー』などの講座やイベントを行なっております。

 

 

8/21は、福岡でお出汁の会と魔法の調味料講座

8/26は、富山でお出汁の会と栄養学講座

10/7は、東京で肉フェスー牛肉解体ー

10/28は、広島でお出汁の会と魔法の調味料講座

をやります。

 

講座の詳細はこちら→やもりなおみイベント情報&オンライン講座メニュー

 

 

 

と、なんだかヤラシイ終わり方になってしまいましたが(^_^;)

 

 

まぁ、とにかく、

塩も何も入れていないお出汁を常飲したところで塩分過多にも味覚障害もならない

 

それより、世に出回っている多くの加工品や常々利用している外食を避けた方が、塩分過多や味覚障害という不安はなくなりますよ

 

というお話でした。

 

 

 

ホテル日航新潟のファンになった4つの理由

先日、新潟に4泊ほどしました

 

そのうち、最後の2泊の宿泊先を『ホテル日航新潟ホテル日航新潟【公式】|日本海側随一の高層ホテル』にしたところ、素晴らしく感動した点がいくつかあったのでご紹介します。

 

 

 

①朝食・夕食のブッフェのサラダが塩と酢とオイルだけで食べられる

 

私の家にはドレッシングがありません。

サラダを食べるときは塩とオイルが基本で、時々そこにレモンを絞ったり胡椒をかけたり。

 

でも、外食時はサラダにドレッシングがかかっていることがほとんどなので、抵抗せずに食べてます。

 

ブッフェだったとしても、だいたいドレッシングが添えてあるところがほとんどなので、持ち歩いている塩をかけて食べるか、塩を忘れたときはドレッシングをかけて食べています。

 

なぜ家でドレッシングを使わないかというと、まず甘い(^_^;)

 

塩と油だけで充分美味しく食べられるのに、なぜ甘くするのか私には意味がわかりません…

 

そして、砂糖ならまだしも、異性化糖で甘みをつけてある場合が多いからなるべく避けたいという気持ちもあります。

 

ドレッシングをボトルごと用意してなければ原材料も見れないし…

 

外食する場合は、原材料だけでなく、それ以外のことも諸々無視して食べています。

 

だからイチイチ気にすることはないけれど、もし、ドレッシング以外で食べられるようにしてもらっているなら喜んでそっちを選びます

 

だから、このホテルのブッフェに、塩と胡椒が入ったミルと、ワインビネガーと、オリーブオイルのボトルが並んでいるのを見た時は

「おぉ!Lucky☆」

と思わずガッツポーズをしたくなるほどでした。

 

家での食べ方とほぼ相違なく外で食べられるなんて夢のようです。

…というと大袈裟に聞こえるかもしれませんけど、世間を見渡すとドレッシングもタレもソースも何でもかんでも甘いから時々うんざりすることがあります。

 

塩と酢とオイルだけでサラダが食べられるお店がもっと増えて欲しいなぁ…と思います。

 

 

 

 

②朝食の海苔が焼き海苔である

 

まぁ、これもちっぽけなことではありますが、私にとっては結構な重要ポイント!

 

ブッフェでも定食スタイルでも、だいたいのホテルの朝食には海苔がついてきます。

 

『御海苔』と書かれた個包装の海苔を開けると味付だった…というケースは割と多いです。

 

普段からおやつとして持ち歩いている海苔は焼き海苔だし、家でも焼き海苔でご飯を食べている身としては、できることなら外でも焼き海苔が食べたい。

 

…とか言いながら、添えてあれば味付でもいただきますが。

 

我が家では娘の希望で海苔巻きにすることがよくありますが、味付きだと、海苔巻きにする人間もそれを食べる人間も手がベタついてしまうので、添加物云々以外にも避けたい理由はあるのです。

 

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焼き海苔と味付海苔

特段ホテルのものと限らずに見ると、味付海苔は味がついているだけあって海苔の味がわからない…

 

どんな食べものも、濃い味付けが必要ということは素材の質があまり良くない場合が多いのです。

 

それを証拠に、味付海苔の中にはうっっす〜〜〜〜〜くて緑がかったものがあったりします

 

でも、個包装のものでも焼き海苔に緑のものは存在しません。

 

焼き海苔は、ほぼほぼ真っ黒で分厚い。

 

たとえ一番肝心な「海苔」の使用量が少なくても、味さえつけておけば “美味しく感じる” ようにつくられているのです。

 

焼き海苔はさほど誤魔化しがききません。

 

私はしっかりとした海苔が食べたいので、味付海苔より焼き海苔を歓迎したいのです。

 

 

 

 

③ノンカフェインのハーブティーが飲める

 

ハーブティーが飲めるお店は増えたけど、それがノンカフェインというお店はまだまだ少ないのが現状です。

 

ハーブに紅茶葉がブレンドされているものが多く、ハーブティーを指差して

「ノンカフェインですか?」

と尋ねると、首を横に振られるパターンは意外と多いのです。

 

私はカフェインが苦手で、普段からなるべく避けるようにしています。

 

カフェインをとると必ずカラダが反応します。

 

…とか言いつつ、何年か前までは普通にコーヒーも紅茶も飲んでいたし、1日5杯くらい飲んでた時期もありました。

 

今考えるとゾッとします…

 

「へぇ〜 カフェイン苦手なんだ… ふ〜ん」

と思ってこれを読んでいる人でも、実はカラダは歓迎してないという場合はたくさんあります。

 

カフェインは中毒性があるので麻痺しているのです。

 

カフェインもアルコールも砂糖も、やめるように言うと、逆ギレする人がいたり、

「じゃあ○○なら取ってもいいですか?」

「じゃあ、1日これくらいに減らせばいいですよね?」

とか言って、抜け道を探す人が多いことでもその中毒性がわかるかと思います。

 

1日5杯も飲んでいたときは、たしかにストレスの多い日々を過ごしていたときです。

 

カフェインのチカラを借りないとカラダが動かなかったのでしょうね。

 

まぁ、その辺の話は8/26 富山で開催予定の『オカンのための栄養学』でお話するとして…(申込→8月26日 やもりなおみさんのおかんのための栄養学講座

 

とにかく、カフェインを一切取らなくなると取ったときのダメージがよりハッキリわかります。

 

これは、アルコールも砂糖もグルテンカゼインも同じことです。

 

私はそれがわかったから、可能な限りカフェインを入れない生活をしています。

 

そんな私にとって、このホテルのブッフェのハーブティーは、ハーブ単体で用意されているものがあって本当に助かりました!

 

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 1日目はカモミール&ミント

 

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2日目はミント&アップルピース(ドライアップル)

 

おかげさまで体調を崩すことなく過ごせました☆

 

 

 

 

④納豆が小粒じゃない

 

これも海苔と同じく、人によってはちっぽけなことなのかもしれませんけど、私にとっては結構嬉しい!

 

ホテルの朝食についてくる納豆に、米粒ほどの小粒納豆があります。

 

噛み応えがないので豆の味がしない…

 

納豆は、やっぱり中粒か大粒に限ります。

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世間で売られている水煮大豆は大豆らしい大きさなのに、「納豆」という加工品になるとどうしてこうも小粒が多いのか不思議でなりません。

 

大粒大豆はコストがかかるの?

小粒大豆は納豆以外の使い道はないの?

乾燥状態の小粒大豆を見かけないのはなぜ?

とか考えると、なぜ納豆だけが小粒大豆なのか本当に謎に思えてきます(^_^;)

 

美味しくないのにw

 

梅干しも塩だけでつくられているものは少ないし、お味噌も醤油も減塩とか言いながらやたら添加物だらけにされていたり、たくあんだって絵の具の黄色とほぼ一緒だし、「無添加だし」って書いていながら蛋白加水分解物やらナンチャラエキスとかちゃっかり入ってるし…

 

本来、日本人はこういうもので命をつないできたはずなのに、伝統的なこれらがどんどん姿を変えていく…

 

なぜ、昔の姿のままではいけないのでしょうか?

 

そんなに、日本が消費しないといけないナニかがあるのでしょうか?

 

そんなに、かなりの工程を簡略化して量産しないと足りないのでしょうか?

 

 

まったくもって謎だらけです

 

 

だからこそ、私は今の活動をしているとも言えるのですが(^_^;)

 

 

 

現状を嘆いてばかりでは何も前には進まないから、このホテルのように私たち利用者のカラダのことを考えてくれる場所があるなら全力で支持したいのです!

 

 

外食では、美味しいより、カラダのことより、まずは楽しさを!

と思っていても、やっぱりこういうお店が増えてくれると嬉しいものです。

 

 

全国にあるすべてのホテル日航のブッフェがこうなのかはわからないけど、こうであって欲しいという望みは大いに持てるし、利用してみる価値はあると思っています。

 

 

少なくても新潟に行ったときはホテル日航を利用したいと思いました。

 

 

 

今回は食べものに関するものばかりでしたが、ホテルの従業員さんも素晴らしいホスピタリティを持った対応をしてくださいました。

 

新潟での宿泊は、ぜひホテル日航新潟ホテル日航新潟【公式】|日本海側随一の高層ホテルを。