手料理に自信をつけるための、たった1つの揺るがない方法

先日、尊敬するプロの料理人さんに

「料理のセンスがいい!僕と同じ感覚でビックリした!」

とお褒めいただき、感無量でした

 

 

もちろん、私がつくったものをその方に召し上がってもらったわけではなく、あくまでも文面だけで伝え、その反応として返してくださった言葉なので、実際に召し上がってもらったらたくさんのダメ出しをいただくのでしょうが、

 

常々、「味覚は鍛えられる!」と信じている私にとって、「料理のセンスがいい!」という一言は本当に救われました

 

 

「味の素は使うな!」という父の言葉を幼い頃から耳タコ状態で聞きながらも、実際には、大手メーカーのカレールーは使っていたし、焼肉のたれも市販品を使っていました

 

姉弟3人で一袋のポテトチップスを分けっこして食べなきゃいけない現実がイヤで、

「大人になったら一袋全部 1人で食べるんだ!!」

と心に誓い、

 

マーガリンを塗ってグラニュー糖をかけたパンを食後に2枚も食べていた高校時代を過ごし、

 

「仕事が忙しいから」と理由をつけて、コンビニおにぎりとカップ麺でお昼を済ませていた私が、

 

こんなにたくさんの人たちから

「なおみさんがつくったご飯が食べたい!」

と言ってもらえるほどのものがつくれるようになるとは自分でも驚きです

 

 

 

いや、そんな過去を過ごしてきたからこそ、

「味覚は鍛えられる!」

と強く思うのです

 

 

 

 

人は

「美味しいものを食べたい!」

という欲はあります

 

 

マメな人は

「美味しいものをつくりたい!」

という欲も出てきます

 

 

だから、1つの食材を目の前にしたとき、

「これで美味しいものをつくりたい!」

「どうやったら美味しくできるかな?」

と考えがちです

 

 

となると、多くの人は、

素材を触りまくる

調味料を入れまくる

という残念な行動に出やすい

 

 

“自分の手で美味しくしよう” とするから。

 

 

 

 

その行為や想いが、なぜ「残念」なのか?

 

 

 

答えはたった1つ

 

 

素材の味を無視しているから

です

 

 

素材の味を見ずにあれこれやっても、出来上がりは素材の味が消えてしまっている場合が多いのです

 

 

 

調理工程で素材の旨みが消えてしまったり、

調味料の入れすぎで素材の味が隠れてしまっていたり…

 

 

 

 

この1〜2年ほど、毎日のご飯づくりで心がけていることがあります

 

 

それは、

 

いかに手を加えないか?

 

ということ。

 

 

 

そのことを頭に入れておくと、五感が鍛えられます

 

本当の意味での「手抜き」ができます

 

『たったこれだけで、こんなに美味しいものができた!!!』

という瞬間が増えます

 

 

同時に、巷の料理レシピがやりすぎなことにも気づきますが(^_^;)

 

 

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(↑調味料は煮豚の煮汁だけという、昨日のラーメン)

 

 

 

私の講座では、いつも「五感を鍛える大切さ」をお話ししています

 

 

調味料の量だけじゃなく、

野菜の茹で時間

炒めものをつくるときの具材を加えるタイミング

お肉の焼き上がり具合なども、感覚でわかって欲しいのです

 

 

野菜の茹で時間もお肉の焼き上がり具合も、質問されるまではあえて言いませんが、質問されてもすべて「テキトー」としか答えません

 

「○分茹でます」

「△度で◇分焼きます」

と言うと、その数字だけを追ってしまうからです

 

 

なんでもかんでもマニュアル化が進んだ今、明日の命をつくる料理でさえもマニュアル化しないとつくれない人が増えている

 

30〜40代の女性でも非常に多い

 

 

そんな人に言いたい

 

自分の感覚を信じて!と。

 

 

いつもイマイチ味が決まらない人

もっと手軽にご飯をつくりたい人

調味料の減りが早いと感じている人

本当の「美味しい料理」をつくりたい人

 

そんな人は、

いかに手を加えないか?

やってみる価値はあります

 

 

 

どう味付けするか?

の前に、

素材の味を確認してみてください

 

 

味覚を含む五感はまだまだ鍛えられます!!!