授乳は何歳まで?ー2017.7.9現在の私の考えー
今日は、自分の反省点も踏まえて
『授乳』
に関するお話を。
子どもを産んだ女性にとって至福のときといえば『授乳をしているとき』
自分のおっぱいを一生懸命吸ってる子どもの横顔は本当に愛おしくて、力強くて、微笑ましい
母子のつながりを感じる一番の瞬間で、他の誰にでも与えられる時間ではないところがまた魅力の1つとも言える
特におっぱいトラブルなどがない場合なら、
「どんどん飲んで!」
と思ってしまう
でも、私は完母推奨派ではない
むしろ、母体の状態によっては人工乳に変えた方が良いと思っている
世の中はまだまだ『完母が素晴らしい!』という風潮があるようで、人工乳に抵抗を感じる女性は少なくない
人工乳に含まれている添加物の悪影響を訴える人もいる
まぁ、それはわかる
でも、だからといって、出ない母乳に悩んでいる女性たちのストレスを増大させては、誰のための完母なんだと思う
私は娘が3歳過ぎくらいまで授乳をしていた
2歳4ヶ月ほどのとき。こんなことができるようになっていたのに授乳していた
「えー!?3歳って、もうちゃんとご飯食べてたでしょう?!それなのに?!」
と驚かれる方もいると思うのだけど、
授乳というのは、ご飯代わりに与えるのはせいぜい生後1年とか1年半までくらいなもので、それ以降は母子の絆を深めるために続けている人が多いような気がする
事実、私はそうだった
長く授乳するほど母子の絆は深くなると思っていたし、子どもの満足度や愛されてる感は強くなると思っていた
いや、そういう利点は多少はあると思う
ただ、今思うと、
「なんぼなんでも3歳は長すぎたなぁ…」
という気持ちがある
1歳から離乳食をスタートさせたことを考えても長すぎる
それによって母子のつながりは深くなったのだろうし、娘の満足度や愛されてる感は増したのかもしれないけれど、それは授乳でしかつくりあげられないことか?と言われると少々疑問が残る
当時の自分を振り返ってみると、あの時の私は授乳することに執着してた感がある
母乳は、子どもの成長に合わせて成分が変わるという話を聞いたことがある
寝てるだけの子が、目が見えるようになり、手足が動くようになり、カラダを動かすようになり、声を出すようになり、首が強くなって、腰が強くなって、脚が強くなって、1年も経てば立つこともできるようになる
それはつまりどういうことかというと、今までできなかったことができるようになったり、カラダや頭脳が発達するたびにカラダの中にある栄養が使われているということ。
ということは、子どもは時が経てば経つほど、それに見合った栄養をどんどん必要とし、消耗していくのだ
だから、新生児〜乳児〜幼児という、カラダやあらゆる機能が発達していくときは、かなりの栄養補給が必要となる
…となると、
母乳にどれほどの栄養が含まれているのだろう?
意識の疎通がとれて、スタスタ歩くような子に与える授乳は、子どもにどれくらいの栄養がプラスされているのだろう?
という疑問が湧いてくる
もうしっかりと食事ができている子どもへの授乳は、子どもに渡す栄養の多さより、母親が失う栄養の多さのほうが大きいような気がしてならない
母親だって月経が始まるからだ
本人にとってはある日突然 再開した気になるけれど、気づかないあいだにカラダの中では月経を再開するための準備が行われているはず
と考えると、頭の中では、その前に授乳はストップしておきたいと考える
理想論だけど。
とはいえ、月経再開までの期間にハッキリとした良し悪しはないと聞いたことがある
早いから良いとか
遅いから良いとかはないらしい
でも、なんとなく個人的には、早すぎるのも遅すぎるのもカラダを整える必要があるような気がしている。
(気がしているだけなので決定的な何かを知りたい人は自分で調べてね)
まぁ、いずれにせよ、
『母親にとって授乳とは栄養を失っていくこと』
という言い逃れできない一面を充分理解した上で、それでも母子のコミュニケーションとして続けたい!
と判断したのなら、それに見合うカラダケアと栄養補給をした上で続けるのはいいけれど、
そうでなければ、自分で食事をモリモリ食べる子どもに関してはあまり必要がなく、それよりも、妊娠〜出産〜それまでの授乳によって受けたダメージを補うための時間に当てたほうが懸命
長年授乳をしていることによって肩こりや寝不足が続いている人も少なくないから。
ココロとカラダは一つ
ココロの満足感だけを求めていては片手落ち
母親は家族の太陽だとするなら、どちらとも満たせていける方法を見つけることは必要なのだと思う
(もし、万が一 2人目ができたなら1歳半くらいで終わらせよう)