料理も人生も失敗してなんぼ。〜頭でっかちなあなたへ〜

下の画像は、2日ほど前の夕飯です。

 

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野菜を買いそびれたため、家にあった少しの野菜と、冷凍しておいたこのとき(あなた…そのスジ肉の下処理、いろいろ無駄にしてますよ♪ 〜美味しいスジ肉料理をつくるための最大のポイント〜 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」)の牛すじでお鍋をしました。

 

 

牛すじといえば、すじ煮込み・どて煮・カレー・ポトフ・シチュー・トマト煮くらいしかレパートリーがなかったのですが、

「そうだ!牛すじ鍋にしよう!」

と思いついたので、それから

「はて…  牛すじをお鍋にするにはどうすれば美味しく食べられるかな?」

と考えて…

 

 

結局、このブログでも時々ご紹介している大好きな調味料  コラトゥーラ(瀬戸内コラトゥーラはイタリアンレストランで好評中 - 万能調味料・瀬戸内コラトゥーラ4つ星レストラン絶賛)で軽く味をつけておいて、

子どもは柚子を搾って食べ、

大人は柚子を搾り、新潟土産のかんずり(かんずり - 越後妙高 辛味調味料 オフィシャルサイト)を溶かし入れて食べました。

 

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完全なるひらめきですが、

「どうやったら美味しく食べられるだろう?」

と思った瞬間から、いろんなことを考えます。

 

 

 

お鍋だし、飽きずに食べ続けられる味付けがいいな…

 

ということは、あっさりサッパリと食べられたほうがいいな…

 

醤油や味噌を入れるとたくさん食べられないかもしれないな…

 

やっぱり柑橘類を搾りながら食べよう!

 

ちょっとピリ辛にして食べたいな…

 

この前買ってきたかんずりを使おう!

 

かんずりには柚子が入ってるから、搾る柑橘類は柚子にしよう!

 

となると、醤油よりも香りの弱いコラトゥーラかな…

 

 

といった具合です。

 

 

まぁ、導き出す順番はいろいろだし、実際は食べながら

「あ!あれ入れよう!」

と思いついたりもしますが。

 

 

 

 

ふと思いついてやってみたことが予想どおり、または想像以上のものにできあがったとき、人は調子に乗りますw

 

私も「私ってやっぱり天才!!」と思いました 笑

 

 

 

 

そういう奇跡を生むために、何度も何度も失敗しています。

 

 

 

プロフェッショナルも職人もそうです。

 

 

最初からできている人なんていません。

 

 

 

 

でも、何の失敗もせずにそこだけを手に入れたい人がいます。

 

 

そういう人の特徴として一つ言えることは、

 

すぐに答えを求める

 

 

 

これ、人生で失敗します。

 

 

 

 

自分で考えもせず、あれこれ試行錯誤もせず、いきなりプロフェッショナルや職人の域にいけるはずがありません。

 

 

 

でも、それを追い求めている人がいるのです。

 

 

 

 

技(テクニック)はセンスのもとに成り立っています。

 

 

センスとは、長年 磨き続けてこそ手に入るものです。

 

 

 

でも、多くの人は、技(テクニック)さえ手に入れば何とでもなると思っています。

 

 

しかも、それをたった数日・数ヶ月で手に入れようとする。

 

あまりにも無謀です。

 

 

 

頭でっかちになるだけ。

 

 

 

センスは頭だけでは発揮できません。

 

 

 

それなりに頭で考えることもあるでしょう。

 

 

でも、それは長年の積み重ねで得てきた、本人だけが持つことのできる様々な経験ありきのデータがあるからです。

 

 

数え切れない失敗があるからです。

 

 

失敗するごとに、その原因を探ってきたからです。

 

 

 

 

料理に関して言えば、

 

料理に正解などありません。

 

 

 

唯一『正解』があるとすれば、あなたが「美味しい」と思ったその瞬間が『正解』なのです。

 

 

 

プロが使う塩だから美味しいわけではない。

 

180℃で焼いたから美味しいわけではない。

 

20分炊いたから美味しいわけではない。

 

みりんを大さじ1杯入れたから美味しいわけではない。

 

無農薬野菜だから美味しいわけではない。

 

無投薬のお肉だから美味しいわけではない。

 

昔ながらの製法だから美味しいわけではない。

 

無添加だから美味しいわけではない。

 

 

 

でも、「だから美味しい」と思っている人は結構たくさんいます。

 

 

 

 

「美味しい」という感覚は、自分の中にあります。

 

外側にはありません。

 

 

 

プロの味覚とあなたの味覚はまるで違います。

 

 

 

ということは、プロの味覚を追い求める前に、自分の味覚を知ることが先です。

 

 

 

自分の味覚を知ると、自分の中での最高の「美味しい」を追い求めたくなります。

 

 

そうすると、料理がどんどんどんどん楽しくなります。

 

 

 

 

 

私が目指すのは、

 

無人島でも生き抜いていける人をつくること

 

です。

 

 

 

それを、おうちごはんによって実現しようとしています。

 

 

 

 

いつまでも計量スプーン・計量カップ・タイマーなどに頼り続けていては、自分の最高の「美味しい」にはたどり着けません。

 

 

いつまでもレシピを見ながらつくっていては、自分のセンスは一向に磨けません。

 

 

 

 

 

私たち日本人は、長年「考えなくても生きていける」と思わされてきました。

 

 

しかし、時代の変化とともに、「考えなくては生きていけない」状況になってきました。

 

 

 

動かなきゃいけないけど動けない

 

そういう人が山ほどいます。

 

 

 

戦後教育の弊害の一つです。

 

 

 

 

失敗したくない。

 

手っ取り早く答えが知りたい。

 

苦労せずに成功を手に入れたい。

 

 

 

気持ちはわかります。

 

でも、それによって手に入るのは中身空っぽの単なる情報なだけです。

 

 

 

どんな情報でも、使いこなせるように自分流にアレンジする必要があります。

 

 

でも、失敗したくない・手っ取り早く答えが知りたい・苦労せずに成功したい人は、知り得た情報をそのまま使おうとします。

 

 

すると、思い描いたとおりにいきません。

 

 

 

でも、そこでも考えないので人のせいにします。

 

もしくは、「私には向いていない」「やっぱり無理だった」「私はできない子」とシャッターを閉めて終わり。

 

 

 

 

そんな人生 楽しいですか?

 

 

 

 

 

ちょっと話が大きくなりましたが、、、

 

 

とにかく、まずやってみる

 

 

 

これによって得られる情報はたくさんあります。

 

 

それは、あなただけが持てる情報です。

 

 

 

何も、プロと同じ情報を持たなくてもいいし、他の誰かにならなくてもいいのです。

 

 

 

 

 

 

先日、だし風液体調味料を販売しているとある会社のHPを見ました。

 

デカデカと

「プロも愛用」

と書いてありました。

 

 

もしそれが本当なら(本当だと思うけど^^;)、

 

プロなんてそんなものです。

 

 

 

もちろん、ほんまもんのプロもいらっしゃいますが、そうでなくても「プロ」と呼ばれるのです。

 

 

 

そんな味覚を目指さなくてもいい。

 

 

 

とにかく、まずやってみて、自分の最高の「美味しい」を見つけてください。

 

 

 

必ず見つかります。

 

 

 

 

 

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