親指の怪我で見つけた自分の誇り
皆さま
新年明けましておめでとうございます。
今年もボチボチ更新していきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
わたくし、年末におせちの準備をしていまして、鰹節削り機で右手親指の爪を削ってしまい、出鼻をくじかれまして…
「さぁ!今からつくろうか!」
と意気込んだ直後だったので、幸先の悪いスタートになってしまったわけですが。
この怪我のおかげで改めてわかったことがありました。
それは、
自分がいかに指の感覚を大切にして料理をつくっているか
ということ。
普段から受講者の方々には、
「『美味しい』とは感覚です。自分の感覚を磨くと『美味しい』が生まれるよ」
と常々お話ししていますが、それはもちろん、『私自身が感覚重視だから』なのはわかっていました。
わかってたからお話ししてたわけですが。
これほどまでに感覚に頼っていたとは…
と、自分でもかなりの衝撃でした。
セロテープでグルグル巻きにしたり、絆創膏を貼ったり、右手だけ手袋をした状態でつくってたのですが、痛みはさることながら、何が一番困ったかというと…
塩ひとつまみの感覚が鈍る
これには参りました…
人差し指や中指の感覚は生きていても、テープや絆創膏+手袋越しの親指の感覚ってほぼゼロ…
麻酔されてるような手応えしか伝わってこず、自分がどれくらいの塩をつまんでるかなんてもうサッパリ…
以前、『煮物やお吸い物の味付け迷子にならないためのたった2つの方法 - やもりなおみの「食べること。暮らすこと。生きること。」』この記事にも書いたように、「味見は2回まで。3回目は確認だけ」でやっていますが、この時ばかりは3回か4回くらい味見をしてました^^;
そして、大根などの皮を剥く時の感覚も鈍りまくり…
どれくらいの厚みで剥いているかはすべて親指の腹の感覚にかかっているので、いちいち目視して確認しなければいけませんでした。
それでもなんとかできあがったので一安心なのですが。
よく聞く話ですが、人は何かを失って初めてその大切さに気づきます。
情けないことに、年末の私の怪我はまさにそれ。
でも、それだけ感覚を頼りにご飯をつくっている自分を誇らしくも思えました。
これだけ感覚を大切にしてご飯がつくれるってなんて幸せなことなんだ…としみじみ思いました。
怪我をしたことは不幸なことかもしれないけど、それによってかけがえのないものを見つけることができたのは本当に幸せです。
その幸せに気づくと、それを壊さぬように自分の中で大切に育もうとする気持ちが芽生えてきます。
それが『丁寧に生きる』ことにもつながるんじゃないかと思うのです。
大病をする
仕事を辞める
誰かと別れる
財布を落とす
家を無くす
親しんだ土地を離れる
宝物を失う
裏切られる
いろんな『不幸』はあります。
でも、所詮一つの現象であり、ハプニングにしか過ぎない。
その出来事を自分の中でどう捉え、どう消化し、どこに気持ちを向けるのか?
それによって、人は幸せにも不幸せにもなれます。
よく「幸せは自分の中にあるのよ」と言うのはそういうことですよね。
ハプニングはターニングポイントです。
良くも悪くも変わるチャンス。
せっかく訪れたチャンスなら、清々しい気持ちになれるような変わり方をしたいものです。
たかだか親指の怪我からの話が大袈裟になりすぎましたが、今回のことで自分の感覚を大切にしていこうと気持ちを新たにいたしました。
新しい年の幕開けには最適な気づきのお話でした。
あなたは幸せですか?
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